◆ふえ・のおと◆フルーティストYoriko KASAI 葛西賀子 officialblog

~ヨーロッパ仕込みの音楽作り、研究を重ねたフルート基礎奏法・・最近は太極拳を通して体幹づくり研究も進んでいます!!

◆ チェコよりお便り♪

2009-10-19 03:38:44 | コンサート情報
Yori@ヨーロッパからブログ更新です。
最初スイスに上陸 → 昨日チェコに到着しました


ヨーロッパ滞在中は、ブログは書けないかなぁ。。とあきらめていましたが、
チェコではフルートパートナーのチェコ紀子ちゃんのうちに滞在。

あ!チェコちゃんのところなら日本語で文章が打てる!と、
少しヨーロッパ滞在の近況報告です♪



今日は人生初!チェコでコンサートでした!


現地に着くまでは、土地勘がないせいであまりコンサートする実感がなく、
いったいどんな場所で、どんなお客様たちで、どんなコンサートになるのかな~
なんて予想がつかなかったのですが・・

フルートパートナーのチェコちゃん、そしてチェコちゃんの旦那様、
とてもしっかりコンサートの手配をしてくださっていました、感謝!!



場所は、チェコの中心都市プラハの近郊都市で、スラニーという街。

スラニーの街に入ったら、すでに街のいろいろなところに自分達のポスターが!

そして、

「ここがコンサート場所だよ~」と連れられて行った場所は
なんと素敵な教会!!!

↑リハーサル風景


今回のヨーロッパ上陸初、ポンっと軽く音を出したら・・・

・・・音が違う・・・!

教会の、たか~~~い天井に吸い込まれるように、音が上に伸びていく。

これこれ、忘れかけてたこの音の鳴りが伸びる感覚・・・!
ここでコンサートが出来るんだという喜びがじわじわ・・


本当に、音を鳴らすのに吹きつけるような力がいらないのです。

自分が音を出すのに喜んでいる、というのを通り越して・・楽器が、喜んでいる。

今の自分の愛車・・イエ楽器、フルートマスターズの銀の笛が確かに
今まで私すらも聴いた事ないような、すごい鳴り方をしている!

パートナーのチェコちゃんと音を重ねると、さらに音楽の響きの幅が倍増・・!

初めてですが、こんな感覚でした。



そして、コンサート。



コンサートは、チェコちゃん夫婦のナイス・オーガナイズのおかげで、
スラニーの街の協力行事と扱っていただき、会場は満席!ありがとうございます!!


言葉はわからないけど・・優しくて本当にあたたかく聴いてくださるチェコのお客様。

チェコ語が話せたら・・!と心底残念でしたが、あたたかい拍手と優しい眼差しに、
お客様の気持ちが伝わってきて、こちらも演奏させていただけたことに
ものすごく幸せを感じたのでした。

チェコちゃんと再びデュオの夢が実現したのがまた、最高の喜びでした。


チェコちゃん、旦那さまのホンザくん(通訳ありがとう!)、
本当に本当に楽しい時間をありがとう!!


  そのチェコちゃんのブログを今日はご紹介!
  「万葉チェコ日記」 ⇒ チェコでの生活を身近に楽しく!リポートしています♪




☆↓コンサート後の打ち上げ↓

↑チェコの代表的料理、svičková na smetaně(スヴィチコヴァー ナ スメタニェ)

ちなみに、この名前の最後のsmetaněは、「スメタナ」、

・・そう、かの有名な、チェコの作曲家「スメタナ」と同じ名前ですが、
意味は「クリーム」なんだそうです!(笑)

スメタナさんは、「クリーム」さんだったのですね・・・


今日はそのスメタナさんのかの有名な曲、「モルダウ」を、
恐れ多くも本場で最後に演奏したのですが・・

この曲、チェコの方にとってとても大切な心の曲。

本場の方に聴いていただくなんて実はかなりかなり恐れ多く、
演奏するのに相当なプレッシャーでドキドキでしたが・・


そう、「モルダウ」のあの長く長くゆったりとしたフレーズは、
プラハの中心を流れる雄大な河、モルダウ(チェコ語で"ヴルタヴァ")そのもの。

チェコちゃんの力を借りながら、日本人ですが、それなりに一生懸命
モルダウの河の流れを頭に描きながら演奏してみました(汗)

あの河の流れを想像すると、自然とあのフレーズが大きく一つになります・・。


それにしても、演奏中の聴衆の表情、演奏が終わった後の反応から、
チェコ人にとってこのモルダウの曲が、本当に心に響く・・
とても大切なメロディーなんだなぁとひしひしと感じました。



さて、明日からはいよいよホームグラウンドのドイツに移動します!!
プラハからワイマールまで特急電車で5時間!けっこう近い♪

また時間があったら更新します


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