折角南に出掛けたのに、雪に始まり、雪に終わった旅になってしまった。
もっとちゃんと考えて、もっと後にすれば良かったのに、まさか大分まで行って雪になるとは思わなかった。
でも、見慣れている冬景色なのにどこか違う。
確かに所が違うから風景が違い、地形や緯度やその時の気温に因っても雪の降り方、大きさも違ってくる。
でも、それだけではない。
それは、旅先の雪、だからと思った。
ただ眺めるだけの雪と、生活者として雪と接しているその違いは大きい。
それと、冬は雪のあることが当たり前の地に育った者とそうでない者の違いは決定的に違う。
今年のお正月は雪のない与呂見に帰省した子供らは寂しがった。
そして、大分の地で育った者は、雪景色を見たがった。
帰路の京都でも雪に降られ、それは家路に着くまで続いた。
私は、雪女なのかもしれない。
雪女が好きではない、雪が好きなだけなのだけれど、、。
中国の墨絵のような景色でした。
旅先の宿で出されたどじょうの天ぷら。初めて食べました。こりこりとした食感で臭みもなくおいしかった。