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2016年4/25追記 100㎞超のローカル線、三江線廃止か?

2016-04-26 21:01:42 | 政治経済問題
三セク方式なら30~40億円投資 JR三江線巡り自治体  :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO99992270S6A420C1LC0000/

2016/4/23 6:15

 広島県三次市と島根県江津市を結ぶJR三江線沿線の3市3町で構成する三江線改良利用促進期成同盟会は総会を開いた。第三セクターなど新方式で同線の運営を続ける場合に30億~40億円の設備投資が必要との試算を明らかにした。維持費としては年間で約8億5000万円がかかる見込み。

 三江線は西日本旅客鉄道(JR西日本)が廃線を検討中で、試算は実務担当者らによる検討会議がまとめた。設備投資には車両や車両基地の整備・維持管理を含む。鉄道事業の運営方法は三セク方式のほか鉄道設備を行政が保有して事業者が運行する上下分離方式などを想定した。同盟会は今後、路線存続に関する検討結果について住民説明会を開催する予定だ。



<JR西>三江線、廃止も検討…人口減、利用低迷で(毎日新聞) - goo ニュース

10月16日 13:57

広島県三次市と島根県江津市を結ぶJR三江線(108.1キロ)について、JR西日本が全線廃止も選択肢として検討していることを両県に伝えていたことが分かった。湯崎英彦・広島県知事らが取材に明らかにした。沿線の人口減少に伴う利用低迷が理由とみられる。JR西は16日、沿線の安芸高田市と三次市にも考え方を伝えた。

 湯崎知事によると、JR西側から今月5日、三江線の今後のあり方について副知事が説明を受けた。湯崎知事は「非常に厳しい状況にあるとのことだから、廃止も含めた検討をされると受け止めている」と述べた。今後については「一番大事なのは、地域住民にとってできるだけ便利な公共交通機関が維持されること」として、同線の継続やバスによる代替などを話し合いたい考えを示した。

 また、島根県によると、JR西側から副知事に対し、三江線の今後を検討するという趣旨の電話連絡が今月上旬にあったという。鴨木朗・地域振興部長は「三江線が抱える厳しい状況や、沿線自治体などによる観光対策が乗客増加につながっていないとの指摘は受けたが、廃止という文言は出てこなかった」と話した。

 三江線は1930年に島根県内で一部開通し、75年に全線が開通。国鉄の分割民営化後、JR西が運行を引き継いだが、利用は年々低迷。1日1キロ当たりの平均通過人員を示す輸送密度は昨年度は50人で、92年度の6分の1以下になるなど赤字が続いていた。

 全線廃止が決まれば、廃線が許可制から届け出制に変更された2000年の鉄道事業法改正以降、JR西管内では初めてとなる。

 広島、島根両県の沿線6市町は10年3月、三江線活性化協議会を設立。地元での利用拡大を呼び掛け、観光キャンペーンを展開していた。しかし13年8月に島根県西部を襲った豪雨で橋脚が流失するなど甚大な被害を受け、運休を余儀なくされた。JR西と島根県が約10億円をかけて復旧させ、約11カ月後の昨年7月に全線再開にこぎ着けていた。【加藤小夜、藤田愛夏、曽根田和久】



JR西が三江線の全線廃止検討へ 利用者減少、広島県に連絡 - 47NEWS(よんななニュース)

2015/10/16 12:29 【共同通信】

 JR西日本が、広島県三次市と島根県江津市を結ぶ三江線(約110キロ)の全線廃止を検討していると広島県に伝えていたことが16日、分かった。利用者が年々減少していた。湯崎英彦広島県知事が記者団の取材に答えた。

 広島県によると、JR西の幹部が5日、県庁を訪れ、廃止を含め、存続の可否を検討していると述べたという。

 湯崎知事は記者団に「できれば継続することがありがたいが、人口減もあり、厳しい状況は事実。沿線住民にとって持続的可能な公共交通機関を構築することが大事だ」と述べた。三江線は1975年に全線開通した。



三江線を廃止方針 JR西日本、利用低迷で17年度にも

中国新聞 2015/10/16

 三次市と江津市を結ぶJR三江線(108・1キロ)の全線廃止の方針を、JR西日本が固めたことが15日、分かった。2017年度の廃止を想定しているとみられる。利用低迷による赤字が理由で、16日にも沿線市町に方針の説明を始める。通学や通院で使われている中山間地域の生活路線だけに、自治体や住民の反発も予想される。

 三江線が廃止されれば、100キロを超える本州のJRローカル線の全線廃止は初めてとなる。代替となる公共交通は、学校や病院などをルートに含めたバスを運行する方向。JR西はすでに一部の沿線自治体に訪問する意向を伝えており、現在の運行状況や廃止の方針などを説明する構えだ。

 三次市、川本町など広島、島根県の6市町に35駅がある同路線の1キロ当たりの平均輸送人員は、JR西が発足した1987年度は1日458人だったが、14年度は50人と約9分の1まで減った。14年度の旅客運輸収入は約2300万円で、赤字が続いている。沿線の人口減少が続く中、JR西は将来的に採算を維持するのが困難と判断した。

 6市町とJR西は10年3月、利用促進を目指して三江線活性化協議会を設立。これまで地域住民に乗車を呼び掛けたり、観光キャンペーンを展開してきたが、長期的な利用拡大にはつながっていない。



一度も乗ったことがないけど、過疎地域を走る路線だから、存続は難しいかも。

この線は、かなり迂回するルートとなっているため、山陰・山陽の連絡線(陰陽連絡線)としての存在意義にも乏しいようである。

ちなみに、陰陽連絡線は今、伯備線と智頭急行(因美線経由)が実質的に担っているほか、SL運行で有名な山口線、さらには同じ山口県内の陰陽連絡を担う美祢線が存在する。

広島と三次を結ぶ芸備線は非電化ながらも、比較的運行頻度は高いが、その先を行く三江線は1日わずか5本程度。内、全線直通運行列車はわずかに2本である。

ただ、100㎞超にも及ぶため、バスの代替輸送という点はネックとなるが、1日わずか50人程度しか利用していないとなれば、もう、限界だろう。

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1 コメント

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Unknown (砂けいば)
2015-10-16 16:55:05
JR東海管内からも近い将来廃止路線が
でるかもしれませんね。
リニア開業と引き換えに。

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