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中国人留学生に大人気の早稲田 VS 「ドメスティック大学」の慶應

2016-10-14 17:31:36 | その他
近時、慶應と比較されると何かと旗色が悪い早稲田だが、驚くべき事実があった!


中国人エリートが慶應よりも圧倒的に早稲田を目指す理由(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

ダイヤモンド・オンライン 10月14日(金)6時0分配信

中国人が日本の大学を留学先に選ぶ場合、東京大学以外は、圧倒的に早稲田大学が人気があり、多くの中国人が知っている日本の大学といえば、東大と早稲田が群を抜いていると言われる。日本では早稲田と並んで、人気の高い超難関校の慶應義塾大学はそこまで知られていない。なぜ、日本の私学では、圧倒的に早稲田が強いのか。それには早稲田と中国をつなぐ深い歴史があった。(ジャーナリスト 中島 恵)

● 早稲田はカッコいい 東大以内なら早稲田しかない

 「東京大学以外に日本で行きたい大学ですか?  そりゃ早稲田ですよ。だってカッコいいもの。セカンドチョイスとしては、早稲田以外の大学はまったく考えられませんね」

 東京都内にある日本語学校に通い、日本の大学受験をする中国人留学生に声を掛けてみると、かなり高い確率でこういった声が聞こえてきてびっくりした。

 もちろん早稲田が日本で最も有名な大学の一つであることに、誰も異論はないだろう。だが、日本人で東大を目指す学生が、第2希望として早稲田大学を挙げるだろうか?  と考えると「えっ? どうして? 」と素朴な疑問が浮かんでくるが、中国の国内事情や、中国での早稲田の特別な存在感を知ると、その意味に深~く納得する。

 それはデータにも如実に表れている。日本学生支援機構が16年3月に発表した資料によると、「外国人留学生受入数の多い大学」ランキング(図を参照)は次のようになっている。早稲田は東大を抑えてダントツのトップだ。

 ◆外国人留学生受入数が多い大学

 次に中国人留学生が多い大学ランキング(図を参照)を見ると、こちらも早稲田が1位。東大をはじめ、大阪大、京都大、九州大などの有名国立大学を凌いで、独走状態である(ちなみに、表を見て気になる人が多いと思うが、日本経済大学というのは九州・福岡県に本拠を置く私立大学。東京と神戸にもキャンパスがあり、“中国人が多い大学”として知られる)。

 ◆平成27年度 中国出身留学生(受入上位10大学)


● なぜ中国で早稲田はそんなに有名なのか 早稲田の歴史と中国の深い関係

 なぜ中国人の間で早稲田はそんなに有名で、人気があるのだろうか? 

 その理由を確かめるべく、早稲田大学を取材した。応じてくれた国際部東アジア部門長の江正殷氏は「それは早稲田の歴史と中国が深い関係にあるからです」と胸を張る。

 早稲田と中国との最初の関わりは1896年(明治29年)にさかのぼる。この年、清国から官費留学生13人を受け入れ、日本語教育を行ったのだ。1913年(大正2年)には中国人、李大釗が入学。李は後に中国共産党の創設メンバーの一人となった。同じく創設メンバーで、初代総書記に選出された陳独秀も日本留学組で、早稲田の出身だ。

 「多くの中国人が、早稲田は李大釗、陳独秀が学んだ由緒ある大学だと認識し、よく知っています。98年に江沢民、08年には胡錦濤という2人の国家主席(当時)が来日しましたが、その際、わざわざ早稲田を特別に訪問して講演を行ったり、卓球の福原愛選手と交流したことなどからも、思い入れの強さがわかるでしょう」(江氏)

 中国政府の指導者が早大を訪れたことは中国でも大々的に報道され、近年、中国での知名度は抜群にアップした。

 中国の歴史教科書では近代史の学習を重視しているが、日本については明治維新について重点的に勉強する。その影響もあって、日本の近代化がなぜ成し遂げられたのかに興味を持つ中国人が多いのだが、その明治新政府で活躍したのが早大の創始者、大隈重信であり、そこで学んだ中国人留学生たちが中国共産党を創設したという"運命的なつながり"は、海外を目指す中国の若者の心をくすぐり、その他の日本の大学と違って、光り輝いて見えるようだ。

● 早稲田は自由闊達な雰囲気 中国人の奔放な性格に合っている

 早稲田大学修士課程で学び、現在はヨーロッパで働く女性は「早稲田は自由闊達な雰囲気があって、中国人の奔放な性格に合っているような気がしますね。事務室にも英語ができる人が多いし、積極的に留学生を受け入れる体制が整っているように感じます。もし日本一の大学、東大に入れないのであれば、早稲田に行きたいと思う人が多いのは、確かにその通りだと思いますよ」と話す。


国立大学しか存在しない中国に住む中国人にとって、国立と私立の違いや日本での偏差値の高さは、大学選びをする際の最重要項目ではない。もちろん、ハーバード、スタンフォードといった世界の一流校を目指すわけでもない「ちょっと優秀な中国人学生」にとって、世界の大学ランキングも関係ない。それよりももっと重要なのは“中国における知名度”や“ブランド力”で、その点で早稲田大学は中国で人気、知名度、ブランド力ともにダントツのナンバーワンなのである。

 中国に行けば、内陸部の田舎に住む学生に聞いても「日本の早稲田大学」は名前がとどろいているほどで、「早稲田に進学できれば、親戚や同級生たちに自慢ができて、鼻が高い、帰国後の就職にも有利だ」からである。

 日本人からしてみれば、「多くの中国人が知っている日本の大学といえば、極端ないい方をすれば、東大と早稲田のほぼ2つ」と聞くと、ちょっとびっくりしてしまうが、東大はともかく、それほどに早稲田は中国で名前が浸透している稀有な日本の大学なのである。日本人の中国駐在員たちも、そのことを肌で感じている。早稲田出身者は中国にビジネスに行くと、早稲田出身であることが雑談のよいネタとなり、中国人から尊敬のまなざしで熱視線を送られた経験があるからだ。

● 「ビリギャル」で最近有名になった慶應だが 知名度は低く、留学生ランキングでは13位

 では、「早稲田と並ぶ私学の名門、慶應義塾大学はどうなの? 」と思うが、中国人留学生たちに話を聞いてみると、「あぁ、慶應。慶應は早稲田ほどの人気はないですね」とバッサリ。

 「名前を聞いたことがない人も多いと思います。来日した留学生はもちろん知っていますし、日本でいいイメージの一流大学だとよく理解していますけど、中国に住んでいる一般の人々の間では、知名度は低いです」という意外な答えが返ってきた。前述した「外国人留学生受入数の多い大学」ランキングでは慶應はベスト10ランク外の13位であり、これもデータにちゃんと表れている。

 ただ、昨今は人気が急上昇しているという声もあった。そのきっかけは、ヒットした日本映画『ビリギャル』だ。16年春に中国でも公開され、SNSを通じて中国の若者の間にも「慶應義塾大学」の名前が一気に知れ渡ったのだ。中国では落ちこぼれが一流校に合格するケースはほとんどない。だから「日本ではこんなに感動的な話があるのか」と若者の間で話題になったのだ。

 さて、早稲田がここまで中国でメジャーになった背景には、事務方の戦略と努力もある。


05年、早稲田は日本の大学として初めて北京大学内に大学事務所を設立した。同じ年に北京大学、復旦大学などの有名大学と提携してダブルディグリー制度(所属大学だけでなく、提携先の海外の大学の学位も同時に取得できる教育プログラムで、留学しても卒業が遅れないなどのメリットがある)を設けた。

 また、中国の高校との「指定校制度」を設置し、中国各地の高校から早稲田に留学したい学生を推薦してもらう仕組みを整えた。日本語ができる必要はなく、TOEFLと小論文、英語面接などによって合格を決めるもので、2016年5月までにその数は25校に上っている。早稲田には英語だけで学位が取れるコースが学部、大学院合わせて50コースもあり、「これが日本への留学を希望する高校生にとって大きな魅力になっている」(江氏)のだ。

 日本への留学というと、当然、日本語という言語のハードルが立ちはだかっており、通常、日本語ができなければ日本の大学には入れないが、早稲田は日本語という“縛り”をなくし、受験者のハンディキャップをなくしたことで、より優秀な中国人留学生の確保を実現した。

● 人口減に危機感を持っていた早稲田 10年以上かけて取り組んできた留学生戦略

 早稲田がここまで留学生の確保に精力を注ぐのには、18歳人口の減少という社会問題があるからだ。大学に入学する18歳人口は09年以降横バイだったが、18年度からは再び減少期に入ることが予想されており、2024年度には106万人、2031年度には100万人を割るという悲観的な数字が出ている。16年度、入学者が定員を下回った私立大学は全体の44.5%になったことから、今後数年以内に経営破たんする大学が続出するだろうといわれている。

 私学の雄、早稲田大学といえども、人口減少の波にはあらがえず、強い危機感を感じている。早稲田でも受験者数は年々減少しており、このままでは高い偏差値を維持できなくなるからだ。

 だからこそ、早稲田は「10年以上の歳月をかけて着々と留学生戦略をとってきた」(江氏)のであり、今後も「中国人を始め、積極的に留学生を誘致していきたい」(同)と意気込んでいる。早稲田は2032年に創立150周年を迎えるが、今後、教育の質の向上のため、学部生を減らし、大学院生を増加させること、学生の5人に1人を留学生にすること、などを明確なビジョンとして掲げている。

 こうした早稲田の戦略や歴史的な関係が宣伝効果を発揮し、今のところ、中国で早稲田といえば「日本で行きたい憧れの大学」として一目置かれている。

 だが、今後はどうだろうか? 中国人留学生獲得では、東大と並びダントツのツートップを走り続けるのか?  あるいは慶應や上智、青山学院など他大学が追い上げてくるのか?  少子化の一途を辿る日本全国の大学にとって他人事ではない問題といえそうだ。

中島 恵
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