hirottiさんから情報を頂いた競艇オフィシャルWebのBBS、「競艇討論会」の中(このスレッドの中に出てきます)で、登録番号3215の選手のブログに、今日から競艇の賞金が大幅に削減されるというニュースが掲載されてあった。
http://blog.livedoor.jp/miru3215/archives/50345115.html
これによると、
・賞金王決定戦の優勝賞金はついに1億円ではなく1千万円減の9000万円。
・賞金王決定戦&賞金王シリーズ以外のSGの優勝賞金は300万円減の3700万円。
・同様に賞金王シリーズは200万円減の1400万円。
・同様にG1は各地区選手権を除き、周年・ダイヤモンドカップ・MB大賞・高松宮記念に加え、特別G1である、新鋭王座決定戦・女子王座決定戦・競艇名人戦も「全て」650万円。
・同様にG1各地区選手権はなんと「半額」の450万円。
・同様にG2は200万円減の400万円。
・同様にG3の企業杯・女子、新鋭リーグ戦は84万2000円。
・同様に一般戦も地元のオールスター選手が集結するGW・お盆・正月開催は84万2000円、そうでない場合は64万円。
と相当に大幅な減額となった。
とりわけ賞金王決定戦の9000万円というのは相当な衝撃である一方、他のSG(賞金王シリーズを除く)は300万円程度の減額に止まっている。
一番「梃入れ」が図られたのがG1で、ついに特別G1も周年も各地区選手権を除くその他G1と同様に650万円に減額されたというから「驚き」。
そして伝統を誇るG1各地区選手権はなんと「半額」。
さらにG3以下のクラスはもっと減るね。
確かにこれまで競艇の賞金は「高すぎる」という意見があちらこちらで見られた。
日本のプロスポーツの中で最も平均年収が高いのは競艇選手であり、その額約2千万円。ところがコンドル日記にも書いてあるが、なんと総額25%減だという。
TOOL4より
ビックリニュースは、赤字に苦しむ競艇界が、来年度からは賞金25パーセントカットが決定したとの事。開催場を撤退させるよりはで、選手会も涙を呑んだんでしょう。これで記念は650万(従来は1千万)、年末の賞金王レースも1億を割るとか。一般は半額も考えられる大英断。
ま、私の記憶では、確か20年ぐらい前だったか、競艇の年間売り上げが1兆5000億円ぐらいのときで、周年で600万円か700万円ぐらい。SGだと1500万円ぐらいだったのではないかと思う。丁度20年前といえば、第一回賞金王決定戦が開催された年だが、そのときの決定戦の優勝賞金は確か3000万円だった。
その後、91年には2兆2千億円ぐらいにまで売り上げが伸び、その後売り上げが下がって以後も賞金額はどんどん跳ね上がっていったが、ここにきて「身の丈にあった」というか、適正な金額に「戻った」というと語弊があるか。
しかも20年前というと、SGは年間5開催だけだったし、新鋭王座戦も女子王座決定戦も競艇名人戦もなかった時代。また、G3格の開催は皆なかったね。
ということは、賞金額だけを見れば、SGを除けばG1以下のクラスは20年前ぐらいに戻ったということがいえる。
ま、かなりの衝撃度なわけだが、それにしても何で3215の選手のブログやコンドル日記でその「詳細」を知るしかないのか?一番報じなければならないのは競艇オフィシャルWebだろ!
加えてスポーツ紙においても一切掲載なし。一体何をやっているのか?
こういったニュースこそ、真っ先にファンに知らせる必要があるもんだろ。変なところで隠蔽まがいなことするなよ。
物事は隠そうとすれば今のネット社会の中では余計バレ、広まり易くなるのだから、情報公開をもっと積極的に行えば多少はイメージアップにつながる(?)と思うのですが、「笹川」の名前が蔓延っている時点で期待する方が無理かも。
競艇といえばスポーツ紙や業界紙などに多大な「広告費」を投じ、その結果完全にマスコミを牛耳っているという話も聞きます。
「お客様第一主義」ではなくて、マスコミ第一主義。客はマスコミから情報を得るのが当たり前とみられてもおかしくないですね。
しかし今の時代に通用しますかねぇ?
ここまでの賞金の大幅減額について、私も最初は正直信じられないと思いました。確かに「競艇討論会」の書き込みにはいい加減なスレが多く、さらにスポーツ紙や競艇オフィシャルWebでもこの件について一切お知らせがなかったので、疑問に思い、このサイトのコメント欄に書かせていただきました。
これを書いて思ったのですが、賞金について、競馬や競輪については各ホームページを見れば分かるのですが、競艇の賞金については、競艇オフィシャルWebをアクセスしても何も書かれていませんね。
さらに競艇オフィシャルWebに苦言を書くとするなら、選手の善行等の「いいお知らせ」については、どうでもいい事まで大々的に書いてあるのに、選手の不祥事や賞金の削減等、「悪いお知らせ」については我々が知りたくても何も書かない・・・・。
最後に、賞金額が高いのは確かに分かるのですが、下位レースを中心に、ここまで大幅に賞金の削減を行なえば、選手会からの反発も「必至」に思えるのですが・・・・。それでも応じたという事は、競艇界はもう崖っぷちの状況なのでしょうか・・・・。
登録番号3215の選手のブログが決め手となった他、今日付けのコンドル日記にも書かれていたので、競艇の賞金大幅減額は「確定」的なものになりました。
しかしながら、競艇界というところは「おかしな」ところですね。賞金総額大幅カットの件なんて、逆に待ち望んでいた「ファン」もいたはず。それをなんでいまだ公式Webですら掲載しないのかが分かりませんね。加えてスポーツ紙も載せようとしないし。
nisshiさんも関連して書かれていますが、隠蔽まがいなことをやると逆に客が不審がって、
「ではファンサービスも削るんじゃないか?」
などと勘ぐる可能性もあるわけで、しかも競艇王CCや賞金王決定戦の出場メンバーはもちろん獲得賞金で決まるわけですから、本当ならばいの一番にオフィシャルでこの事実を知らせるべきなのです。
しかも今日から新賞金体系というのになぜいまだ知らせることができていないのか?よく分かりませんね。
ま、G3以下の賞金減はかなりのものになりますが、減った分、選手は死に物狂いで戦い、常に1着を取る競走を心がけてもらいたいものです。
好意的に見ればそれが本決まりになっていないので発表できなかったのかもしれません。
それと1億円という賞金というのは一度決めると「なかなか」下げられないもので、どうしても日本人とすれば、「1億」という数字は永遠のあこがれの数字なんで少しでも割ってしまうと9000万円が8000万円に下がること以上に大きなショックとなります。
ま、競輪のグランプリが06年度も優勝賞金1億円を維持するそうなんで、競輪に常に対抗意識を持つ競艇とすれば競輪の決定にしたがって「修正」したということでしょうか?
もっとも、競輪も07年度には大掛かりな賞金体系の見直し(というか、大幅削減。4着以下には賞金なしなど。)が検討されています。すると・・・
競艇も「やはり」競輪に倣うんでしょうか?
http://homepage2.nifty.com/zenkyoro/topic2.htm
日本財団が賞金を出すというのは筋が違うように思うのですが、どうでしょうね。
それよりも競艇だけはいまだ進まぬ交付金削減問題のほうが先決であり、それをスケープゴードするために選手の賞金総額を大幅に削減したとなったらこれまた「筋が違う」ということになるんでしょうね。
しかし、それでも25%ダウン・・・