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つれづれなるままにパソコンに向かいて旅日記・斜読・よしなしごとを綴る

2015スペイン紀行30 セビリア2日目の午後、カフェでエスプレッソを飲み、デパートでイベリコ豚を食べ、夕食はタパス+ビールで賑わう

2016年11月02日 | 旅行

スペインを行く30 2015年ツアー7日目 ヒラルダ像 ホルノ・サン・ブエナヴェントゥラ カフェ・ソロ 聖王フェルナンド3世騎馬像 エル・コルテ・イングレス イベリコ豚 カサ・マノロ /2016.10記

 スペイン紀行の続報である。スペインを行く29からずいぶんと日が空いた。今春には英国を旅し、10月に東ドイツを旅したのに、昨年10月のスペイン紀行がまだ完結しない。長い目でご愛顧を。
 スペイン7日目、セビリア2日目の午後、自由時間にグアダルキビル川クルーズを楽しみ、黄金の塔、救済病院を見学した。フルページ+写真はホームページ参照

 救済病院をぐるりと東に回り、アルミランタスゴ通りを抜けると、正面に大聖堂の西正面が現れる。西正面には3つの扉が設けられていて、中央が王の扉、左手がキリスト洗礼の扉、右手がキリスト降誕の扉と名づけられている。
 ・・・・遠くから全景を眺めて、東に進む。南正面の中ほどにはサン・クリストバルの扉がある。この扉の内側がクリストバル・コロン、いわゆるコロンブスの墓所になるので、サン・クリストバルの扉と名づけられたようだ。扉を縁取るアーチヴォルタは彫刻も少なく簡素化されているが、フランボアイアン=火焔式・ゴシック様式の華やかさは目を引く。
 扉の手前に置かれているのは、ヒラルダの塔の上に飾れているヒラルダ+女神の実物大の模型である。塔の上のヒラルダ+女神は地上からおよそ100mも上にあるから肉眼ではおぼろにしか見えない。
 そこで、観光サービスとして?、すぐそばで確かめられるようにと実物大の模型を展示したらしい。でも、ここからは実物のヒラルダの塔は見えない。どうせサービスするなら、100mの上のヒラルダ+女神と地上の模型とが見比べられるような場所に置いてくれたら、もっとリアリティがある、と思う。
 女神像は八頭身?のほぼ等身大で、柔らかなひだの薄衣をまとい、風見を両手でにぎっていた。台座を含めて4mほどの大きさだが、100mの塔に上にあってはこれほど細やかな表情は分からないから、地上模型の効果は大きい。

 大聖堂をあとにする。5時半に近い。誰ともなしにコーヒーブレイクの話が出た。スペイン通のOさんの案内で、大聖堂の北側のアレマネス通りを歩き、コンスティントゥシオ通りに面したホルノ・サン・ブエナヴェントゥラという名のカフェに入った。
 通りには銀行や店舗が建ち並び、路面電車が行きい、人通りも多い。
 カフェは、Oさんいわく、ケーキ菓子が名物で人気だそうだ。歴史もあるらしく、あとで同店のホームページ(スペイン語)を見たら1385年の創業らしい。チェーン店がいくつかある。私たちの入った店は、外観は重厚な石造りで歴史を感じさせるが、店内は木材を基調にした落ちついた雰囲気で、ガラスケースにずらりとケーキ菓子が並んでいた。
 ・・・コーヒーはスペインで好まれているエスプレッソにした。スペインではカフェ・ソロというらしいが、どこでもエスプレッソで通じる。
 カフェ・ソロに少しだけミルクを入れたのがコルタードで、コーヒーと同量のミルクを入れたミルクコーヒーがカフェ・コン・レチェと呼ぶそうだが、とても覚えきれないからどこへ行ってもエスプレッソ ポル・ファボール(≒お願いします)で通した。
 スペイン人はミルク入りの方が好みで、たっぷり砂糖を入れて飲む。やはり甘い物好きである。私はエスプレッソの苦みも味わいたので、一さじほどの砂糖を入れ、かき回さず飲む。最初にエスプレッソの強烈な苦みを味わい、最後に甘みのコーヒーを飲んで、一杯で二つの味を楽しんだ。

 ・・・6時過ぎにカフェを出て、コンスティントゥシオ通りを北へ歩き、ヌエバ広場を通った。広場の中ほどにフェルナンド3世騎馬像が見える。
 ・・フェルナンド3世はアラゴン王ハイメ1世と連携してレコンキスタを積極的に展開し、1236年ごろコルドバ、カディス、セビリアを奪還するが、セビリアで病死する。
 のちに、レコンキスタの功績を称え、「聖王」の称号が贈られた。セビリア解放の功労者であるから、騎馬像が飾られるのは当然であろう。

 ヌエバ広場を少し北に歩くと、スペインではよく知られたエル・コルテ・イングレスという名前のデパートがある。Oさんの案内で、地下の食料品売り場に行った。
 ・・・地下の食料品売り場にはイベリコ豚専用の売り場がある。主にドングリを食べて育てられ、認可を受けた豚肉がハモン・デ・ベジョータ・イベリコと呼ばれ、スペインでは大変な人気がある。
 ベジョータがドングリのことだが、日本のドングリとは違い、樫の実だそうだ。品質?味?に違いがあるそうで、いくつものイベリコ豚が天井からぶら下がり、ガラスケースに収まっていて、次から次と客が懐具合と相談しながら品定めをしていた。
 Oさんが見つくろってくれて、味見にと買ってくれた。世界最高峰といわれるだけあって、脂がのっていて、塩味も効き、美味しかった。

 ・・・買い物が終わってから、タクシーに分乗してホテルに戻った。すでに7時を過ぎていて、外は真っ暗である。この日の午後は自由時間で、夕食も自由である。参加者によっては持参の日本食?を食べたり、コンビニ、スーパーマーケットで食料品を買い、部屋でくつろぎながら食事を取ったり、あらかじめ探しておいたレストランに出かけたり、思い思いに食事を楽しむ。私たちは、スペイン通の添乗員Oさんについて行って地元料理を楽しむ方を選択した。
 Oさんは、ホテルから歩いて数分のカサ・マノロに案内してくれた。
 ・・・Oさんは、イベリコ豚生ハム、ナス、シーフード、ツナ、ビーフ・・などのタパスを頼んでくれた。どれも食べやすい。大いに食べ、飲み、雑談に花を咲かせた。
 たっぷり食べて、会計は一人14ユーロ≒1500~1600円ほどだった。雰囲気が良くて、味にも量にも満足でき、安い!。みんな満足して10時ごろ、ホテルに戻る。
 今日も盛りだくさんの一日で12700歩も歩いたが、ほどほどに休憩が取れたし、仕上げのタパス+ビールが美味しかったこともあり、さほど疲れを感じない。バスタブで残った疲れを流し、ぐっすりと寝た。

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