公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

平尾昌晃のオートレースとの「出会い」

2017-03-10 07:43:20 | オートレース
【平尾昌晃・生涯青春】(22)オートレース全6場のファンファーレも製作:平尾昌晃・生涯青春:スポーツ報知

2017年3月8日14時0分 スポーツ報知

私は酒は飲まないし、好きだったマージャンもたばこの煙が肺に悪いからやめた。昔はゴルフもそこそこで「スーパーミヨチャン」という競走馬も所有したが一番はまったのはオートレースだ。きっかけは俳優の山田真二さんの誘いだった。昭和36年、JALで「今年の年男」を集めて富士山を遊覧飛行する企画があった。羽田空港に戻ってくると山田さんが「平尾ちゃんこれから空いてる。面白い所行かない」と。当時、大井にあったオートレース場に連れて行かれた。

 レース場に足を踏み入れると「バゴーン」という爆音が…。腹の底まで響くマシンの音が耳にこびりついた。「これってロックと一緒じゃないか」。エレキギターの音やスピード感のあるロックのリズムに似ている。若い頃からスピード好きだったが一瞬でとりこになってしまった。地方公演で羽田を利用する時は、ちょくちょく寄っていた。ミッキー・カーチスは本当にレーサーで走ったりしていたが、ロック野郎はそんなDNAがあるような気がする。

 オートに夢中になるとレースを統括するJKAオートレースの偉い人と知り合う機会も増えた。会う度「選手が入場しているのに、音楽がないと寂しくないですか。競馬でも入場してくる時のテーマ曲やファンファーレがあるじゃないですか」と進言。結局全6(現5)場のファンファーレを制作し、川口オートのテーマ曲「ぶっちぎりの青春」(歌・ささきいさお)を作曲した。1992年にはオートレース・アドバイザーとして外部の人間ながら1か月に1回のオート会議に出席し、いろいろ好きなことを提言していた。今は、年1度の会議のみ参加。今度、永井大介や佐藤摩弥ら現役選手らのコーラスを入れた「ぶっちぎりの青春☆NOW」が先月22日にジュウバコより発売されたので良かったら聴いてください。僕は、阿部光雄君と飯塚将光君とも仲良しだった。

 オートはSMAPの森(且行)君の参加でマスコミから注目を浴びる。前から付き合いのあった川口所属の福田茂選手と森君が六本木のライブハウス「スパッツ」に来店していた。彼はロックやツイストも好きで芸能人らしくない地味な服装だった。そのうち福田君が「こいつオートの選手になりたくて、もう志願書を出したんですよ」と打ち明けられた。トップアイドルだったが彼の意思は相当固かった。森君が入ってから女の子のファンも多くなった。今は女子レーサーも増え、男子レーサーにも負けず劣らずいいレースをして楽しませてくれる。ヘルメット外すとみんなカッコいいですよ。皆さんぜひレース場に来てください。

(構成 特別編集委員・国分 敦)


オートレーサー・永井大介選手「平尾さんはとにかく気さくな方です。自分がデビューする前ですが、養成所まで足を運んでくださり、訓練生たちにお話をしていただいた時が初対面でした。オートレースを愛してくれて、いろいろなところでPRしていただき、心から感謝しています。平尾さんが主催するチャリティーゴルフにも声をかけていただいたことがあり、本当にお世話になっています。先生が作曲した『ぶっちぎりの青春☆NOW』(2月22日発売)ではコーラスで参加してご迷惑をおかけしました。またオートレースを観戦しにいらしてください」

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