行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ナルトサワギク

2010-11-23 22:45:33 | 花,植物
関西へ出張のおり,大阪モノレールから眺めた万博記念公園の法面に
たくさんの黄色の花が咲いていました(11/12)。
薬師草がこんなところにも咲いているなとぼんやりと眺めているうちに,
間もなく目的地の彩都に到着,
彩都は万博記念公園の北に国際文化公園都市として開発されたニュータウン,
そのまだ建物が建てられていない造成地の一角に,
見目もきれいな黄色の花が目に付きました。
晩秋に黄色の小さな野の花,
ここにも薬師草が咲いていると思い近づいて見ますと,
薬師草とは花の形,様子がまったく違う花でした。




東京に戻り調べてみると,ナルトサワギクという名の
キク科キオン属の帰化植物のようです。
1976年日本で最初に徳島県の鳴門市で発見されたのでこの名があります。
原産地はマダガスカル島,
オーストラリア,ハワイ,南アメリカなどにも自生しており,
日本には埋立地の緑化に使われる草の種に混じって,
入ってきたと考えられているそうです。
繁殖力が強く,関西,中国・四国地方を中心に急速に広がっているとのことです。
万博記念公園の法面に咲いていたのもヤクシソウではなく,
このナルトサワギクだったかも知れません。
2006年,在来の植物に悪影響を与える可能性があるということで,
特定外来生物に指定されました。

関東地方にはまだ広がってはいないようです。
どうりで,はじめて見る花でした。



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