第29回オールスターオートレース優勝戦が29日、山陽オートレース場で行われた。
1 永井 大介 3.30
2 田中 茂 3.33
3 高橋 貢 3.31
4 浦田 信輔 3.33
5 有吉 辰也 3.32
6 岡部 聡 3.34
7 荒尾 聡 3.33
8 前田 淳 3.34
スタートは、17連続SG優出の有吉が決める。以下、永井、高橋と続くが、3周回で高橋が永井を交わして2番手浮上。
そして5周回バック~3角付近で、高橋が有吉を交わして先頭に立ったが、4角で外に膨れ、有吉が再度先頭へ。しかし7周回、高橋が再度有吉を交わした。その後高橋はじわりと差を広げる。有吉が力つき、10周回1角付近で永井が2番手に浮上したが、高橋が2番手以下に大きく差を広げ、3連覇を達成した1999年以来、11年ぶり4度目のオールスター優勝。そしてSG通算16回目の優勝を完全優勝で決めた。加えて高橋は、これで11連勝を達成した。
完全優勝を果たした高橋だったが、2、3日目は苦戦を強いられ、3日目は平田雅崇を最終周回で漸く捕らえてのものだった。だが、準決勝では快勝。優勝戦では一度は有吉に逆転を許したものの、再度抜き返すと、有吉は力を失った。
そしてついに、片平巧と並んでいたSG通算優勝回数も抜き、同通算歴代第1位となった。 残るはオートレースグランプリの優勝だけ。今はなき、東西チャンピオンカップも制覇している高橋が史上2人目、そして「最後の六冠グランドスラマー」を目指す。