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「安倍発言」はデマか?

2013-09-10 12:35:49 | オリンピック問題と話題
それが一番心配。

安倍首相:汚染水「完全にブロック」発言、東電と食い違い(毎日)

安倍晋三首相が、7日にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会の五輪招致プレゼンテーションで、福島第1原発の汚染水問題をめぐり、「完全にブロックされている」「コントロール下にある」と発言したことについて、「実態を正しく伝えていない」と疑問視する声が出ている。

 9日に開かれた東京電力の記者会見で、報道陣から首相発言を裏付けるデータを求める質問が相次いだ。担当者は「一日も早く(状況を)安定させたい」と応じた上で、政府に真意を照会したことを明らかにするなど、認識の違いを見せた。

 防波堤に囲まれた港湾内(0.3平方キロ)には、汚染水が海に流出するのを防ぐための海側遮水壁が建設され、湾内での拡大防止で「シルトフェンス」という水中カーテンが設置されている。また、護岸には水あめ状の薬剤「水ガラス」で壁のように土壌を固める改良工事を実施した。

 しかし、汚染水は壁の上を越えて港湾内に流出した。フェンス内の海水から、ベータ線を出すストロンチウムなどの放射性物質が1リットル当たり1100ベクレル、トリチウムが同4700ベクレル検出された。東電は「フェンス外の放射性物質濃度は内側に比べ最大5分の1までに抑えられている」と説明するが、フェンス内と港湾内、外海の海水は1日に50%ずつ入れ替わっている。トリチウムは水と似た性質を持つためフェンスを通過する。港湾口や沖合3キロの海水の放射性物質は検出限界値を下回るが、専門家は「大量の海水で薄まっているにすぎない」とみる。

 さらに、1日400トンの地下水が壊れた原子炉建屋に流れ込むことで汚染水は増え続けている。地上タンクからは約300トンの高濃度汚染水が漏れ、一部は、海に直接つながる排水溝を経由して港湾外に流出した可能性がある。不十分な対策によるトラブルは相次ぎ、今後もリスクは残る。「何をコントロールというかは難しいが、技術的に『完全にブロック』とは言えないのは確かだ」(経済産業省幹部)という。



要するに、今はまだ汚染状態がそんなにひどくなってないので、海水で放射能物質が薄まっていると考えられるが、これからさらに時が経てば、その抑えも利かなくなるってことか?

つまりは、昨日取り上げたけど、太平洋が「真っ赤になる」可能性も否定はできないってことなのかも?

もしそうだとするならば、日本の国際的信用は失墜どころでは済まなくなる。

(追記)

思えば、安倍首相は「消えた年金問題」でも、こんなこと言ってたな。

「最後の1人にいたるまで、記録をチェックして、まじめにこつこつと保険料を払っていただいた皆さんの年金を正しくきっちりとお支払いしていくこと」(2007年7月21日 鳥取県米子市内の街頭演説)

しかし、現実はどうだったか、というと、承知の通り、いまだ実現できていない。

その「安倍ちゃん」、後にこう逆ギレしている。

「年金ってある程度、自分で責任を持って自分で状況を把握しないといけない。何でも政府、政府でもないだろ」

と指摘したうえで

「今になって(参院選の)選挙演説の『最後の一人までチェックして支払います』が公約違反と言われるけど、俺は一言も三月までに支払うとは言ってないんだぜ」と反論。



もし放射能汚染問題の解決も「実現できず」、逆ギレするようなことがあれば、世界中の恥さらしになるばかりでなく、以後の宰相も信用されなくなる恐れがある。

そういう「覚悟」をもって言ったんだろうね?

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