公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

中山大障害回顧

2005-12-25 10:29:19 | 大レース回顧集

伝統の第128回 中山大障害は24日行われた。

今年は有力馬が何頭か揃い、混戦ムード。1番人気は1年ぶりの出走となったイルミネーションジャンプSで2着の昨年同レース2着、12・メジロオーモンドが1番人気。未勝利を勝った後出走した京都ハイジャンプで快勝した6・テイエムドラゴンが2番人気。東京オータムジャンプを勝った11・バローネフォンテンが3番人気。

1・マイネルマルカートが先頭に立ち、バローネフォンテン、10・メジロベイシンガー、9・アズマビヨンドあたりが続き、テイエムドラゴンが中団、メジロオーモンドは後方の位置で最初の大関門・大竹柵障害へ。

全馬全て飛越を終え、逆回りに入った時点でバローネフォンテンが先頭に立つ。少し離れて5・マイネルユニヴァースあたりがやってきたが、それほど順番の入れ替わりがなく、続く大関門の大生け垣障害へ。

ここも全馬飛越を終えた。順回りに戻ってメジロオーモンドが一気に仕掛けると動きが熾烈になっていき、向正面では5〜6頭ぐらいが固まる展開となったが、3角あたりでテイエムドラゴンが一気に仕掛けると他はついていけなくなり、メジロオーモンド、バローネフォンテンといったあたりはズルズル後退。4角では完全にテイエムドラゴンが先頭に立った。

中山グランドジャンプとは違い、直線に置き障害がないことからテイエムはその後後続を大きく引き離すばかり。2着争いはメジロベイシンガーと3・テレジェニックが争っていたが、直線半ばで、2・メルシーエイタイムが一気に浮上して2着。テイエムはメルシーに何と9馬身の差をつける圧勝だった。3着はメジロベイシンガー。

バローネフォンテンは11着、メジロオーモンドは12着と大敗した。

3歳馬の中山大障害制覇というのは68年12月に行なわれた第61回のタジマオーザ以来37年ぶり2回目の快挙。そもそも3歳馬の時点で障害転向をする馬も少ないことから歴史的快挙となったテイエムドラゴンだが、かつての秋の京都大障害時代を振り返ってもいわゆる秋の「両大障害連覇」というのも88年のヤマニンアピール以来なく、これまた快挙。となれば、まだ3歳の身だし、唯一障害馬としてJRA顕彰馬に輝いているグランドマーチスの再来という見方も十分できるというもの。

しかしながらテイエムドラゴン、平地時代は全く見どころがなく、7月函館の未勝利戦以外は馬券の対象にさえなっていなかったという馬だった。

ところが3歳平地の未勝利戦がなくなり、「普通ならば」リストラやむなしの状況に追い込まれて障害転向したところ、10月の京都未勝利戦を圧勝すると、続くG2京都ハイジャンプは西谷誠が騎乗してこれまたアズマビヨンドを4馬身ちぎって優勝。ちなみに今回騎乗の白浜雄造はそのときアズマビヨンドに騎乗していた。

この圧勝により、未勝利戦で勝利させた白浜に鞍上が戻った今回も京都ハイジャンプと同様に、道中中団あたりをキープし、勝負どころで一気に勝負をかけるという競走で他をまたぶっちぎった。

飛越がうまいというよりも、レースの仕方が実にうまいという馬。これからもタイトルを量産していくだろう。久々に現れた障害の超大物といっても過言ではなかろう。

メルシーエイタイムは前がバテたところを一気に追い込んで2着を確保。10番人気であったことから波乱に一役買った。こちらも3歳馬で、伝統ある中山大障害史上初めて3歳馬のワンツーフィニッシュとなったわけだが、こちらは今年2月の小倉新馬を勝ったもののその後勝利できず、平地は見切りをつけられて未勝利を勝っただけで今回の一戦に臨んできた。

テイエムドラゴンとは実力差がまだ大きいものの、来年以降はテイエムと障害界を牽引していくことだろう。

メジロベイシンガーはしぶとく前々勝負したものの最後バテてしまった。メジロオーモンドは向正面で勝負をかけたところで終わり。バローネフォンテンは距離が長すぎたか。

ジャンル:
競馬
キーワード
オーモンド 京都ハイジャンプ メルシーエイタイム グランドマーチス テレジェニック 東京オータムジャンプ ネーション グランドジャンプ
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