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スーパースター王座決定戦回顧

2014-01-01 05:54:50 | 大レース回顧集
12月31日 11R スーパースター王座決定戦 5100m 天候: 晴 16:05現在 走路状況: 良走路 走路温度: 13.0℃ 気温: 12.0℃ 湿度: 34.0%

 (1)荒尾  聡(飯 塚) 3.32
 (2)浦田 信輔(飯 塚) 3.33
 (3)青山 周平(船 橋) 3.30
 (4)永井 大介(船 橋) 3.31
 (5)高橋  貢(伊勢崎) 3.30
 (6)藤岡 一樹(山 陽) 3.33
 (7)中村 雅人(船 橋) 3.31
 (8)松尾 啓史(山 陽) 3.32


スタートは荒尾が行き、これに青山、永井が続く。中村は外からカマシに出るが失敗し後退。

しかし1周4角で青山が外に膨らんでしまい、永井が上昇。永井は荒尾を抜きかけるも、荒尾後位となる。そして浦田が内から上がってきた。

しばらくは荒尾、永井と続き、その後ろは内に浦田、外に青山。さらに中村の順。

残りあと6周で青山が内をうまく切り返して一気に先頭へ。

さらに残りあと5周で、浦田と永井が荒尾を挟み込む形で上昇し、荒尾は後退。

残りあと4周、4番手の中村が、永井、浦田の2人が外に若干浮いたところを入り込み、先頭の青山後位へ。

残りあと2周、浦田が永井を交わして3番手浮上。

残りあと1周、中村が青山を交わして先頭へ。

最終3角、インを塞がれた青山が外から捲るも外に膨れ万事休す。

中村が3年ぶり2度目のスーパースター優勝。2着浦田、3着永井、青山は4着だった。


スーパースター王座決定戦史上屈指の名勝負となった今回の一戦は、他の公営レースではおそよ見られないといってもいい、周回ごとに展開がガラッと変わるという、大激闘とあいまった。

優勝の中村も冒頭の通り、スタート争いで「失敗」しており、普通ならば挽回は難しいのだが、すかさず高橋貢を捌いたことから壁が空き、また、先頭集団がコロコロと入れ替わる展開となったことから、いつの間にか上昇していた。

そして、残りあと4周を過ぎ、機力が定まらない青山後位へとりつけたことも勝因となった。残りあと1周過ぎでの差しも狙い通りだったであろう。

スーパースターはこれで2度目の優勝となったが、予選通過は7位のためか、人気がなかった。しかしながら試走を見る限りはお終い伸びており、タイム以上に機力は充実していたように思われた。そして、その動きはやはり本番で裏切らなかった、ということだろう。

浦田はしぶとくまとめた感じの2着。永井は終盤力尽きた格好となった。

青山は初手の動きを見る限りは、初のSG制覇が見えたかに思われたが、1周4角で差しそびれたことが後々響く結果となった。その後は直線部分で機体が立ち上がるなど、機力が定まらず、終盤までは何とか先頭をキープしたが、中村に抜かれた時点で「終わっていた」といえよう。今回の反省を生かし、来年またSG初制覇に挑戦してほしい。


SS決定戦は中村雅人が制覇/川口(日刊スポーツ)

<川口オート:スーパースターフェスタ・スーパースター王座決定戦>◇SG◇31日

 中村雅人(32=船橋)がデッドヒートを制して優勝。10年以来、3年ぶり2度目のスーパースター王座決定戦の覇者となった。

 トップスタートを決めたのは荒尾聡。後位で青山周平、永井大介、浦田信輔らが激しいバトルを繰り広げ、中盤以降は青山が先頭に立った。7周目からは、じわじわと追い上げてきた中村と青山の争いとなり、中村が最終回逆転して栄光のゴールを駆け抜けた。2着は浦田、3着は永井が入った。

 2連単(7)(2)2万2430円、3連単(7)(2)(4)13万2760円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)



【SS王座決定戦】中村が3年ぶりの優勝 賞金王は永井(スポニチアネックス)

オートレースの第28回スーパースター王座決定戦(5100メートル、10周、SG)は31日、埼玉県の川口オートレース場で行われ、中村雅人(船橋)が2分52秒6(上がり3秒384)で3年ぶり2度目の優勝を果たし、賞金3000万円を獲得した。

 レースは、デビューから史上最短(2年5カ月)でのSG制覇を狙った青山周平(船橋)が5周目でトップを奪って逃げ切りを図ったが、2番手から迫った中村が最終周で抜き去って接戦を制した。2着に浦田信輔(飯塚)、3着には永井大介(船橋)が入った。年間SG3勝の永井は獲得賞金を1億1819万4955円とし、初の賞金王となった。

 払戻金は連単が(7)―(2)で2万2430円、3連単が(7)―(2)―(4)で13万2760円。



【川口・SS王座決定戦】中村 逆転でSG2勝目、壮絶レース制す(スポニチアネックス)

川口オートのSG「第28回スーパースター王座決定戦」は31日、最終11Rで優勝戦が争われ、最終10周1コーナーで青山周平を逆転した中村雅人(32=船橋)が先頭ゴール。優勝賞金3000万円を獲得するとともに、10年の第25回大会(川口)以来となるSG2回目の優勝を飾った。

 「ゴチャゴチャしたレースは慣れているから」と勝因を語った中村。終始厳しいままの表情が、歴史に残る壮絶な一戦であったことを物語っていた。

 「フレームとリングを換えて、タイヤは2日目のものを使った」という比較的シンプルな作業で本番へ。トライアル戦こそ1、2着ゼロだったが「(先行していた)青山選手についていけるし負けていないと感じた。他の選手の気配も把握できていた」。大一番でも冷静。圧巻の走りだった。

 「(優勝が)自分でいいのかな、という感じ」と控えめなのは、12年大会(川口)トライアル戦で落車失格を喫して負傷。13年序盤戦を棒に振った苦い経験があったからだ。「来年はSGVラッシュ?そんなことはないでしょう」。最後は、はぐらかしたが、最高の形で締めくくった中村に14年も追い風が吹くはずだ。

 ◆中村 雅人(なかむら・まさと)1981年(昭56)2月21日、栃木県生まれの32歳。船橋支部所属。03年4月1日登録の28期生。同期は武藤博臣、大木光、西原智昭ら。通算30V(SG2V、G1・4Vを含む)。趣味はツーリング。1メートル59、47キロ。血液型AB。

 【決定戦VTR】5周1コーナーで青山が荒尾を抜いて先頭へ。中村は6周1コーナーで荒尾、浦田、永井をインから逆転して2番手。その後は大接戦も最終1コーナーで青山をさばいた中村がV。青山は最終4コーナーで流れ、浦田と永井が2、3着へ浮上。


デビュー最短SGVに挑戦した青山は、3番手の5周1コーナーで荒尾、永井をまとめてさばいて先頭へ。しかし、最後に力尽きて4着に沈んだ。「滑りだしてしまった。雨走路の初日で使ったタイヤしかなかった。その後の展開は覚えていない」と悔しそうな表情を浮かべた。「(エンジン面も)もう少し力強さが欲しかった」と話したが、強豪と互角以上にわたり合って見せ場をつくり、ファンを沸かせた。「(スーパースターは)楽しかったが課題もあった」。気持ちを切り替え、今年こそSG初Vを実現させるはずだ。

▼浦田信輔(2着)エンジンはひと息だった。スタートは周りが良かった。

 ▼永井大介(3着)荒尾選手を抜くときに慎重になり過ぎてしまった。

 ▼松尾啓史(5着)新品ヘッドに換えてエンジン自体は悪くなかった。

 ▼荒尾 聡(6着)ハネは直らなかった。エンジンは1番良かったと思う。

 ▼高橋 貢(7着)軽くて手前から何もなかった。

 ▼藤岡一樹(8着)レースでは滑っていた。

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1 コメント

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中村雅人が臭いとは思ったのですが・・・。 (池田へべれけ)
2013-12-31 19:52:19
獲った人・・・・お目でと。
あした川崎におとといの東京大賞典の払い戻しに行きますが、
正月の食料を買い込んだので馬券は・・・。
まあ今年は可也のプラス収支で終えました。
来年も出来る自信は有りませんが、
狙うだけ狙ってみますね。

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