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「公営だからなぁ」でも有名な張本勲の実績とは

2017-06-16 11:41:56 | スポーツ
張本勲は、打者として本当に偉大だ。あっぱれ!な記録5つをほめ殺す。〈Number〉(Number Web) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170614-00828253-number-base @YahooNewsTopics

6/14(水) 11:01配信

「喝!」のおじさん、張本勲は、野球の裏も表も知るすごい選手だった。くやしいがあっぱれだ! 

 読者各位の中には、日曜の朝、四角い顔の血色のいいおじさんが発する「喝!」の声にむかむかしている人も多いのではないか。

 そう張本勲。「なんであんなに偉そうなんだ!」と思いながらも、ついつい見てしまう。「炎上商法」という言葉が辞書に載れば、「張本勲を見よ」なんて書かれそうだ。

 私も毎日曜日、むかむかしながら見ている。

 しかし今どきの若い人がむかむかするのとは、ちょっと違う。

 私はこのおじさんの現役時代を、この目で見ている。そして記録マニアとして、この人の記録を嫌というほどいじってきた。張本勲は同い年の王貞治とともに、アンタッチャブルと言ってよい記録を樹立した、野球史上の偉人なのだ。

 そんな偉い人が、横丁のアクの強いご隠居みたいに、なぜ若い者に「喝!」とか言うのか! 

 若い読者各位よりも、私の「むかむか」の方が、さらに強い。つい朝のトーストを焦がしてしまうほどだ。

 今回は、「喝!」のおじさんがどんなすごい選手だったかを紹介する。「よいしょ」では決してない、「ほめ殺し」をしようと思う次第だ。

あっぱれ!その1。アンタッチャブルな通算安打記録。
 張本勲は、NPB史上唯一の3000本安打者である。NPBの安打数5傑はこの面々だ。

 1位 張本勲 3085安打 打率.319
2位 野村克也 2901安打 打率.277
3位 王貞治 2786安打 打率.301
4位 門田博光 2566安打 打率.289
5位 衣笠祥雄 2543安打 打率.270
5位 福本豊 2543安打 打率.291

 NPBでは2500本以上も7人しかいない(7位は金本知憲の2539安打)なかで、際立っている。しかも終身打率.319は、歴代3位。

 張本は今の日本ハムの前身である東映に入り、1959年から1975年まで在籍、その後、巨人、ロッテと移籍した。

 張本在籍時の東映は1963、1964年に150試合制だったことがあるが、キャリアの大部分は130試合前後。今より1割も少ない試合数で、3000本をクリアした。

 私は巨人・坂本勇人に「張本超え」の期待をひそかに抱いているが、今のところ金田正一の400勝、王貞治の868本塁打とともにNPB史上のアンタッチャブル記録と言えるだろう。

 ああ、むかむかする。


あっぱれ!その2。日本で唯一の「生涯トリプル3」。
 3割、30本、30盗塁を1シーズンで達成することを「トリプル3」という。長打と走力を併せ持つ稀有の選手だけが実現可能な大記録だ。

 張本は記録していない。1963年に33本塁打、41盗塁しているが、シーズン打率3割以上を16回も記録しながら、この年は.280、惜しくも大記録を逸している。

 しかし張本は、キャリアでは打率.319、504本塁打、319盗塁だ。通算3割、300本塁打、300盗塁を「生涯トリプル3」とするなら、張本はこれをクリアしている。これはすごい。NPBでは1人しかいないのだ。打って走って大活躍した長嶋茂雄でも、打率.305、444本塁打、190盗塁なのだ。

 NPBよりもはるかに長い歴史を持つMLBでも、通算3割、300本塁打、300盗塁を揃ってクリアしたのはたった1人、ウィリー・メイズだけ。打率.302、660本塁打、338盗塁。

 メイズは「コンプリートプレイヤー」と呼ばれたが、張本はそれに並ぶ存在なのだ。

 むかむか。

あっぱれ!その3。野村克也さえいなければ……。
 張本と言えば、「安打製造機」と言われる。

 しかし、それだけではなかった。中軸打者として本塁打も打点も稼いでいた。

 ただこの時期のパ・リーグには野村克也という、飛ばすことなら張本より上のスラッガーがいた。打率以外のタイトルは、野村にさらわれることが多かったのだ。

 野村克也は1961年から'68年まで、8年連続で本塁打王、'62年から'67年まで6年連続で打点王を記録しているが、この間に張本は本塁打で3回、打点で4回野村に次ぐ2位になっている。

 野村克也がいなければ、張本は打率以外のタイトルを7つもとっていたことになる。

 それでも三冠王になったシーズンはないが、'60年代、張本はリーグ最強打者の座を野村克也と争っていたのだ。

 ああ、むかつく。

あっぱれ!その4。セ・パ両リーグで.350をマーク。
 張本勲は1976年に日本ハムから巨人に移籍した。前年最下位に沈んだ長嶋巨人を立て直すために、大型トレードで加入した。

 この年、張本は打率.355を記録。しかし激しいデッドヒートの末に、中日の谷沢健一に.00006差という史上最も僅差で敗れ、2位に終わった。江藤愼一(中日、ロッテ)に次ぐ両リーグ首位打者はならなかった(のちに内川聖一が、横浜、ソフトバンクで両リーグ首位打者になっている)。

 しかし両リーグで打率.350をマークしたのは張本勲だけ。リーグが変わり、投手が変わっても、張本勲はトップクラスの安打製造機であり続けたのだ。

 むかむか。


あっぱれ!その5。打撃妨害での出塁が10回!
 最後にトリビアな記録を。

 打撃妨害とは、打者が打とうとしたときに、バットがミットに接触した際に宣せられる。打者は一塁に進み、打席は増えるが打数はつかない。

 狙って取るものではなく、偶然とされるが、張本勲はこの打撃妨害が10回もある。ONも野村克也も、一度も記録していない。

 この記録にはオーソリティがいる。中日で活躍した外野手の中利夫だ。この選手は首位打者、盗塁王も獲得しているが、実に21回も打撃妨害で出塁している。捕手寄りに立ってぎりぎりまでバットを振らなかったからだとされる。

 2000安打以上では、張本勲の打撃妨害10は山内一弘と並ぶ多さだ。

 ちなみに松井秀喜は、エンゼルス時代の2010年に1年で4回も打撃妨害を記録している。

 故山口瞳が「張本は、どうしても出塁したいときに奥の手を使った」と書いていたように記憶する。

 中利夫、山内一弘、張本勲、松井秀喜に共通するのは、野球に対する執念深さだ。野球の裏の裏まで知り尽くした選手ならではの「奥の手」だったのではないか。

 打撃妨害はめったにないが、現役選手がこの記録で出塁した時に、張本勲は「あっぱれ!」というか「喝!」というのか、見ものだ。

現役時代から、ほれぼれするようなヒールぶりだった。
 1975年8月5日、高校生の私は日生球場で近鉄、日本ハム戦を見ていた。6500人という発表が空しいほどの薄い観客席。すでにスポーツ紙には「張本、巨人移籍?」の見出しが躍っていた。

 一塁側の近鉄ファンから「はりもとおー、お前は悩みを持っている。試合どころやないはずや!」のヤジが飛んだが、そのあたりをちらっと見た張本は、柳田豊から本塁打を打った。何とも憎たらしい、しかしほれぼれするようなヒールぶりだった。

 張本は、左打席で高くバットを構えると、テークバックを一切せず、しかもノーステップでそのままバットを振り下ろした。

 巨人に移ってからよくテレビに映るようになったので、草野球で真似をしたが、難しかったのを覚えている。

 このおじさんに関するいろんなことを頭に思いめぐらしながら、私は日曜日の朝を迎えている。

 来週も、「サンデーモーニング」を見ると思う。あの四角い顔を見てむかむかするために。

(「酒の肴に野球の記録」広尾晃 = 文)



ところで、私の母親は巨人ファンだったにもかかわらず、張本のことは嫌っていたな。

一番の理由は、張本が打率を落とさないため、消化試合になると「休んでいた」こと。

もちろん、巨人ではそのようなことは許されなかったが、東映時代にそのようなことをしばしばやっていたのは確か(東映・日拓・日ハム時代、全試合出場したシーズンは17年間の在籍中、わずか2シーズンのみ)

「王さんは消化試合でも休まないのに、張本は『すぐ休む』」

ってよく言ってたよ。

また、なぜか「パリーグ」とは言わず、「パシフィック」と言っていた(同様に、「セリーグ」とも言わず、「セントラル」としか言わなかった)が、「見る気がしない」といって毛嫌いしていた。

その理由が、上記の張本と、下記の野村の二人がいたから、ということらしい。

張本は上記の理由であるが、野村は「現夫人」(南海時代は愛人)のことが理由。


あと、野村克也からは「徹底して嫌われている」。

その理由。

「張本は打つだけやった。守備には全然興味示さへんかった」

「そんな張本が後輩選手のエラーに向かって『喝!』だって?笑っちゃうね」

よって、野村は確か、サンデーモーニングには(元チームメイトだったものの、鶴岡一人親分の子飼いだった大沢啓二が死んだ後)一度しか出演経験がないはず。
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