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ネーミングが悪すぎる:「日本ファーストの会」

2017-08-10 11:33:23 | 政治経済問題
下手をすると、

「日本についに極右政権が誕生したんだね」

とみなされ、世界中から警戒されかねない。

というか、今の安倍政権もまた、「立派な極右・カルト政権」(日本会議と創価学会の「傀儡政権」)だけど。


「日本ファーストの会」設立。民進分裂でまず野党第一党。自民から合流で一気に政権選択政党になる可能性(高橋亮平) - Y!ニュース

高橋亮平 | 中央大学特任准教授、NPO法人Rights代表理事 8/8(火) 6:01

いよいよ「日本ファーストの会」設立、その影響は日本新党時より大きくなる

8月7日、若狭勝 衆議院議員が記者会見を行い、「日本ファーストの会」を設立した事を明らかにした。

これによって政界再編が一気に動き出す事になる。

若狭氏は前日の6日にフジテレビの番組では、「民進党の将来を見限って離党の決断をしたことは、2大政党制に向けた大きな気持ち、情熱があると感じている。今後協議していくことになる」と話しており、4日に民進党の離党を表明した細野豪志 衆議院議員との連携も示唆している。

いわゆる「小池新党」については、昨年の知事選の最中から最も早くその可能性について高橋亮平コラムで書き続けてきた。

先月もその可能性について『区割法施行で8月の内閣改造直後に解散か?国政での「小池新党」誕生とその影響は?』(https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashiryohei/20170720-00073455/)を書いたばかりだ。

この当時は、多くの評論家の方々が「年内解散なんてありえない」等と指摘をされたが、1年前から国政政党としての「小池新党」を予測していた事も含め、ようやく指摘して来た事が現実になってきた。

このコラムの際にも書いた事だが、過去の選挙においても都議選直後の国政選挙では、都議選の傾向を大きく受ける可能性が高いという事だ。

比較される事の多い1993年の日本新党が都議選で獲得した票は、わずか561,746票。今回の都議選における共産党・公明党にも満たない。獲得議席も当時の日本新党は公認が20人、推薦を入れても27人だった。

この日本新党が、直後の第40回衆議院総選挙では57人を擁立、小池百合子現都知事も含めて35人が当選しているのだ。

この事から考えると、今回の都議選における都民ファーストの会の55議席ということの凄さがあらためて分かるはずだ。


先日のコラムでも紹介したので詳しい数字はそちらを見てもらいたいが、過去の都議選とその後の衆院選の獲得票の推移を比較すると、そのグラフはかなり似たような傾向になる事は、既に指摘して来た通りである。都民ファーストの会の場合、その支持はメディアを通じたイメージで広がっていったところが大きく、全国放送で報じられた事によって、その影響力は東京に限定される事なく広がっていると考えるべきである。

地域政党の影響力は地域に限定される等と指摘される事があるが、みんなの党の時の状況などを見ると、都議選で獲得した都民ファーストの会の影響力は、そのまま「日本ファーストの会」の支持として全国に広がる可能性は高い。


「日本ファーストの会」設立によって民進分裂、政界再編が一気に動き出す

今後の「日本ファーストの会」だが、まずは、「国会議員5人」の政党要件を満たして、国政政党化が第1段階となるわけで、これまでも、長島昭久 衆議院議員、渡辺喜美 参議院議員、松沢成文 参議院議員などの議員の名前を出してきたが、ここに来て、「小池新党」の今後の規模感は第三極から野党第1党へとその影響力も大きくなって来ていると言える。

その行く末に最も大きな影響を与えそうなのは、民進党所属議員の動向だろう。

冒頭にも書いたように、今月4日に細野豪志 衆議院議員が民進党を離党する事を表明した。

先日のコラムでも書いたように、都議選の投開票の当日夜、民進党の藤末健三政調会長代理が離党届を提出。

都議選前には、長島昭久 衆議院議員が離党している。

都議選前から予測しているように、民進党の離党ドミノは、都議会同様に国会でも起こって行く可能性が高い。

細野氏や長島氏の離党に際しては、「一人で離党してどうする」と指摘をされたが、その背景には、彼らが民進党の中で派閥的なグループを形成していたリーダーだったからだ。

「長島グループ」と言われた「国軸の会」には5人の議員が所属しており、今回の民進党代表選にメンバーである北神圭朗 衆議院議員を立てる動きを模索している。

「細野グループ」と言われた「自誓会」は、もともと細野氏を代表選にということでできたグループで14人が所属するが、前回の民進党代表選では、このグループは蓮舫氏を応援した。

表面的には、グループの代表だけが離党した形だが、政党の受け皿ができれば、今後こうしたグループからも離党ドミノが起きる可能性もある。

今回の民進党代表選では、保守の前原氏とリベラルの枝野氏の全面対決で、代表選後に分裂、前原氏側は小池新党との連携も等とも噂される。

一方で、過去を振り返って見ると、日本新党による躍進は紹介した通りだが、この衆議院選挙で公募から募った候補者の中で、ただ一人当選したのが枝野幸男 衆議院議員だった事も一応紹介しておきたいと思う。

また前回の民進党代表選を戦った玉木雄一郎 衆議院議員を応援した若手議員の動向も気になる。

いずれにせよ「日本ファーストの会」による政界再編の大きな要素に民進党の今後の動向が関わる事は間違いない。

民進党からは、既に様々な層がそれぞれ小池新党に向けた接触をしているように聞こえてくる。

民進党の若手中堅の中には、かつて自民では候補者が埋まっていたため出られず民進党から出馬した議員も多く、その層には官僚経験者など優秀な人材も多い。

「日本ファーストの会」が直近の国政選挙で成果を出すためには、全国に優秀な候補者を用意する必要があり、その意味では、民進党からどの層が合流するのかは非常に大きな要素になると言える。

既に「日本ファーストの会」による政界再編は、「第三極」というレベル感ではなく、次々回の選挙では「政権交代を狙う」と言えるような、野党第1党を次の選挙で実現するような政党になりそうな気配である。

さらに、もう一つ重要なのが、自民党からの合流である。

7月に書いたコラムでは、「都知事選の際からコラムにも書いてきたが、都知事選の際に秘書を出して裏小池選対を作っていたと言われているのが石破茂 衆議院議員と平将明 衆議院議員である。また小池氏と非常に親しいと言われている議員としては、野田聖子 衆議院議員などもいる。自民党を割って、こうした議員が出てくる事になると、小池新党は台風の目どころか、政権選択政党という事になってくる可能性もある。石破氏が総理になりたい事は、以前から言われている事であるが、現状の自民党の中では清和会と大宏池会の2大勢力が構成されつつある中では、党員には人気があったとしても、総裁選で勝つことはなかなか難しい。小池氏も知事をいきなり辞める事は考えにくい中では、次の総選挙における野党の総理候補のポジションは空いていると言えば空いてる。」と書いた。

今回の内閣改造で発表された第3次安倍第3次改造内閣では、まさにこのキーパーソンの可能性があった野田聖子 衆議院議員が総務大臣に、河野太郎 衆議院議員が外務大臣にと抜擢された。

官邸側にも万が一にも自民党から離党などあってはならないという牽制の意図も見えるように思う。

永田町の中では、自民党は既に「ポスト安倍」の動きが加速しつつあり、大宏池会の岸田文雄 衆議院議員で着々と準備する中、二階俊博 幹事長は、岸田に渡すぐらいなら清和会も経世会も石破でまとまるのではないかと発言し始めていると言われる。

今回の内閣改造では入閣しなかった石破茂 衆議院議員が、自民党の中でどう評価されて行くかが大きな分かれ道になりそうだ。
毎回書いている事だが、野党再編では「政権選択政党」までは届かない。

2016年8月に書いた『「小池新党」ができれば雪崩を打ち日本の政局を大きく変える可能性がある』
(https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashiryohei/20160803-00060681/)でも触れたように、過去に成功した新党は、いずれも自民党を割って出てきた議員たちが作った政党である。

もう一度、自民党までもを巻き込んだ政界再編に広がって行く事を期待する。



但し、日本ファーストの会はネーミングももちろんだが、面子も弱すぎる。

若狭勝、長島昭久、渡辺喜美、藤末健三に加え、細野豪志の5人は、いずれも、党内で立場を失った、「はぐれ議員」だ。

これに、前原か枝野のいずれかの(グループ)が加わったところで、「地に足のついた」政治ができるのかね?

また、自民党の議員も加わるとかいう話だが、安倍内閣の陣容を見ても分かる通り、400人以上の国会議員を有しながら、自民党には大臣になりうる人材がほとんどいない。何せ、「やる気が全く感じられない」、江崎鉄磨なる人物が大臣に就いたほどなんだから。

ということは、数だけ見れば、確かに「大きな政党」になりうる可能性は秘めているが、今のままだと、新自由クラブ、国民新党、みんなの党といった政党のようになりかねない。

そもそも、政権を担う政党作りはそう簡単にできるものではない。

結党わずか3年で解党の憂き目に遭った、小沢一郎が率いた「新進党」が好例。

民進党も、今や風前の灯火で、こちらも、3年ちょっとの政権経験だけで解党しそうな雲行きだ。

一方、自民党は結党60数年経過し、ほとんどの期間は与党であるが、「三バン議員」が横行して傲慢な態度が目立つ議員が少なくなく、公募上がりの議員はスキャンダルだらけ。こんな内情を抱える政党なだけに、大きな内紛が起これば、こちらも直ちに分裂するのがオチだろう。

さすれば、小沢一郎に限らず、「作っては壊し」の日本の政党事情なわけだから、小沢が提唱する、「オリーブの木」が、今の日本には一番合った政党政治ではないかと考えられるのだが。

但し、日本ではオリーブの木がなぜ「育たない」のか?

それは、自民党の政治姿勢に「憧れる」政治家が少なくないからだ。

「元祖・オリーブ政権」と言っても過言ではない、細川護熙 非自民・非共産政権がわずか8か月で倒れたのは、武村正義が竹下登と通じていたために、「反 竹下登」の急先鋒だった小沢一郎との関係が悪化し、小沢が武村解任を迫ったものの、細川がそれに応じなかったために、これ見よがしにとばかりに、「佐川急便事件」なる、半ば自民党の「でっち上げ事件」を許したことに起因する。

また、長島や細野、それに前原の発言を見る限り、明らかに、自民党を意識しているのが分かる。

そして、小池百合子とて、自民党の「極右スタンス」には共鳴している。

「アンチ自民党」を標ぼうしているのは、小沢一郎と日本共産党、それに社民党ぐらいなもんだ。

だから、民進党は「共産党を取るのか、取らないのか」でいまだに揉めている。ひいては、それが解党に繋がりかねないにもかかわらず、「譲れない姿勢」のようだ。

都民ファーストの会もまた、極右思想を持つ議員が少なくないと聞く。

日本ファーストの会が仮に政権の座に就いたところで、果たしてどれだけ持つ、というのだろうか?

こうなったら、いっそのこと、板垣英憲の受け売りではないが、「小沢一郎・挙国一致政権」を誕生させたほうがよっぽどマシというものだ。

そうしたほうが、諸外国も日本との交流が「しやすくなる」。

とりわけ、そのことを待望しているのは中国だろう。

北朝鮮問題では、背後にアメリカから「銃剣を突き付けられている」ような現状だからね。

アメリカだって、「仲立ち」する国(=日本)が入ってほしいと内心は思っているはず。

でも、隷米色が強すぎる、安倍政権ではそれが望めないから、アメリカは、北朝鮮問題については事実上、日本を「外して」交渉せざるを得ない。

そろそろ、日本の政治も、国内だけの政争に明け暮れるのではなく、世界を広く見渡してもらいたいもの。

さすれば、安倍晋三が謳う、「俯瞰外交」の本当の意味が分かるというものだ。
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