よろみ村くらし暦

奥能登の禅寺での山暮らし。野菜作りと藍染め,柿渋染め,墨染めのくらし暦。来山者への野菜中心のお料理が何よりのおもてなし。

宿坊

2016-10-12 18:31:49 | グルメ

この春からこの龍昌寺を宿坊として利用していただいている。
どうしてか、それは正直に白状すると、経済的な理由が大きい。
両親の存命中は、何かとお世話になっていたが、檀家さんのいないお寺で農業だけではとてもやっていけない。
そこで空き室になっている部屋を開放することにし、月に5〜10人ほどが泊れるようにした。
と言ってもこちの力では人を呼び込むことができず、こちらに都会から来られた人の力で始まった。

ここにあることで、他にないことは、何もないと言う静けさだろうか。
巷の音はなく、夜は真っ暗になる。
それが最大の魅力になればと思っている。
後は、無農薬のお米と野菜と人なつこい秋田犬の老犬ハナだろうか。
いつも被写体はハナ、大いに人を和ます役目をしてくれる。

連れて来られる多くの人たちは口が肥えている。
いくら野菜そのものがおいしいと言ってもやはり気が張る。
今回は夏野菜が終わり、まだ葉物も冬野菜もない。
最初から野菜を買うつもりがないので、献立には苦労する。
だからと言ってお金を出して食べて戴くのに私のやり方を強制するわけにはいかないので、何とかやりくりする。

キャラブキ、サザエの麹漬け、インゲンの胡桃和え,の突き出し。
自家栽培の胡麻豆腐、間引き大根菜のお好み焼き、さつまいもとコーン入り南瓜コロッケ、パプリカの豆腐チーズ詰め、自家製シメサバ、
もずくの酢の物、柴栗のごはん、、。
そこにこの能登で放牧で育てている人からイベリコ豚を持参して焼いてくれる人が来られ一気に豪華になった。
それは脂身までがおいしいと評判のもので、みんなの顔がお肉の色のようにバラ色に染まった。
ただ、バラ色はお酒を呑んだ色でもあったのだけれど、、。

今まで見知らぬ人も、同じ食卓を囲むと年齢も職業も関係なくなり、一つの輪、になり、和が生まれる。







これには後日談がある。
私は食べつけない豚肉を1枚食べたところ、気分が悪くなり吐いてしまった。
やはり、油には弱いことを再認識させられた。
これは私だけで、みんなは大満足でしたことを付け加えます。

みんなよく食べ、よく呑み、よく喋って、次の朝はしっかりと坐禅をしていました。












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