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帝王賞2016回顧 コパノリッキー、ブリーダーズカップ参戦へ

2016-06-30 16:48:15 | 大レース回顧集
関連記事:6/29 大井・帝王賞 コパノリッキー4角先頭そのまま押し切りV!

【大井・帝王賞】コパノリッキーG1連覇!秋ブリーダーズC参戦へ ― スポニチ Sponichi Annex 競馬

上半期のダート最強馬決定戦「第39回帝王賞」が29日、東京・大井競馬場で行われ、3番手を進んだ5番人気コパノリッキーが2着ノンコノユメに3馬身半差をつけて圧勝。5月かしわ記念に続くG1連覇を飾るとともに、G1通算7勝目を達成。鞍上・武豊は帝王賞史上最多の5勝目。優勝したコパノリッキーは11月4、5日に行われる「ブリーダーズC」(米サンタアニタパーク)への参戦が濃厚となった。

 何という強さだ。コパノリッキーがまたしても逃げずに勝った。15キロ増の547キロはデビュー以来、最高体重。大丈夫か!?そんなファンの心配を豪快に吹き飛ばした。Dr・コパこと小林祥晃オーナーが運気を高めるため、村山厩舎のタオルやマットをラベンダー色に替え、万全を期して臨んだ大一番。テーマは「かしわ記念と同じレースを」。2番手から制した前走同様、クリソライトとアスカノロマンを好きに行かせて3番手。4コーナー手前で早々と先頭に躍り出ると独走劇。貫禄のG1・7勝目だ。

 ファンの大声援に応えた武豊は「強かったです」と笑顔。帝王賞史上最多5勝目の巧腕は「無理に先手を取るつもりはなかった。並びは想定通り。早いかなと思ったが、それでもスパート。4角を回った時の手応えが凄く良かった」と言葉を弾ませた。G1・10勝ホッコータルマエなど帝王賞史上最高メンバーを制した価値ある勝利。ブリーダーズC参戦が現実味を帯びてきた。

 秋は南部杯(10月10日、盛岡)を挟むか、ブリーダーズCへ直行のプラン。指揮官は「クラシック(2000メートル)かダートマイル(1600メートル)かは凄く迷っている。BCに行くなら、米国で前哨戦を使う予定はない」と指針を示した。さらに結果次第で「米国で種牡馬入りも」(同師)と壮大なプランも掲げた。武豊は「長い期間、活躍してくれて。今の日本のダート界を引っ張ってきた1頭。勝つ時は物凄い。ポテンシャルは高い」と絶賛した。

 ◆コパノリッキー 父ゴールドアリュール 母コパノニキータ(母の父ティンバーカントリー) 牡6歳 栗東・村山明厩舎 馬主・小林祥晃氏 生産者・北海道日高町ヤナガワ牧場 戦績23戦12勝(南関東8戦4勝) 総獲得賞金7億1166万4000円。






【帝王賞】コパノリッキーVで村山師「秋は米ブリダーズC」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

スポーツ報知 6月29日(水)21時33分配信

第39回帝王賞・交流G1は29日、大井競馬場の2000メートルを古馬の一線級12頭(JRA7、南関東3、他地区2)が争った。5番人気のコパノリッキー(武豊)が4角で先頭に立つと、追い上げる1番人気のノンコノユメを3馬身半退けて、G1レース7勝目を挙げた。3着にはサウンドトゥルー。4着のホッコータルマエまでJRA勢が独占した。

 村山調教師「後ろから来ないでくれと思って見てました。夏に弱い馬だけど、今回はカイバ食いも良かったので調子自体も上がっていた。秋は(米国の)ブリーダーズカップを使うことになる」



【帝王賞】2着ノンコノユメのルメール「直線に向いたときは勝てると思った」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

大野騎手(サウンドトゥルー=3着)「思っていた通りのレースができたが、勝ち馬が動いたときに離されてしまった。そこが痛かった」

吉原寛騎手(ユーロビート=5着)「いい脚で伸びてくれた。よく走っている」

太宰騎手(アスカノロマン=6着)「ひと夏を越してくれば、もっと良くなってくる」


【帝王賞】4着ホッコータルマエの幸「力の衰えはない」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース


コパノリッキー鮮やか押し切りV! GI・7勝目!/帝王賞・大井 - netkeiba.com

[地方] 2016年06月29日(水)20時15分

 29日、大井競馬場で行われた第39回帝王賞(GI・4歳上・ダ2000m・1着賞金6000万円)は、好位でレースを進めた武豊騎手騎乗の5番人気コパノリッキー(牡6、栗東・村山明厩舎)が、3~4コーナーで先頭に立って後続を突き放し、中団から追い上げてきた1番人気ノンコノユメ(牡4、美浦・加藤征弘厩舎)に3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分3秒5(不良)。

 さらに5馬身差の3着に2番人気サウンドトゥルー(セ6、美浦・高木登厩舎)が入った。なお、4番人気ホッコータルマエ(牡7、栗東・西浦勝一厩舎)は4着、3番人気アスカノロマン(牡5、栗東・川村禎彦厩舎)は6着に終わった。

 勝ったコパノリッキーは、父ゴールドアリュール、母コパノニキータ、その父ティンバーカントリーという血統。前走のかしわ記念に続く連勝で、GI・7勝目を果たした。また、鞍上の武豊騎手はこのレース5度目の制覇となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆コパノリッキー(牡6)
騎手:武豊
厩舎:栗東・村山明
父:ゴールドアリュール
母:コパノニキータ
母父:ティンバーカントリー
馬主:小林祥晃
生産者:ヤナガワ牧場
通算成績:23戦12勝(重賞9勝)
主な勝ち鞍:2014年フェブラリーS(GI)

【武豊騎手のコメント】
 展開はある程度予測していた通りになりましたが、少し馬が力んでいたので、我慢させながら乗っていました。(5番人気だったのは)今日はメンバーも強かったですし、やってみないとわからないなとは思っていましたが、僕が信頼されてなかったのかな(笑)。順調に行けば秋にはアメリカ挑戦のプランもありますので、いい競馬ができて良かったです。



11R 帝王賞 ダ2000m / 天気:曇 / 馬場:不良 / 発走:20:10

3 コパノリッキー 牡6 57.0 武豊 2:03.5 5 6.6 (栗東)村山明 547( +15 )
2 ノンコノユメ 牡4 57.0 C.ルメ 2:04.2 3.1/2 1 3.1 (美浦)加藤征弘 453( +6 )
7 サウンドトゥルー セ6 57.0 大野拓弥 2:05.2 5 2 4.1 (美浦)高木登 475( +14 )
10 ホッコータルマエ 牡7 57.0 幸英明 2:05.9 3.1/2 4 4.9 (栗東)西浦勝一 503( 0 )
9 ユーロビート セ7 57.0 吉原寛人 2:06.3 2 8 137 (大井)渡辺和雄 539( -3 )
1 アスカノロマン 牡5 57.0 太宰啓介 2:06.7 2 3 4.5 (栗東)川村禎彦 526( +2 )
11 ナムラビクター 牡7 57.0 服部茂史 2:07.9 6 10 171 (北海道)田中淳司 528( -10 )
12 クリソライト 牡6 57.0 川田将雅 2:08.2 1.1/2 6 14.3 (栗東)音無秀孝 504( +2 )
5 ナリチュウドラゴン 牡6 57.0 赤岡修次 2:08.6 2 11 232 (大井)岡野尚光 491( +5 )
6 ジャルディーノ 牡7 57.0 真島大輔 2:08.9 1.3/4 9 147 (大井)荒山勝徳 468( -4 )
4 アムールブリエ 牝5 55.0 浜中俊 2:09.9 5 7 51.7 (栗東)松永幹夫 490( -2 )
8 リワードレブロン 牡8 57.0 寺地誠一 2:13.3 大差 12 287 (兵庫)雑賀伸一 486( +4 )


上がり3F 36.1
上がり4F 48.8

ハロンタイム 12.5-11.2-12.3-13.4-12.8-12.5-12.7-12.2-11.5-12.4

コーナー通過順
1角 12,1,3,10,4,2,11,7,6,9,8,5
2角 12,1,3,4,10,2,7,11,6,9,8,5
3角 12,1,3,10,7,2,4,11,9,6-5,8
4角 3,10,1,12,2,7,11,9,4,6-5-8

単勝 3 660円
複勝 3 190円 2 120円 7 130円
枠連 2 - 3 1,160円
馬連 2 - 3 1,120円
ワイド 2 - 3 410円 3 - 7 490円 2 - 7 220円
枠単 3 → 2 2,870円
馬単 3 → 2 2,280円
三連複 2 - 3 - 7 1,190円
三連単 3 → 2 → 7 6,900円


3 コパノリッキー・・・道中ムキになることなく3番手をキープ。クリソライトの逃げ脚が鈍ると一気に勝負をかけ、そのまま押し切った。強さよりも、「うまさ」が光ったレースといえる。こういう競馬ができるということは、今後もまだまだ第一線級で活躍できるということ。力勝負や時計の勝負だと厳しい戦いも予想されるが、地方場ならば今後もしばらくは主役級として活躍できそう。

2 ノンコノユメ・・・中団に構え、直線勝負に持ち込もうとする前にコパノリッキーにしてやられた。手が届きそうで届かない「壁」というものを痛感させられた一戦だった。

7 サウンドトゥルー・・・直線で追い込んできたものの、前二頭との差は如何ともしがたい結果に終わった。展開が作れない馬なだけに、今回のような一戦だと厳しい。

10 ホッコータルマエ・・・国内戦復帰初戦ということもあり、ペースが掴めていなかったようだ。

9 ユーロビート・・・勝った馬からは遠く離されたが、よく頑張ったのではないか。

1 アスカノロマン・・・コパノリッキーが4角で一気に勝負をかけた際に、逆にズルズルと後退してしまった内容は解せない。

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