公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

フェブラリーステークス2018回顧

2018-02-19 07:12:54 | 大レース回顧集
関連記事:2/18 東京・第35回 フェブラリーステークス(GⅠ)




ノンコの夢がかなった!!完全復活の金だ!!今年のG1開幕戦「第35回フェブラリーS」が18日、東京競馬場で行われ、後方から豪快に伸びた4番人気ノンコノユメが1番人気ゴールドドリームに首差競り勝ち、3歳時のジャパンダートダービー以来のG1・2勝目。関東馬のVは98年グルメフロンティア以来、実に20年ぶり。鞍上・内田博幸(47)は09年サクセスブロッケン以来、2度目のV。02年開業の加藤征弘師(52)はJRA・G1延べ45頭目の挑戦で悲願の初Vとなった。 【レース結果】

 手に汗握る死闘。直線半ば、ゴールドドリームが完全に先頭へ。しかし、後方を迷わず進んだ内田の信念がノンコノユメの鬼脚を再び点火させた。首が前に出た所がゴール。15年7月ジャパンダートダービー以来、約2年7カ月ぶりの完全復活のG1制覇。鞍上・内田は14年ヴィクトリアマイル(ヴィルシーナ)以来、約4年ぶりG1。よほどうれしかったのだろう。ウイニングランで何度も左手を高々と掲げた鞍上は表彰式後に歓喜のバック宙を2回。1回目は着地失敗…。

 「回り過ぎちゃいましたね…。厩舎スタッフが仕上げて、土台はつくってくれたので乗り方次第と思っていた。やっぱりいいですね…。騎手って」忘れかけていたG1の美酒に酔った。

 完璧な騎乗。砂をかぶると嫌がる面も考慮し、スタート後はすぐ外へ。前半3F34秒1。これなら届く。敵をドリーム1頭と定め、差し込んだ。「世界No・1と言われるジョッキー(ムーア)といっても僕だって同じ騎手。最後は馬頼み。馬の根性ですね」とレコードVを飾った根岸Sから継続コンビの愛馬を称えた。

 加藤征師は開業17年目で悲願のG1初制覇。07年にはシンガポール航空国際C(シャドウゲイト)で海外G1を勝ち、地方G1も制覇済み。歓喜の中央初G1と思いきや、指揮官は「シンガポールの時が凄かったんで…。中央のG1に50回近く使っているし、そんなにドキドキ感はないです」と率直に切りだした。それでも喜びはジワジワ込み上げていた。牝馬に対して馬っ気がひどく、人間にも時に反抗的な気性を考慮し、16年帝王賞2着後に去勢手術を英断。その後の長い低迷に「批判の声も聞こえていた」(同師)と歯を食いしばり、粛々と鍛錬した。去勢効果も徐々に表れた。「まず昔の体に戻ったのが一番。若い頃は男馬の気性の荒さで前に進んでいたのが、今は柔らかさと推進力で行く」と同師。メンタルの成長も糧に、根岸Sで2年2カ月ぶりのV。再びG1表彰台に返り咲いた。

 山田和正オーナーの長女「のどかさん」から命名されたノンコノユメ。その夢は2度目のG1制覇でさらに膨らむ。3月ドバイ遠征は見送る方針。この勝利で優先出走権を得たブリーダーズCクラシック(11月3日、米国チャーチルダウンズ)について、加藤征師は「現時点でも十分走ってくれていると思う。ブリーダーズC?興味はあります。オーナーの意向も考慮して考えたい」と夢をはせた。鞍上も「海外挑戦?なかなか行く機会もないので、実現すればうれしい」と目を輝かせていた。

 ◆ノンコノユメ 父トワイニング 母ノンコ(母の父アグネスタキオン)セン6歳 美浦・加藤征厩舎所属 馬主・山田和正氏 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績21戦8勝(うち地方5戦1勝) 総獲得賞金4億2561万1000円(うち地方8800万円)。



















JRA今年最初のG1、ダート王決定戦「第35回フェブラリーS」(G1、ダート1600メートル)が18日、東京競馬場11Rで行われ、内田博幸騎手騎乗の4番人気ノンコノユメ(せ6=加藤征厩舎)が優勝。去勢後の不振から脱却し、連勝でJRA・G1初制覇となった。

 後方から競馬を進めたノンコノユメ。直線では先に抜け出した現王者ゴールドドリームめがけて大外から強襲。豪快な末脚で先行馬をまとめて差しきった。首差の2着は1番人気のゴールドドリーム、さらに首差の3着には6番人気のインカンテーションが入った。勝ちタイムは1分36秒0(良)。

 勝ったノンコノユメは15年ジャパンダートダービー以来2年半ぶりのG1制覇で、中央G1は初勝利。去勢後は馬券圏内に届かないレースが続いていたが、前走の根岸Sで2年ぶりに優勝。連勝で完全復活を印象付けた。通算戦績は21戦8勝。

 鞍上の内田は中央G1通算12勝目で今年は初勝利。管理する加藤征師は開業17年目でうれしい中央G1初勝利。

 地方・海外含めてG1馬10頭が集まった、まさにダート馬の頂上決戦となった豪華な一戦。せん馬のノンコノユメがダート王の座をつかんだ。
[ 2018年2月18日 15:40 ]





ダート王決定戦「第35回フェブラリーS」(G1、ダート1600メートル)が18日、東京競馬場11Rで行われ、内田博幸騎手騎乗の4番人気ノンコノユメ(せ6=加藤征厩舎)が優勝。去勢後の不振から脱却し、連勝でJRA・G1初制覇となった。

 ハイペースの中、後方から競馬を進めたノンコノユメ。鞍上の内田は「作戦通り。有力馬が前にいたのでそれを見ながら。末脚はいいので、必ずいいところに来ると思っていた」と充実した表情でレース展開を振り返った。

 ノンコノユメは3歳時にジャパンダートダービーを制したが、古馬になってからは勝ち星に恵まれなかった。さらに去勢後は上位争いにすら食い込めず悔しいレースが続いていた。前走の根岸Sで久々の勝利を挙げ、これで連勝。完全復活を印象付け、「結果が出ない悔しい思いを晴らすような走りだった。騎手冥利に尽きます」と内田は満面の笑み。「また大きいところを狙ってほしいと思います」と今後についても大きな期待を寄せた。
[ 2018年2月18日 16:06 ]



アンカツ





場立ちの予想屋「大黒社」です!



『フェブラリーステークス』は◎「ゴールドドリーム」を中心視。穴でオススメした▲「インカンテーション」が馬券に絡んでくれたので、3連複が美味しいという結末に。

正直に言うと、前のレースで十分、儲けたので、メインは勝ち逃げムードで、掛け金を減らしていました。「ゴールドドリーム」の馬体減やパドックで
のテンションの高さも気になりましたし。

それでも負けて強しの内容で、結果論ですが仕掛けが早過ぎましたかねえ・・・

GI昇格1回目の惜敗したストーンステッパーを思い出しました。

勝った△「ノンコノユメ」は、ハイペースの流れが向いたにせよ、時計のかかる馬場での上がり36秒1という末脚は圧巻。

一方○「テイエムジンソク」は、ペースも厳しかったのでしょうが、コーナー2つというコース形態は合わないのでしょう。



11R 第35回 フェブラリーステークス(GⅠ) 4歳以上オープン 1,600 (ダ) 定量 15時40分本賞金:10000、4000、2500、1500、1000万円

1 枠6緑 12 ノンコノユメ せん6 57.0 内田博幸 1:36.0 36.1 450 -6 加藤征弘 4
2 枠7橙 14 ゴールドドリーム 牡5 57.0 R.ムーア 1:36.0 クビ 36.4 524 -14 平田修 1
3 枠3赤 6 インカンテーション 牡8 57.0 三浦皇成 1:36.1 クビ 36.7 512 +5 羽月友彦 6
4 枠8桃 16 サンライズノヴァ 牡4 57.0 戸崎圭太 1:36.6 3 37.0 536 +4 音無秀孝 3
5 枠7橙 13 レッツゴードンキ 牝6 55.0 幸英明 1:36.7 1/2 37.0 492 +4 梅田智之 10
6 枠5黄 9 キングズガード 牡7 57.0 藤岡佑介 1:36.7 ハナ 36.8 470 -6 寺島良 12
7 枠4青 8 メイショウスミトモ 牡7 57.0 田辺裕信 1:37.1 2 1/2 37.4 486 +4 南井克巳 15
8 枠3赤 5 サウンドトゥルー せん8 57.0 F.ミナリク 1:37.5 2 1/2 37.6 478 -3 高木登 11
9 枠2黒 4 マルガイアウォーディー 牡8 57.0 武豊 1:37.6 クビ 37.7 516 +2 松永幹夫 7
10 枠8桃 15 マルガイベストウォーリア 牡8 57.0 C.ルメール 1:37.6 クビ 38.3 518 0 石坂正 8
11 枠1白 2 ケイティブレイブ 牡5 57.0 福永祐一 1:37.7 1/2 39.4 516 0 目野哲也 5
12 枠5黄 10 テイエムジンソク 牡6 57.0 古川吉洋 1:37.9 3/4 39.4 496 -2 木原一良 2
13 枠2黒 3 ノボバカラ 牡6 57.0 石橋脩 1:38.3 2 1/2 39.6 510 -8 天間昭一 16
14 枠6緑 11 ロンドンタウン 牡5 57.0 岩田康誠 1:38.5 1 1/2 39.0 522 +10 牧田和弥 9
15 枠4青 7 カクチララベル 牝6 55.0 真島大輔 1:38.8 1 3/4 39.7 548 -16 荒山勝徳 14
16 枠1白 1 マルチニシケンモノノフ 牡7 57.0 横山典弘 1:39.0 1 1/4 40.7 508 -6 庄野靖志 13

タイム
ハロンタイム 12.2 - 10.7 - 11.2 - 11.7 - 12.5 - 12.6 - 12.3 - 12.8
上り 4F 50.2 - 3F 37.7
コーナー通過順位
3コーナー (*1,2)10-3-7-15(11,6)16(4,8,13,14)12(5,9)
4コーナー (*1,2)10,3-7(15,6)(11,16,14)(8,13)(4,5,9,12)

払戻金
単勝 12 1070円        
複勝 12 280円 14 130円 06 350円
枠連 6-7 870円        
馬連 12-14 1140円        
ワイド 12-14 520円 06-12 2620円 06-14 720円
馬単 12-14 3530円        
3連複 06-12-14 6540円        
3連単 12-14-06 41560円



12 ノンコノユメ・・・初手から後方。4角では何と最後方位置だったが、先に仕掛けたゴールドドリームに併せる形でスパートし、ゴール直前捕えて勝った。前走の根岸ステークス同様の鋭い切れ味を披露し、GI級勝利は2015年のジャパンダートダービー以来。また、フェブラリーステークスは3年連続の出走で、一昨年は1番人気に推されていた(モーニンの2着)。

一昨年の帝王賞までは常時GI級戦線の主役級の馬だったが、去勢後はすっかり鳴りを潜め、「去勢失敗説」も出たほどだったが、根岸ステークスを勝ったことで状態が急上昇し、今回は最高潮に近い状態で挑めたのではないか。2着のゴールドドリームもほとんど勝ちパターンだっただけに、それを破ったこの馬を褒めるしかない。また、東京は滅法強く、これで6勝目となった。地方の深いダートだと持ち味が発揮できないケースがあるかもしれないが、東京のような浅いダートだと今後も主役級だろう。

14 ゴールドドリーム・・・「王道の競馬」をやって、『負けてなお強し』の内容だった。ノンコノユメとの差は状態面だけだろう。この馬も、浅いダートのほうが向いている感じがするが、地方でも主役級となろう。

6 インカンテーション・・・この馬もよく頑張ったが、上位2頭とは力の差が出た感じ。でも、状態はすごく良かった。

16 サンライズノヴァ・・・まだまだGIではワンパンチ足りない。

13 レッツゴードンキ・・・流れに乗って入着。ダートでもうまいレース運びを見せた。

10 テイエムジンソク・・・初手から力んでいた感じがした。それでも、直線に入ってからズルズルと後退してしまったのは意外だった。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2/18 白昼の大阪・京橋で・... | トップ | 世耕弘成の政策秘書、タクシ... »
最新の画像もっと見る

大レース回顧集」カテゴリの最新記事