その2 2011-12-10 11:48:52 その4 2011-12-17 13:13:12
またもや、テキスト『歴代管長の教え--ジョセフ・スミス』の付録(p560~)からなんですが、”『教会歴史』の編さんおよび執筆はすべて、使徒による監督と検閲を受けている。”(p561)の”検閲”は、英文テキストでは、”review”となってるんですね、そして、”『歴史』は、ブリガム・ヤング管長の厳しい精査の下で改訂され・・・・”(p562)の”精査”の英語は、”inspection”とあります。
で、文を変える、新たに加える、消し去るといったことをですね、これらは、改ざんの意味でもありますが、ある価値基準や方針に基づいて、当局が行うことを、一般的に、検閲と呼ぶわけですよねぇ。んで、おそらく、その検閲と、同等の、最も強い意味を持つ英語として、”censor/censorship”が、ありまして、まぁ、英語は、たくさん同義語があるわけですが、その次に、近い語は、”inspection”であると、たまWEBは目をつけたわけです。
辞書見ますれば、”review”は、確かに同義語の一つではありますが、検閲という訳語、載ってないですね。論評、検討、見直し、精密に調べるといった訳が妥当と。権力を以って、変えてしまう、消し去るみたいな意味合いはないんだと。一方、”inspection”には、検閲という訳語、出てまして、プロフェッショナル風にそういったことをするって意味合いなんすよね。
で、精査だと、何か、直接、史料にあたって間違いがないか読み比べてる歴史書記が行うイメージがあって、いかにも、史料に忠実にみたいな、読んでて、ちょいと妙な感じがしましてね、英文のテキストや辞書にあたってみたというわけです。たまWEB的には、精査のところは、やはり、検閲と訳すべきだったんだと。それが、英文の字義通りで、ブリガムが検閲の元締めだみたいに伝えてるわけで。
なぜ、そんなふうに訳したんでしょ??
うぅぅぅむむむ、まぁ、わかりませんが、意図的だったとすれば、十二使徒会が検閲したと変えることで、ブリガムの姿を隠す、あいまいにする、役割をつかませないみたいな思いが、訳者の心によぎった?? 大げさかもですが・・・・本当にそうだとすれば、その訳者さん、相当な役者さん・・・・
さてはて、そのことは兎も角に、リチャーズから雇われてた、編纂の補助者チャールズ・ウェズリー・ウォンデルは、ブリガムの指図で、改ざんが行われたと言ったわけなんだけど、実際、その一つの例がありましてね、それをば・・・・
まずは、その前にですねぇ、
注7に(p563)、”「ジョセフ・スミスの歴史」は,1842年3月15日から1846年2月15日まで『タイムズ・アンド・シーズンズ』に連載され,引き続き『デゼレトニューズ』(DeseretNews)に1851年11月15日から1858年1月20日まで連載された。”
とあるわけですがぁ、
で、これは、46・2・15号で、34年8月14日までの『ジョセフ・スミスの歴史』が、一応、一般聖徒たちに、公開された、知れ渡ったと。
えぇぇぇと、そして、教会定期刊行物『タイムズ・アンド・シーズンズ』誌、ありがたいことに、テキスト・ファイルで、コミュニティ・オブ・クライスト教会のサイトで、1839年から、46年2月15日まで、これは、全巻でしょうね、見れると。
んで、たまWEB注目したことは・・・・その第5巻20号、(1844・11・2号)に収められた連載記事である『ジョセフ・スミスの歴史』をのぞいてみますれば、冒頭、1832年12月6日に受けた啓示、今日使用されてる教義と聖約の86章のことですが、が紹介されてて、そのすぐ後に、同月27日に受けた啓示として、教義と聖約88章の内容が、記されています。
これ、何を言いたいとのかというと、この時点(1844・11・2で)で、『ジョセフ・スミスの歴史』では、これは、時系列・編年式に記されてるわけですが、そして、リチャーズが編纂主任であったわけですが、87章にあたる啓示(同月25日、戦争に関する予言)を、故意にか、うっかりか、除外していた・抜かしていたと、まぁ、当時の聖徒たちには、知らされていなかったということになります。知られるようになったのは、56年のデゼレト・ニューズ紙でということです。【公には、そうだけど、個人的には知られていた、最下段付記】
んで、たまWEB的には、リチャーズは、当然、この啓示の史料を持っていた、知っていたんだと、知らなかったはずはないだろうと、そして、ブリガムも、何らかの隠された理由で、これを含めないようとしてた、そう指示していた、知らしむべからずだったんだと解するわけです。
http://www.centerplace.org/history/ts/
http://www.centerplace.org/history/ts/vol5.htm
というのはですね、1856年7月11日の、ウィルフォード・ウッドラフ管長(当時、教会歴史家アシスタント)の日記に、ヤング管長に質問した場面が記されてましてぇえ・・・・”ウィルフォード「史料Eにある、ハイラムが教会を導くというのは?」 ヤング「基本的には必要なことではない。はずすように」。 「最近、デゼレト・ニュース紙に載った、サウス・カロライナに関してジョセフが語った言葉は?」(87章、130:12,13のこと) 「載せてほしくなかったんだよなぁ」。”という具合です。
ジョセフは、自分の歴史が、聖徒たちに、早く知られてほしいと切望していたということなんだけど、それとはちょっと違う、検閲というやりかたのブリガム、裏に何があるのか???
その、デゼレト・ニュース紙の記事は、ネットでは見れないですが、そのサウス・カロライナに関するジョセフの言葉とは、「Making of a Mormon Myth」の論文書いたアマチュア歴史家さんや他は、87章、130章の啓示のことだと。
教義と聖約を見ましても、古いバージョンでは、例えば、1844年のだと、現在使用の85、87、108~111、113~118、120~123、125、126、129~132等の各章は、含まれてなかったんですね。確か、1878年になって初めてそれらが加えられたんでしたっけ・・・
http://en.wikipedia.org/wiki/Doctrine_and_Covenants
まぁ、たまWEB的としては、87章の内容、陰謀説的に見ても、興味深いわけで・・・・英国コネクションじゃぁ、あぁりませんかぁぁ!!!
「サウスカロライナの反乱で始まり・・・・グレートブリテンと呼ばれている国を呼び・・・・その後、戦争がすべての国々のうえに押し寄せる。」(1~3節)
”南北戦争(1861~1865年)がなければ明治維新はなかった。と明治政府の中枢にいたヒトたちは言っている。南北戦争が終わって不要になった武器が上海に流れてきた。この中古品の武器を日本が買った。”
http://blog.goo.ne.jp/kohay/e/152b7894dbac871ab4c8abbbeda5eec8
”徳川260年の間に欧米では連続射撃ができるウインチエスター銃やガトリング砲などの機関銃が発明され、アメリカの南北戦争で使われ多くの犠牲者が出ました。明治維新ではこれらの中古銃が大量に日本に持ち込まれ、徳川幕府は潰されました。”
http://d.hatena.ne.jp/k1491n/20111129/1322555907
結局、これはですねぇ・・・・モルモン版、”死人に口無し、勝者が歴史を作る”を垣間見てるようなもの??・・・・デゼレト紙に、どういった理由は不明だけど載ってしまったがために、87章の啓示は、聖徒たちが目にしないよう、闇に葬り去られることから回避された??・・・・何故、抹消しようとしたのか?? 英国の介在を指し示してるがために??
はてまた、他に、実際消されてしまった啓示、幾つかあるのかもっす??・・・・はぁぁ~、闇は深し。
たまWEBは、リチャーズがジョセフに銃を向け、撃ったという一会員が主張する啓示を、まぁ、看過せずにですね、ここまで進んできたわけですが、果たして、真相はぁ??
今、このブログ、読まれてる、そこの、あなた! あなたですよ! あ・な・た!です!(きみまろ風に)今度、教義と聖約のそれらの章を読むとき、この記事を、思い出してやって下さいな。それまでに何か、判明することを祈念で御座候。
【公には、そうだけど、個人的には知られていた】・・・・1851年、初めて、64ページからなる『高価なる真珠』が、フランクリン・D・リチャーズ使徒(1821-1899、当時、オルソン・プラット使徒の後を継いだ、ヨーロッパ伝道会長)の手によって、英国はリバプール町で、編さん、発行されたわけですが、それに、含まれていましたぁぁ。
1851年当時、会員数は、英国に約3万人、ソルトレークに約6000人、ユタ・テリトリー(準州)に、約11000人。英国では、多くの会員は、モルモン書、持ってなかったという。
http://en.wikipedia.org/wiki/Pearl_of_Great_Price_(Mormonism)
オルソン・プラット使徒(1811-1881、19歳で、弟パーリー・P・プラットからバプテスマを受け、およそ半年後に、ジョセフによって長老に)が、1868年以降、大会説教で、何度か話している。20歳過ぎた頃、その予言の啓示を写し書きして、携え、南北戦争(1861-65)が始まる20数年も前から、アメリカ東部で宣教師として、活用してたと。
ウィルフォード・ウッドラフ管長(1807-1898)は、1881年大会説教で、ジョセフがその予言を口にした時、自らの手でその予言を書き記したと。
現在、その予言を筆記した原稿は、数人のものが保管されてると。
http://fairwiki.org/Joseph_Smith/Alleged_false_prophecies/Civil_War
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