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元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

オールスターオートレース回顧

2007-04-30 18:10:26 | 大レース回顧集

第26回オールスターオートレースは30日、快晴の川口オートレース場で優勝戦が行われた。

試走タイムは次の通り。

1 佐藤 裕二 3.32

2 有吉 辰也 3.32

3 池田 政和 3.31

4 浦田 信輔 3.33

5 荒尾   聡  3.34

6 田中   茂  3.30

7 金子 大輔 3.34

8 山田 真弘 3.34

スタートは田中が立ち遅れ。荒尾がまずは1周センターを「先マイ」し、続いて山田、 有吉、池田と続く展開となり、浦田は5番手あたり。

4周回で有吉が山田を交わし2番手浮上。浦田も徐々に追い上げてくるが、田中はまだ後方の位置。

6周回目に入り、有吉が荒尾を差して先頭に立つ。浦田も差なく3番手へ完全に浮上。

その後は有吉、荒尾、浦田、さらに漸く4番手まで浮上してきた田中という順。しかし実質の優勝争いは前の3人の様相。そして最終周回1センターで逆転劇が起こる。

荒尾が有吉を再度抜き返し、さらに浦田も続く。有吉は3番手に後退し、さらに浦田が荒尾に迫るも荒尾がそのまま押し切ってSG悲願の初優勝。2着浦田、3着有吉と飯塚勢が上位独占。さらに飯塚勢はオールスター5連覇を達成した。

2002年の最優秀新人賞に輝いた荒尾。

スタート時の強烈な飛び出しを武器に、瞬く間にトップクラスへとのし上がり、SGでも日本選手権やスーパースターで3着を経験するなど、あと一歩のところまで来ていた。

今回は試走時計はメンバー中一番よくなく、そのため人気を落としていたが、スタートでは思い切って出て行けたし、おまけに有吉に一旦抜かれても全く動じず、浦田の出方を伺いながらも、有吉を再度抜き返すタイミングを図っていた。

浦田、田中が牽引する形となっている現在の飯塚勢ではあるが、ここに荒尾も加わることになった。ますます層が厚くなる一方の飯塚勢。その中において、思い切ったレース振りを常に身上としている荒尾が、今後もSGタイトル獲得を重ねていくことに期待したい。

浦田は試走で滑ってしまい、レースでも初手はそのあたりの影響が出ていた。ただ今回は荒尾の出来がすばらしく、2着でも上出来だったのではないか。

有吉は本当に惜しい一戦を獲り逃した。荒尾を捌いた時点で優勝は目前と思われたが、道中、荒尾と浦田を引き離せなかったことで次第に余裕がなくなり、その結果荒尾に痛恨の逆転を許した。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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決まりですな (筑豊の虎)
2007-04-30 20:29:19
今年のレースオブザイヤー決定ですな!!(笑)
これを超えるレースはないでしょう!!
すばらしい (Bank of Dream)
2007-04-30 20:55:24
最後の最後で逆転というレースは、10周戦ではそうそうないですからねぇ。

ちなみに去年のレースオブザイヤーは、荒尾が勝ったスーパースター王座決定戦の3日目のトライアル戦でした。

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