ふぶきの部屋

侍ブロガー、ふぶきが宝塚とドラマ、皇室からワイドショーまで語ります。連載中の小説もお見逃しなく。

沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実

2008-06-23 10:02:18 | つれづれ日記

 本日は、沖縄戦が集結した日です。

先日、BS2で「沖縄戦」の映画を放送していました。

出演者は田中邦衛・丹波哲郎・小林桂樹等などそうそうたるメンバーでした

限られた時間の中で「対馬丸の沈没」や「渡嘉敷島の集団自決」や

ひめゆり部隊の話など、沢山盛り込んでおりました。

 ちょっと気になったのは「集団自決」の話で、この映画が作られた時は

この「集団自決」は軍の強制であったと言う事が語られています。

 

 私も以前は「沖縄戦における集団自決は軍の強制である」と

思っていました ゆえに教科書から削除されるのはおかしいと・・・・・

誰も強制されずに死んだりするわけないって

そして、「沖縄ノート」において大江健三郎氏が「渡嘉敷島の集団自決

について、当時、沖縄の渡嘉敷島に常駐していた赤松大尉を糾弾

していた事も知りませんでした

っていうか、そんなに大きな出来事だったのかと、自分の無知さに

恥ずかしさで一杯になりました。

 

 沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実 

(曽野綾子著・WAC)

 

 実は、この本を手に取るきっかけになったのは、本屋さんで

みかけたからなんですけど、それまで「集団自決」は軍の命令と

信じていたものですから、曽野綾子という尊敬する作家さんが

「そうではない」という立場に立っておられるのが非常に不思議で、

それで読んでみようと思ったのです

 

曽野さんは昭和40年代からずっとこの「集団自決」における赤松大尉の

「命令」について取材をされていました。

昭和45年に行われた「慰霊祭」の為、島に入ろうとした赤松大尉は

反対派によって上陸できなかった事、沖縄のマスコミが赤松大尉が

自決を命令していない」と言ったことを取り上げ、激しい口調で責めた

事も・・・

 

じゃあ、一体真実は何だったのか・・・・・

ぜひ、この本を手にとって読んで頂きたいのです。

私達の世代は「太平洋戦争」というものについて、かなり左がかった

教育を受けてきました。異常な加害者意識を埋め込まれ、そのコンプレックス

は60年経っても払拭されていません。

(それでも今時の若い人のように、何も教わらないので知らない・・・よりは

ずっといいと思うのですが)

当時、昭和30年代、40年代における「戦争に対する考え方」っていうのは

本当に自国に厳しいもので、徹底的に日本を日本人が貶めるような

考え方が多かったと思います。

でも、事実はそうではない・・・・という事が、ごく最近になって少しずつ

語られるようになりました

でも、まだ少数派です。

 

この沖縄戦における「集団自決は軍の命令であった」という事にしても

沖縄県民が10万(?)も総決起集会を開いて教科書に載せるべきだと

主張し、そのあまりの数の多さに誰でも「軍の命令だったことは事実」と

思い込んでしまい、間違った世論操作をされてしまっている場合がある

という事です

案外、少数派の方が正しかったりするものかもしれませんが、国民性なのか

多数派を指示する癖があるというか、大本営発表を鵜呑みにすると

いうか 私も含めて気をつけなくてはなりません。

 

 「集団自決」は実際にあったようです。けれど、そこに赤松大尉の

命令があったかなかったか・・・・ ここが焦点です。

そして「あった」とする人達の大元になっているのが「鉄の暴風」という

冊子に書かれた「集団自決」の記事ですが、実はこれは取材して

書かれたものではなかったのです

つまり誰も当時の赤松大尉や生き残りの人達に話を聞かず、ある一方の

流れの人達が意図的に書いたもの・・・それが今に至るまで

「正式な資料」とされてきたようです。

でもその裏には、ちょっと悲しい事実もあったりして

100%書いた人を責めることは出来ないかもしれませんが、赤松大尉の

汚名は返上してあげなくてはいけないのではないかと思いました。

 

あの時、自決して死んだ人はいいのですが、身内を手にかけながらも

自分は死に切れなかった人や、当時、本土に疎開していて戻ってきたら

家族が自決していた・・・というような人が沢山いて、その苦い思い出を

何かに昇華させたかったのか・・・とも思われます。

 

ぜひ読んでください。

 

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5 コメント

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SAPIOで (金魚)
2008-06-23 23:26:15
よしりんが、大江をけちょんけちょんに批判してました。

結局、従軍慰安婦のときと同じで、最初は軍の命令・強制があったと言ってたくせに、否定されると、
「命令はなかったかもしれないが、広義の強制性、軍の関与はあった」というふうに誤魔化して国民を洗脳しちゃうんですよねー。
曽野綾子さんのこと (どくしゃ todomekanetaru)
2008-06-24 14:28:42
どくしゃですが、今後、個人のブログへの書き込みをさせていただく際には、名前をtodomekanetaru に統一させていただきますので、よろしくお願いします。
 さて、ご紹介の本に関連して、ご承知かもしれませんが、念のため。曽野さんは、月刊誌WiLLに、「小説家の身勝手」という連載をされています。連載5回目となる、6月号では、このご自分の本のことを、去る4月の大阪地裁判決(赤松さんの遺族らが大江健三郎氏と岩波を訴えた名誉毀損訴訟。敗訴)との関連で述べておられます。
 私は、曽野さんは、お若い時から、美人で頭がよくて、言行に一貫性がある方として、あこがれの対象でした。研究職に就いてからも、曽野さんの作品は私の研究対象ではありませんでしたが、今回この連載を拝読しながら、この方が、間違いなく一流であることを改めて知りました。それは、p.121にある曽根さんの次のことばです。
「(WAC版)へ新版まえがきを書き加えただけで、内容はまったく変わっていない。
 他の作家のことはよくわからないが、どの作品に対しても私は、一作書き終わると、風船の空気を抜いたように急速にその作品に対する「関心」を失ってしまう。...」

 漱石やシェイクスピアがその典型ですが、いったん発表したものを、あとになって手を加えたりいじくったりしないということです。これは一流の作家である証左の一つです。
 それにしても、曽野さんに対して、この裁判の裁判長は、程度が低いですね。曽野さんもご指摘のように、まともな日本語文すら書けていないのですから。
  
Unknown (ふぶき)
2008-06-24 16:28:20
>金魚さま
大江健三郎といばすごい人ーーみたいなイメージだったんですけど、極左の人だったんですね。大江さんだって全然自分では実地に調べていないんですよーー何だかがっかりました。

>todomekanetaruさま
きゃーーWILL6月号を読み直しますね。曽野さんは私も尊敬する作家の一人です。丹念に調べ上げたあの作品は真実がこめられていると思っています。
でも・・なんだかな・・・どうしてこういう世の中になってしまったのかと。
情報戦・思想戦の敗戦 (金魚)
2008-06-24 22:11:53
要は、保守派(悪い意味でなく、日本の伝統と誇りを護るという意味で)にまともな人材が不足しているんでしょうね。

現代社会は情報戦だということを分かっていない。真実はいずれあきらかになるという幻想、正義は必ず勝つという甘い認識でいる。勝った者が正義。

嘘も言い続ければ事実となり、真実は隠蔽され国民も外国人もそのまま信じてしまう・・・勉強せい!

日本政府はもっと、情報戦に人材と資金を投入すべきなのに、事なかれ、事を荒立てないことに終始。国の誇りより経済が大事。
戦後ではなく、情報戦はずーっと続いているんですよね。

よしりんの指摘するように、保守といっても、親米保守ばかりで、自主独立(実現できるかでなく心構えの問題)の気概のある真の保守がほとんどいません。

過去を全く否定した民族など有史以来あるのでしょうか? そんな民族に将来などないでしょう。
Unknown (ふぶき)
2008-06-25 10:16:25
金魚さま
保守派と呼ばれる人達が減ってしまった背景には戦後の強力な左翼思想があるんでしょうね。
情報戦でいうなら中国や北朝鮮や韓国の方が上手。日本はどうして同じことが出来ないんだろうと思ってしまいます。
今回の集団自決裁判については、時期も時期なのでもう少し調べてあらためて書いてみたいと思います。

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