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2016年8月 歌舞伎観劇 ①歌舞伎座は東京オリンピックスタジアムの設計者・隈研吾の設計、だが席は窮屈だった

2016年08月17日 | 旅行

2016年8月 歌舞伎観劇 ①歌舞伎座

 歌舞伎座は晴海通りに面し、JR有楽町駅から徒歩7-8分、少し先に築地本願寺、晴海通りをさらに進めば勝ち鬨橋もあり、このあたりを歩くたびに外観を何度も見てきた。
 2013年、隈研吾の設計・・いまや東京オリンピックスタジアムの設計で有名人・・で建て替えられたのがいまの歌舞伎座で、高層棟を有する複合ビルになっている。1~3階の座席数は1808、一幕だけ観劇する一幕見席は4階にあり、46席である。

 建て替え前の旧歌舞伎座は、吉田五十八設計で1951年開場、座席数は当初2600、改修後2017であった。
 勝ち鬨橋を見に行ったときや、築地本願寺の見学の行き帰り、銀座界わいの散策で足を伸ばしたときなどに見ていたから、馴染みがある。
 正面の両端に入母屋の屋根がせり出し、入口に唐破風の屋根をのせた外観も、見慣れると伝統文化である歌舞伎にふさわしいように感じる。
 新歌舞伎座を検討するとき、外観デザインも伝統文化として継承されたようだ。
 
 8月はカミさんの誕生月で、お祝いに歌舞伎を観劇することになった。
 さっそく席を取ろうとしたが、急だったせいもあり、手ごろな料金の席はほぼ満席に近い。日取り、時間、出し物をにらみながら、なんとか土曜の第1部、3階A席に2席を確保できた。
 ちなみに当日は1階桟敷席16500円、一等席14500円、2等席11000円にもかかわらず隣り合わせの2席が取りにくいのだから、歌舞伎の人気がうかがえる。
 
 東京メトロ銀座線東銀座駅は、歌舞伎座地下2階に直結していて、改札を出ると、目の前が広々とした売店である。
 さっそく弁当を購入した。劇場内にも食事処があるが、1幕と2幕のあいだの休みは30分しかないから、あわただしい。弁当が無難である。

 3階A席には、館内の左右に設けられたエスカレータでも行けるが、中央の階段の方が動線がいい。各階には食事処や売店があり、記念品も売っている。きょろきょろしながら3階に向かう。
 途中、1階席、2階席ものぞいた。1階は横43席×22列で、左右に桟敷席が並び、ぎっしりと席が詰まった感じだった。
 2階席はホール後方の48席×9列とホール左右の桟敷席で、舞台側前方が吹き放しだから、開放感がある。
 3階は48席×10列で、前方がA席、後方がB席になる。4階には一幕見席が並ぶが、独立していて行き来はできない。
 購入した席は3階A席の左寄り、花道の上あたりで、舞台の全景と花道の先の方が見える。
 花道の全景は、2階席最前列か、1階席の19列目あたりまでか、桟敷席を選ばないと見えそうもない。
 桟敷席はホールの左右の壁際だから、正面から観劇するには、2階席前方が良さそうだ。よほどの時間の余裕をみれば、確保できそうである。
 ただし、畳仕上げの桟敷席を除き、どの椅子席もかなり窮屈そうだ。いったん座ってしまうと、ほとんど身動きが取れない。列の中ほどの席はほかの方が立ち上がらないと入っていけないほど前後がきつい。酷評すれば、飛行機のエコノミー席よりも狭い。
 歌舞伎の人気が高く、これほど詰めないとさばききれないのかも知れないが、ゆったりした気分で観劇するためにももっとゆとりのある席にして欲しいね。
 休憩を入れて2時間半の観劇、窮屈な席で立ち上がろうとすると、膝が悲鳴をあげそうだった。階段も踏面が狭く?、け上げが高い?ようで、思わず手すりにつかまってしまった。客席の階段もゆとりが欲しいね。
 続く

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