行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

エゴツルクビオトシブミと揺籃

2017-05-22 20:00:26 | 昆虫
オトシブミと呼ばれる虫たち、
それらの雌は初夏のころ、
若葉を巻いて、円筒形の揺籃(ゆりかご)を作り、その中に卵を産みます。
そして、葉の中に守られた卵はふ化し、
幼虫は巻かれた葉を食べて、成虫に成長しするという
とても合理的な仕組みを構築しているのです。


若葉が展開し、
蕾も見え始めたエゴノキに
エゴツルクビオトシブミの揺籃(ゆりかご)をたくさん見つけました(5/6)。


雌のエゴツルクビオトシブミは葉を切り、
芸術的と思えるほどにきれいにエゴの葉巻をつくります。
ゆりかごといわれるこの葉巻、
この中で卵がふ化し、
夏に成虫となり、穴を開け、ここから出てきます。


揺籃(ゆりかご)製作中と思われます。
エゴツルクビオトシブミは揺籃を切り落とさないタイプ、
木に垂れ下がったまま、まさにゆりかごです。


揺籃がたくさんあるので、
低い枝にもエゴツルクビオトシブミがいるはずと思い探して見ると、
いました光沢のある黒色の小さなオトシブミ、
エゴツルクビオトシブミの雌です。


これも雌です。


雄を探して見ました。
雌に比べて、首がさらに長い。
この長い首が名の由来のようです。


探して見ると何匹かいるのですが、
体長6-8mmの小さな虫、
逃げたり、風で葉が揺れたり、撮るのが難しい。
手持ちマクロで何枚かシャッターを切りましたが
歩留まりが悪い。
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