Here is

ここに居るよ!

■愚痴

2016-10-07 14:59:20 | 愚痴
義母は午前と午後の二回、外出する。
午前は近所の高齢者仲間の家でおしゃべり、そして午後は二時間ほど掛けてゆっくり散歩をする。
朝の9時過ぎに出掛ければ12時までは帰って来ない。
さすがにお昼になれば余所様にお邪魔になってはと帰ってくるが、それにしてもお昼まで居られるのは相手の家では困らないのだろうか。
お嫁さん(50代)はお勤めがあるので夕方まで帰って来ないそうで、孫たちも学校やアルバイトで遅いらしい。
お嫁さんの夫、つまり御婆さんの息子は療養中で自宅にいるが、これも日中は出掛けて(パチンコらしい)昼過ぎに帰るようだ。

そういう家だから、家族が誰も居ない午前にお邪魔するのは気楽らしく、週に何度かおしゃべりに行く。
他愛も無い世間話、噂話をして満足している義母は、家に帰ってくると私に色々と聞かせたいらしいが、私は余所の家の内情など興味もないので生返事で頷いているだけだ。
そんなことより昼ごはんくらい、自分で何とか食べて欲しいものだと言いたいが言えないでいる現状、日に三度もキッチンに立つのは苦痛になってきている私は、昼くらいは好きにさせて欲しいと切に思うこのごろなのだが、義母が元気でいる間は逃れられない現実でもある。


リビングと廊下を挟んで向かい側が義母の部屋になっているため、リビングでちょっと横になっていたいと思っても急に入って来られることがあるのでオチオチ横にもなれない。
それだけ嫁の私が未だに気を遣っていることを義母も気付いているはずなのに、少しは遠慮しろよ..と言いたくもなる。
自分は、自分の都合で気ままに暮らしているくせに、私を縛り付けていることには気づきもしない。
こういう生活を長年つづけていれば、そりゃー嫁もひねくれますわ。

そういえば、近所の同じ同居のお宅の婆さんが、「嫁は昼になってもご飯です..と呼ばない」と言って世間に文句を言いふらしてるらしい。
その家のお嫁さんは私と同世代で、やっぱり姑とは一緒にいたくないのか、自室に籠って手仕事をしているらしく、「お昼位、勝手に食べてよ」と思っているのは目に見えるのだが、姑に直接は言えないようで、お昼になっても声を掛けず知らんふりしているのだろう。
そもそも、元気でパワーがある姑であれば、自分のお昼くらい勝手に食べて片付けもして当たり前では無いのか。
お客様みたいに座って待っているだけの同居人など有難くも無いのだ。

どうも今の80代以上の高齢者は、嫁を家政婦扱いしているようで自分が同居してやっている..という上から目線があり、いろいろなブログを見ると同じような嫁の苦情が綴られている。
私達の年代では、息子や娘に頼らず、一人に成ったら施設や高齢者向けの住宅に暮らそうと考えている人が大勢いるのに、昔の人たちは子供が親の介護をするのも当たり前としてしか見ていない。
歳をとれば若い世代には邪魔になり、家の隅に追われて暮らすのは自然と言えば自然なことだと思う。
生活リズムも全く違う若い一家の中では、起床、食事、就寝、全て時間帯はズレて当たり前なのに、自分を仲間外れしたかのようなことを世間に言っているのは年寄りの僻みとしか言えない。


外に出れば高齢者だらけで、何処の住宅地やスーパーも年寄りでいっぱいだ。
昔は滅多に老夫婦二人で買い物をする姿など見なかったのに、今は老夫婦が仲良く買い物をしている。
仲が良いかどうかは別にして、他に買い物をしてくれる家族がいないのだ。
それに比べ、同居人の歳よりは与えられたものを食べていれば苦労は無い。
嫁という存在の有難さを思いもせずに、当然の顔をして食べていられる同居は手放せないはずだ。

幾つになっても食事の支度や家事を卒業できない一人暮らしや二人暮らしの妻というのも困ったものだ。
夫が料理をする気の無い妻には、いつまでも手が掛かる子供がいるような状態で、これもまた気の毒である。
我が家は、このダブルパンチを食らっていて毎日が愚痴だらけである。

■適齢期は必要

2016-10-06 09:02:54 | 愚痴
最近は結婚の適齢期は有って無いような時代だ。
何時の時代もそれなりの年齢より遅くなる傾向があると周り(親、親戚、知人、友人)の方がお節介的に探りを入れてくるのが常。
見合い制度?が強かった昔は、積極性に乏しかったり、結婚に大して乗り気でない当人より周りがお見合いを勧め、それが結婚への近道になったが、今はそういう時代では無い。

付き合いが軽くなったと言えば語弊があるが、結婚、離婚、再婚が難しくなくなったように、何度でもいつでも出来る..という時代になったことが、かえって最初の結婚に臆病になったと言えなくも無い気がする。

いま、60代の私が感じることの一つに、女性の結婚は早い方が良い..ということがある。
近所の、若くして10人近い孫がいる女性を見るにつけ、娘たちが母親を頼って日参するのを見ていると、たとえば、子供が風邪をひいてしまい他の子供の面倒が見られないと言って連れて来たり、下の子の出産のために上の子の面倒を見てもらいたいとか、とにかく、頼れるのは双方の親ということになる。
夫の母親という義理関係では遠慮と気遣いが先行してそう簡単には行かないことが多い。
「持つべきは娘」..と言うのは当然だろう。

娘なら自分の母親が一番だろうし、親もまた娘には同じ女性として支えてやりたいという気持ちが強いはずだ。
甘え、甘えられるという構図が自然に出来るのも実親の良いところだ。

その上で、出来れば若い婆さん、爺さんじゃないと無理、ということもある。
体力的に無理が利かない高齢になっての孫守りは、無理をすれば自分に負担が掛かる。


そんなことを色々考えると、やっぱり結婚、出産は若いうちに...と思うのが当然かと思う。
本人も若く、親も若いということは千人力..と言っても過言では無い。

老いた親と自分の幼い子供の面倒を看ることになる晩婚型は苦労する、と言っては大袈裟だろうか。