それにしても、橋下徹・新知事決定って早かったなぁ。
NHK大阪では20:55より大阪府知事選の開票速報番組が放送されたが、アナ氏が開口一番、
「橋下氏の当選が確実になりました。」
と報じた。
ま、橋下氏が勝つのはあらかた分かっていたとはいえ、出口調査によると6割強以上が橋下氏に投票したとか。開票情報すらまだ届いていない状況での当選確実なんて、過去の首長選挙ではお目にかかったことがない。
橋下氏は東京・渋谷の生まれだが、小学校5年生のときに大阪に転居。府立高校屈指の進学校である、北野高校に進み、高校3年生のときには、全国高校ラグビー選手権に出場。WTBとして東西対抗試合のメンバーにも選ばれ、高校日本代表候補にも上がった。
その後、早稲田大学政治経済学部経済学科へと進み、25歳のときに司法試験に合格。現在は大阪市内で自らの弁護士事務所を構えている。タレントとしての橋下氏については、皆さん承知であろう。
一方、橋下氏はかつて、よからぬ噂が立った商工ローンの顧問弁護士を務めており、また、光市母子殺害事件弁護団に対する懲戒請求を呼びかける一方で、自らはそのことをほとんどフォローしないなどといった、いわゆるスタンドプレーが目立つといった指摘も受けていた。
また政見放送では、自らが掲げた公約は一切言うことなく、
「公約を掲げた以上、議会を味方に取り入れて実行していかなければならない。」
という言い方に終始し、有権者の中には鼻持ちならない奴と映った人もいたと思う。
もっとも、子育て支援とか、大阪府の抜本的改革といった、本来ならば民主党推薦者が訴えなければならない公約を力点においた。とりわけ女性層の支持が高く、また20・30代の有権者の7割方は橋下氏に投票したと見られる。
ま、大阪府ってところは、財政再建団体転落寸前という背景もさることながら、とりわけ日本の中では浮いた存在、つまり、「大阪民国」と蔑まされている有様。橋下氏自身が大阪のイメージの悪さを嘆いていたが、イメージの悪さどころか、大阪はすっかり世間の笑いものにされているという点をこれから変えていかねばならない。
とはいっても、そう簡単に大阪民国のレッテルは剥がれないけど。
全国都道府県知事の中では最も若い、38歳の橋下新知事が果たしてどのようにして大阪を変えていってくれるのか?まずはお手並み拝見といった、悠長なことを言ってられない現状である手前、橋下氏には就任早々より、大阪府の抜本的な改革に着手してもらいたいものである。
タレント弁護士が圧勝とはならない。
まともな人間が書くことじゃないね。
人格を疑われますよ。
今の都知事だって議員時代から選挙になると『裕次郎の兄』を前面に出していたし。
他にも「ダーッ!」とか「ファイヤー!」叫ぶだけの格闘家、スキーやスケートの五輪メダリスト、力士、女優などがが政策論争抜きで簡単に当選している現状を見ると「また大阪か!」とばかりは言ってられないんですがねえ(笑)。
ちなみに私は京都府民…。
京都府といえば、32年間知事を務めた蜷川さんは知っていますが、その後の知事の人については名前もよく知りません。申し訳ありません。