民進党の野田佳彦幹事長は25日午後の両院議員懇談会で、東京都議選で惨敗した責任をとって辞任すると表明した。 https://t.co/HdBfbFxCVU
— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2017年7月25日
2017/7/25 16:18 (2017/7/25 20:45更新)
民進党の野田佳彦幹事長は25日、党本部で開いた両院議員懇談会で、東京都議選で敗北した責任を取り辞任する意向を表明した。蓮舫代表は後任選びを急ぐ。次期衆院選に向け、政権批判の受け皿となれていない党をどう再建するか、憲法改正や野党共闘など課題は山積している。求心力の低下した蓮舫氏の支え役という「火中の栗」を拾える適任探しは難航必至だ。
野田氏は両院議員懇で「党のガバナンスがうまくいかなかったのは、党の要の幹事長の責任だ」と述べ、辞任の意向を表明。蓮舫氏は「新しい体制づくりに早急に着手する」と強調した。民進党は先の都議選で、告示前から2議席減の5議席と惨敗。執行部の責任を問う声が噴出していた。
今のところ、有力候補の見通しは立っていない。蓮舫氏は昨年9月に圧倒的な党内の支持を得て代表に就いたが、野田氏を幹事長に起用したことへの反発や、台湾籍との「二重国籍」問題への対応で、徐々に支持を失いつつあった。
党内には蓮舫氏を積極的に支える勢力が見あたらないのが実情だ。執行部の要となる後任幹事長がまず問われるのが、他党などとの協力だ。
党内には、都議選で圧勝した小池百合子東京都知事が実質的に率いる地域政党「都民ファーストの会」との連携に期待する声が少なくない。執行部が25日の会合で示した都議選の総括には、都民フとの関係について「検討・議論していく必要がある」と明記した。
蓮舫氏は岡田克也前代表時代に打ち出した共産党との共闘関係を引き継いでいる。共産党と親和性の高い党内のリベラル系議員や、野党候補の一本化効果が高い地域の選出議員はこの方針を支持しているが、党内の保守派には慎重論が根強い。民進党の最大の支持団体である連合も共産党との共闘には不信感を募らせている。
都民フとの協力と共産党との連携の間で、党の立ち位置を定めるのは至難の業といえる。
国会では安倍晋三首相が秋の臨時国会で自民党内のとりまとめへ意欲を見せる憲法改正論議への対応が最大の課題だ。総括では憲法について「時代の変化に対応した未来志向の憲法を国民とともに構想する」と盛った。
8月以降に具体的な議論に着手する一応の姿勢は示した格好だ。党内保守派は「議論を急ぐべきだ」と主張するが、党内には旧社会党系の護憲派もおり意見集約は容易ではない。とりわけ憲法9条を巡る隔たりは大きく「突き詰めて議論すれば党が割れる」(党幹部)との懸念すらある。
「内輪人事」と批判される体制の脱却も課題だ。そもそも蓮舫氏が野田氏を幹事長に起用した狙いは、自身の発信力を生かすために、党内のとりまとめなど首相経験者の「安定感」に頼った側面が大きかった。しかし、2012年に民主党政権が下野した時の首相である野田氏への反発は思いのほか強かった。蓮舫氏に近い議員が執行部を占めており「お友達人事を刷新すべきだ」(閣僚経験者)との不満がくすぶる。
旧民主党政権で要職を経験した議員の処遇も焦点になる。
野田氏を含め岡田克也前代表、安住淳代表代行、前原誠司元外相、枝野幸男前幹事長は民主党政権時代に「6人衆」と呼ばれた。知名度が高く起用に期待する声もあるが「たらい回し人事」との批判も浴びかねない。
党のイメージ刷新をはかるために玉木雄一郎幹事長代理ら若手への世代交代を求める声もある。一方で「党がガタガタしているのに若手ではまとまらない」との声もくすぶる。
民進・野田幹事長、辞任を表明=月内にも新執行部人事(時事通信) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170725-00000077-jij-pol @YahooNewsTopics
7/25(火) 15:55配信 時事通信
民進党の野田佳彦幹事長は25日の党両院議員懇談会で、先の東京都議選で敗北した責任を明確にするため、辞任する考えを明らかにした。
蓮舫代表は「幹事長後任も含め新しい体制(構築)については早急に着手する」と述べ、執行部を刷新して立て直しを急ぐ方針を示した。月内にも人事を固める見通しだ。ただ、党内には求心力の低下した蓮舫氏が続投することへの不満が依然残っている。
党本部で開いた懇談会では、都議選敗北を受けた総括をめぐり議論。野田氏は、公認候補の離党が続出したことなどに関し「ガバナンスがうまくいっていなかった。幹事長の責任は重い」と陳謝した。蓮舫氏は「結果が出せなかった」と述べた上で、「衆院選が近いかもしれない。勝つための組織にしていきたい」と強調。次期衆院選では、自らが参院からくら替えし、東京の小選挙区から出馬すると表明した。
野田氏は「党としての立ち位置を明確にする」などとした都議選の総括案を提示した。8月1日の常任幹事会で決定する運びだが、出席議員からは「抽象的だ」などの批判が出た。桜井充参院議員=宮城選挙区、当選4回=は懇談会後、記者団に「全然反省が見えない」と述べ、離党を検討していることを明らかにした。
民進党恒例の「お家騒動」。
とにかく、上の者を引き摺り下ろしさえすればそれでいい、という流れにまたぞろなりつつある。
民主党時代から、とかくこの政党は、将来へ向けての方向性に乏しく、一つの終わった結果に一喜一憂するだけに終始している。
これでは、国勢野党第一党ではあるが、民進党を中心に野党結束、というふうには到底ならない。
折角、安倍政権がガタついてきているというのに、それに乗じることができない。これが、今の日本政治の一番困った問題点なのである。
とりあえず、後任代表選びにかまけている時間はないので、蓮舫は続投させるしかあるまい。
但し、後任幹事長は、山尾志桜里か玉木雄一郎のどちらかにさせるしかないのではないか。
民進党の次代のホープといえば、この二人しかいないもんね。
政権与党時代の中心的人物をまたぞろ引っ張ってくるのだけはやめてもらいたい。こんなことをすれば、またぞろ、野田佳彦のごとく、失敗するのがオチだ。