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高松宮記念杯競輪2016回顧 4日間制G I 最低の売り上げに終わる

2016-06-21 23:58:18 | 大レース回顧集
画像ソースはデイリースポーツ。


関連記事:6/19 名古屋・高松宮記念杯競輪 新田祐大がカマシ捲り決めた!


【名古屋・高松宮記念杯】新田が宮杯初制覇!リオ五輪切符逃し発奮 ― スポニチ Sponichi Annex 競輪

新田が初めて宮杯を手にした。平成28年熊本地震被災地支援競輪・G1「第67回高松宮記念杯」の決勝戦が19日、名古屋競輪場で行われ、新田祐大(30=福島・90期)が優勝。賞金2890万円と「グランプリ2016」(12月30日、立川)の出場権利を獲得した。新田のG1優勝(4日制以上)は15年9月の松戸オールスター以来3度目。なお、G1初決勝の郡司浩平が2着に入り、2車単(2)(6)5370円(22番人気)の波乱となった。

 レースは人気を二分した中部勢の前受けから始まった。新田はその後ろ、4番手からのスタート。赤板前から動いた平原が腹をくくって先行態勢に。その3番手で浅井と郡司が併走する流れ。このチャンスを新田は逃さなかった。

 「前夜から山崎さんが新田祐大になったつもりでレースの組み立てを考えてくれた。その気持ちに応えたいと思って走った」

 1コーナー目がけての仕掛けで平原をねじ伏せて最終バックを奪う。雨走路の中、11秒1のハイラップでゴールへ一直線。昨年のオールスター以来となるG1優勝に笑顔がはじけた。

 リオ五輪切符を逃した新田。2020年の東京こそという思いで今年4月、自転車競技チーム「ドリームシーカー」を立ち上げた。初陣となった6月の台湾トラックカップ。計4種目全てでチーム所属選手が金メダルを獲得。新田自身もスプリントを優勝した。

 「(リオ五輪に行く)中川誠一郎さん、渡辺一成さん、脇本雄太君には五輪で頑張ってほしいが正直、悔しい思いもある。日本一とは言われても、世界で通用しないのが自分の中でしゃくにさわる。(世界と戦うアスリートとしてだけでなく)競輪選手としても活躍できるよう、この活動を続けていきたい」

 7月8日からの伊豆ジャパントラックカップに参加予定。9月まで“両立”する日程が詰まっている。「それもクリアしてグランプリに向けて頑張りたい」。日本最速の男は高いハードルを自らに課し、夢へと突き進んでいく。

 ◆新田 祐大(にった・ゆうだい)1986年(昭61)1月25日生まれ、福島県会津若松市出身の30歳。県立白河高卒。05年7月プロデビュー。通算成績は758戦252勝。通算取得賞金は6億2899万円。主な優勝は第68回日本選手権競輪(15年)、第58回オールスター(15年)、第67回高松宮記念杯(16年)。1メートル73、87キロ。血液型O。


【名古屋・高松宮記念杯】地元・吉田敏8着…初G1の夢無念 (競輪) [ 6月20日 ]
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『被災地支援競輪第67回高松宮記念杯競輪(GI)レポート』 最終日編

決勝戦 レース経過

 号砲が鳴ると浅井康太が最内枠から出て、浅井に吉田敏洋―金子貴志で中部勢が前団。新田祐大―山崎芳仁、平原康多―諸橋愛、単騎の郡司浩平、村上義弘で周回を重ねる。

 平原は青板のバックから早めに上昇を始めて、赤板手前で誘導を降ろして先頭に立つ。平原に諸橋が続き、浅井は関東勢を出させて3番手で郡司と併走。その後ろも吉田―金子(イン)と単騎の村上、新田で併走となる。主導権を握った平原が、後続の隊列を確認しながら緩めて打鐘を通過。別線の動きがなく、平原は先行の腹を固めて徐々にペース上げる。新田は外併走から4コーナーで踏み込んで反撃、平原の先行で最終回へ。

 逃げる平原が懸命に合わせるが、新田がグングンと加速して前団に迫る。スピードに乗った新田が、力任せに最終バックで平原をとらえる。山崎は新田に遅れて、浅井に踏み勝った郡司がまくりで新田を追いかける。立て直した浅井は、インを突いて諸橋をどかして直線へ。

 まくりで前団を飲み込んだ新田が、そのままセーフティーリードを保って押し切り優勝。1車身差の2着に郡司、3着に浅井が入る。



<11R>

高松宮記念杯決勝の号砲が鳴り響くと1番に飛び出したのは地元コンビに任された浅井康太。中部勢の後ろには新田祐大と山崎芳仁が陣取り、平原康多が率いる関東コンビ、単騎の郡司浩平、村上義弘と並んで隊列は落ち着く。

 赤板前に誘導を斬って平原が先頭に立つと、その3番手で浅井と郡司が併走する形に。新田は後方で前団の様子をうかがい、誰も仕掛ける素振りはなく、平原はグッとペースを落として打鐘を迎える。平原はそのまま打鐘過ぎ2センターから踏み込んで先行態勢に入ったが、新田の巻き返しも早く、最終ホームから猛スパート。諸橋愛のけん制をスルリと交わして前団を飲み込んだ新田祐大はそのままゴール線へ1番乗り。昨年のオールスター以来、3度目(4日制以上)のG1制覇を果たした。

 「今回は決勝に乗ることが目標だったけど、優勝できて嬉しい。予想外の展開で難しいレースになってしまったけど、あそこしかないと思って仕掛けました。(まくり切った後も)名古屋が得意な村上さんもいるんで、後ろに山崎さんがいると思って最後まで踏み込みました。たくさんの人達に支えられてここまでこれたのでありがとう、と伝えたいです」

 2着には郡司浩平(写真)が入り大健闘。まくった新田に切り替え気味に踏んで表彰台入り。

 「今日は単騎だったので警戒されないと思ってました。あの展開であの(関東の3番手)位置は譲れないので引けませんでした。でも道中も終始、余裕がありました。最後は態勢を整えていったんですけど、前とちょっと離れてしまいましたね。(惜しくも準優勝という結果となったが)逆に取れなくて良かったんじゃないですかね。目標ができましたし。脚力的には戦えることがわかったので、あとは戦い方ですね。今度はこういう舞台で単騎じゃなくてラインの競走をしたい」

 内々に包まれる形で苦戦を強いられた浅井康太(写真)だが、最終3コーナーで諸橋をすくって3着に突っ込んだ。ただ、外を踏むレースができず、トーンは低い。

 「吉田(敏洋)さんにも鐘先行は期待してないって言われてたし、これが自分のスタイルなので。でもホームカマシか最低、昨日のレースみたいな走りができればと思っていたんですけどね。仕掛け切れずに終わって悔いが残りますね。調子自体は今日が一番、良かったので。単騎の人が動かなかったのが誤算ですけど、でもまあ展開を作れなかった自分が悪いし後ろの先輩に迷惑をかけてしまった」

 悲願のタイトルへ地元ファンの期待を背負い戦った吉田敏洋だが、最終的に自分で外を踏み込むも8着に終わった。

 「全て(浅井に)任せた結果なので。今日のレース、優勝はできなかったけど、(タイトルが)手の届くところまできていることがわかったし、タイトルへの意識はさらに強くなった。(浅井は内に包まれて結果的に苦戦を強いられたが)浅井君も3着に入っているわけですし、自分からとやかく言う必要はない。2016年、後半戦へ向けて俄然、やる気がでてきました」。悔しさを力に変え、悲願の初タイトル奪取の日まで己を磨き上げる。 

 平原康多はまくられ7着。今年初のG1決勝で意気込んだが結果は出ず。

 「力不足ですね。自分は自分の先行をしてまくられているので。でも、出し切って終わったので嫌な感じはしない。(別線の動きが少なく予想外の展開となったが)まあでもいつも自分は鐘で出て誰もこなければ駆けるつもりでいるので。今回は単純に力負けです」



平成28年6月19日

名古屋の高松宮記念杯はGIなのに売り上げは年金効果も無く悲惨な結果。

これから競輪界はどう成るんでしょうね、閑散としたスタンド風景、そして売り上げ低下、これを補うには数(場外発売)に決めた模様。

65歳を越えたファンが7割以上を占めてるのに、車券を買われてる金額は限られてる事を考えたら、これだけやったらファンの財布は疲弊して、その内に何もかもがダメに成る日は案外早く来るかも知れませんが、私達は、お上がやる事に従うしか無いし、各施行者は全員が公務員。辞令で競輪課に居るだけなら、任期の間しか考えないのは当然。夢も希望も無いとはこの事。

あまりにも高松宮記念杯が低調だったから、つい悪い事しか浮かばず淋しい文章を書いてしまいました。

何か打つ手はあると思います。それは口先だけでなく「ファンあっての競輪」と心底思われてるなら、ファンが何を望んでいるか、他の公営競技がやってない実のある改善をすべき。



昨日も書いたけど、世界(選手権)で勝つしかない。

昨日、日テレ系でラグビーのテストマッチ中継があったのだが、多分、ワールドカップを除くと、地上波での生中継は、20数年ぶりだと思う。それ以前は必ず中継されていた。

なぜ復活したのか?

それは、去年のワールドカップで予選落ちながらも、南ア相手に金星を挙げるなど、3勝したからだろ。

私が競輪を覚えた頃は、世界選手権は「勝って当たり前」の大会だった。

それが今や、参加することに意義を感じるだけだろ。

それじゃ、食いつきは弱いって。

4年後に東京で五輪があるんだし、それまでに少なくとも世界選でメダル争いに加われるような実績を作ってみろよ。

さすれば、「違う意味」で、競輪は注目されるようになるよ。


高松宮記念の優勝は◎を付けた新田祐大。2着はハマの貴公子、郡司浩平が入り、地元の先頭で発進するんじゃないかと勝手に想定した浅井康太が3着に入り、3連単は何と9万6850円の特大配当。

終わってみれば優勝しか狙わない新田に、連日離れ気味だった山崎芳仁は厳しいと読み、思い切って新田―全―全の56通りで取り込めたと反省しても後の祭りとはこの事でした。

明日からは一斉にFI・FⅡがスタート。ナイター、ミッドナイトも花盛り、聞く処によればオートレースに続いてボートレースもミッドナイトをジャンジャンやるとか。

競輪界には暗いニュースばかりでも、仕事は続きます。

別府FIには弟(専務)が取材に行ってます。期末の生き残りレースが今月一杯は焦点。A級の選手はS級のボーダー91・6。

そしてチャレンジに落ちたくない選手は最低でも80点オーバー。S級は96・8ぐらいの攻防とか。

1班の点数は、ダービーが2回開催され、今年はオリンピックイヤーで外国人レースが無かった事で跳ね上がり、104点は必要が選手間で囁かれてるので、ギリギリか少し不足してる選手は当然勝負駆けの3日間に成るので、車券戦術に生かして下さい。



【競輪】高松宮記念杯は新田祐大が制圧 昨年のオールスター以来となるG1優勝(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

デイリースポーツ 6月19日(日)17時35分配信

「高松宮記念杯・G1」(19日、名古屋)

 11Rで決勝戦が行われ、新田祐大(30)=福島・90期・SS=が打鐘4角からまくって1着。昨年9月のオールスター(松戸)以来、通算4回目のG1(SSカップみのりを含む)優勝を飾った。

 単騎ながらも、最終的に新田を追う形になった郡司浩平(神奈川)が2着、中部勢の先頭で臨んだ浅井康太(三重)が最終3角で内を突いて3着に入った。

 ヒーローの新田は「(ラインを組む)山崎(芳仁)さんが『僕が勝つレース』を一緒に考えてくれたおかげです。それで気持ちが入りましたね」と勝因を挙げた。




2016/06/19(最終日)第11レースS級決勝 2425m(6周)先頭固定競走 雨:風速 1.0m

1 2 新田 祐大 30 福島 90 SS 11.1 捲くり B
2 6 郡司 浩平 25 神奈 99 S1 1  車身 11.0 捲くり
3 1 浅井 康太 31 三重 90 SS 1/2車身 10.9
4 5 村上 義弘 41 京都 73 SS 1  車身 11.0
5 4 諸橋 愛 38 新潟 79 S1 3/4車身 11.2
6 7 金子 貴志 40 愛知 75 S1 1/4車輪 11.0
7 3 平原 康多 34 埼玉 87 SS 1/2車輪 11.4 H
8 8 吉田 敏洋 36 愛知 85 S1 1/4車輪 11.1
9 9 山崎 芳仁 37 福島 88 SS 6  車身 11.8


枠番二連勝複式 2=5  1,550円(7)
枠番二連勝単式 2-5  2,110円(9)
車番二連勝複式 2=6  3,290円(15)
車番二連勝単式 2-6  5,370円(22)
三連勝複式 1=2=6 17,600円(60)
三連勝単式 2-6-1 96,850円(292) 
ワイド 2=6 750円(10) 1=2 660円(7) 1=6 3,020円(36)


新田祐大が4度目のGI制覇を果たしたが、4日間制大会はこれが初めて。

青龍賞では、5車並びの関東勢を粉砕、続く龍虎賞では山崎芳仁を微差抑えて逃げ切りを果たし連勝。

だが、準決勝では思わぬ展開になった。

竹内雄作以下の中部勢の先制に加え、山田英明に先捲りを放たれたことで発進するタイミングを逸し、4角では何と最後方。ところが、直線だけでゴボウ抜きし、終わってみればギリギリ3着通過。思うにこれが、新田を優勝へと導いた一番の要因だったように思う。

GIは特に準決勝が勝ち上がりの中で最も厳しい。前2走の内容が良くても、準決勝で苦杯を舐めるというケースは多い。逆に、そんな準決勝だからこそ、諦めずに着を残したときには、決勝で、「やれる!」という自信が出てくるものなのである。新田はまさにそのことを今大会で体現した。

決勝は平原が成り行き先行のような形となり、浅井が郡司との3番手争いで内に包まれる展開となったことから、残りあと1周手前からスパート。マークの山崎は千切れ、結果、追ってきたのは郡司だけのような形となったが、そのまま押し切って優勝。

今年は4つ行われたGI大会で全て決勝戦に進出している新田だが、名古屋、そして静岡でそれぞれ行われた日本選手権では、いずれも準決勝では1着突破しながらも、決勝は勝ちきれなかった。今回はその雪辱を果たした格好となった。

郡司はGI初優出ながらも、浅井との3番手争いを制する形を作って準優勝。一方、浅井は位置にこだわるあまり、3位とはいえ、不完全燃焼のような内容に終わった。

あと、デビュー1年未満ながらも今大会がGIデビューとなった吉田拓矢について触れておこう。

一次予選は2周逃げて2着、二次予選は最終1センター8番手から捲り上げて2着と結果を残したが、準決勝では武田豊樹と大塚健一郎が初手から後位を競るという、吉田にとってみれば「願ってもない展開」になったはずなのだが、武田がジャン2センターで落車したことで動揺し、主導権を取ったものの、浅井康太に見事に捲られてしまった。

このあたりが、まだまだ新人なのかな、と思う所以であるが、これも経験と考え、今後に繋げてもらいたい。

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