公営競技はどこへ行く

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秋の天皇賞回顧

2010-10-31 17:08:39 | 大レース回顧集

第142回天皇賞が31日、東京競馬場で行われた。

1番人気は、2 ブエナビスタで2.2倍、2番人気は、12 アーネストリーで4.9倍、3番人気は、10 シンゲンで8.3倍、4番人気は、7 ペルーサで8.9倍。10倍以下の単勝人気は以上5頭。

スタートはペルーサが幾分立ち遅れ。5 オウケンサクラの出が良かったが、これを交わして8 シルポートが先頭。以下、オウケン、16 キャプテントゥーレ、アーネストリーと続き、ブエナビスタは中団。その後ろにシンゲンと14 ネヴァブションがつけ、3 ジャガーメイルがさらにその後ろにつけた。ペルーサは後方から2頭目。

大欅を通過した時点で、シルポートが2番手以下に3馬身ほどの差をつけて直線を向く。直線に入り、シルポート、キャプテントゥーレが一杯となり、替わってアーネストリー、オウケンサクラの先頭争いとなった坂上付近で、ブエナビスタが馬場の三分どころあたりを通って一気に先頭に立つ。その後、焦点は2着争いとなり、アーネストリーがオウケンを交わして抜け出したかに思われたところ、後方に待機していたペルーサが直線だけで鋭い脚を見せ、残り100を過ぎたあたりで交わして浮上した。ブエナビスタは史上15頭となる牝馬の天皇賞馬となった。2着ペルーサ、3着アーネストリー、4着オウケン、5着ネヴァブション。

なお、4 エイシンアポロン(18着入線)の進路を妨害したとして、15着入線のジャガーメイルが18着に降着となった。

<短評>

・ブエナビスタ・・・春と比較すると格段に調子がよく、追い出したタイミングもさることながら、坂上から残り200以上ある東京の直線にもかかわらず、後続の影をも踏ませぬ強い競馬を見せた。先輩牝馬のウオッカでさえ、牡馬相手のG1では、日本ダービーを除くと、こうした内容の勝ち方というのは記憶にない。さらに今後の期待が膨らむ。課題は発馬時だけ。

・ペルーサ・・・毎日王冠のときほどではなかったにせよ、またしても発馬で出遅れた。仕方なく後方待機策をとらざるを得なかったが、今回はそれが功を奏したといえるかも。もっとも、この馬本来の形のレースでは当然のことながらないだけに、発馬時のスタート問題は急務の課題。

・アーネストリー・・・前々での競馬をし、直線中ほどまで我慢していたが、ブエナビスタの抜け出しにあって以降、脚色が鈍ってしまった。2着争いも制することができず、いささか悔いが残る敗戦か。

・オウケンサクラ・・・スタートでは先頭を伺うかのような勢い。その後も流れをうまく掴み、しぶとく最後まで食い下がった。今年の3歳牝馬の層の厚さをも証明したかも。

・ネヴァブション・・・ペルーサほどではなかったにせよ、直線で鋭く追い込んだ脚は光った。

・シンゲン(6着)・・・流れにいささか乗れてなかったかも。 

(追記)

大師匠の

「あっはっは!みてみい」

節炸裂!

http://plaza.rakuten.co.jp/daikokusya/diary/201010310000/


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