ふぶきの部屋

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韓国史劇風小説「天皇の母」197 (逆襲のフィクション1)

2015-11-25 07:30:00 | 小説「天皇の母」181-

宮妃の懐妊は一部の心ある宮内庁職員からみれば、まさに天の助けだった。

2000年の歴史の重みを感じている人達はそれなりにいたのだが、

どういうわけか、今の皇室の中でそれを口に出す事は憚られた。

しつこいくらいに被害者意識で凝り固まった皇太子妃の振る舞いに

誰もがどう対処したらいいのかわからなくなっていたのだ。

 

新年を迎えて、新年祝賀の儀に出ないと思えば、

東宮御所でのどんちゃん騒ぎには元気に出てくる。

歌会始めに出なかった日に、堂々と皇居に上がって乗馬をする。

批判される事などおかまいなし。

逆に「抗議の乗馬」を書かせたりする。

 

午前中はだらだらと寝ている妃に注意する女官はいなかった。

夫と娘がどんな朝を過ごしているかなど興味がない。

夫婦で朝食が別なら昼食も別、無論、夕食も別である。

さすがに一人でレストランに繰り出すのは寂しすぎるので、

ママ友たちや、外務省の元同僚や、あるいは高校時代のクラスメイトなど

相手は忘れているというのに、突如「中華をごちそうするわ」と声をかけるのだ。

皇太子妃と言っても言葉はタメ口だし、話す内容は子育てとファッションの事。

自分がどれだけブランド品を持っているかとか

アメリカにいた頃はね」と自慢話をするのをじっと我慢して聞いて

いさえすれば、ご褒美はめったに食べられない高級料理。

しかも財布と相談せずに食べられるのだ。一時の幸せ。

だから、誰も断らない。

「友情」ではなく、金や物で人を操るやり方は、彼女が高校生の時から

いや、小学生の時から少しも変っていなかったのだ。

中には「それって全部税金よね」と思い、断る者もいたが、皇太子妃の「好意」を

無にすると、あとでとんでもない「仕返し」が来るので、みな身の安全の為に従うしかなかった。

う皇太子妃と付き合っていれば、あらゆる意味で「得」な事も多かったから。

 

国連大学に部屋を持ってベッドを入れたのもこの頃だった。

いわば「私室」を持ったのである。

「勉強」と称して国連大学の私室にこもり、そこで何をどうしようと、誰も入れない。

少しでも出かければマスコミは勝手に「少しお元気が出てきて幸い」と書いてくれるので。

また、六本木や青山の高級クラブの会員になったのもこの頃で

毎日のように夜でかけてはだらだらと過ごす。

そういう時は皇太子も一緒に「自由」な時間を過ごす。

どんな高級な酒も、誰も食べた事のない料理も、好きなだけ堪能できる。

二人でグラスを傾けながら、自分たちがどれ程恵まれているか、自分たちがどれ程

運がいいか、そんな話をしている時だけはマサコも上機嫌になるのだ。

あなた、こんなにおいしいワインがこの世にある事、知らなかったでしょ。

私は外務省時代にはいくらだって飲めたんだから

さすが外務省だね」

そうよ。お父様のコネを使えばこんなものくらい軽いわよ」

と言った具合だ。

 

皇室のしきたりや伝統を頭ごなしに否定する行動をとる皇太子妃。

時間を守らない。出るべき儀式には出ない。行きたくない場所にはいかない。

どんなに皇太子が妻を愛していても、ここまで生活の価値観が変わったら

一緒に生活など出来ないだろう。

皇太子は次の天皇であり、皇室の伝統を守る立場である。

「公の人」なのだから。

自然発生的に出てきた「離婚説」は皇太子が最終的に

己の役割を果たす事を選択するだろう、いや選択する筈だという思うの表れだった。

しかし、皇太子が最終的に選択したのは「妻に感化され、妻を正当化する自分」だった。

その年の誕生日会見。

昨年12月にマサコの最近の様子ということで,医師団の見解が発表されたのは,

病名と治療方針,現在の病状及び今後の課題について国民の皆さんに理解していただくためで,

これはあくまでも医師団の専門的な判断に基づいて行われたものです。

私ももちろんこの判断を尊重しています。

マサコもお医者様の治療方針に従って,努力していますし,私もこれからも支えていくつもりです。

マサコは皇族としての自身の役割と皇室の将来を真剣に考え,これまでも努力してきましたし,

現在もそのように考えて行動しており,私もそれに支えられています。

環境の改善を勧めた医師団の見解は,こうした私たちの努力を更に実現していくために

有意義なものであると考えてのことと思っています。

私自身マサコには今までの経験をいかしたライフワーク的なものが見つかると良いと思っています。

私自身が主として,今まで水上交通史を研究しており,そのことが,

いわばライフワークになりつつあることが,いろいろなことをする上で,

支えになっているように思うからです。

また,乗馬やテニスを始めとした運動も治療の一環として行っておりますが,

それも良い効果を上げているようで,今後も続けてほしいと思っています。

お陰様で,マサコは順調に回復しておりますが,

まだ回復の途上にあることを皆さんにもご理解いただき,

静かに温かく見守っていただければと思っております」

先年出した医師団の見解について「よくわからない言い訳のよう」という批判に対して

釘を打ち、その理由を切々と説明することで正当性を主張。

さらに乗馬やテニスなどの「遊びは出来るのか」という批判に対しても

それが治療なのだ」と封じ込める。

さらに、あまりに元気だとか回復しているとか言い募れば「公務をしろ」と

言われる危険性があり、ゆえに「まだ途上」と言い訳を用意。

温かく見守れ」とダメ押しも忘れなかった。

 

マサコの公務については,今少し,体調が回復し,公私にわたる様々な活動をしていく中で

考えていくことになるのではないでしょうか。

また,マサコの場合,最近も幾つかの公務を行いましたが,

これはあくまでも回復のための足慣らしの意味もありますので,

そのあたりのことを皆さんにはお分かりになっていただきたいと思います」

「公務」を「足慣らし」と言ってしまったことに彼は気づいていなかった。

それがどんなに失礼な意味があるかも。

宮中で行われている祭祀については,私たちは大切なものと考えていますが,

マサコが携わるのは,通常の公務が行えるようになってからということになると思います

皇族であれば「公務」より先に「祭祀」が来る筈なのであるが、これを

「足慣らしの公務 → 公務 → 祭祀」という順番にしたことで、皇室の存在意義を

あいまいにしたことも、また彼は気づいていない。

そもそも皇族が「祭祀」をせずに乗馬やテニスに興じ、気が向いたら「足慣らしの公務」もどきを

行うなどという価値観があったろうか。

なかったからこそ、誰もそれが間違っているとも正しいとも言えなかった。

今までにない価値観だったのだから。

さらに娘の幼稚園についても

アイコが幼稚園に進むに当たっては,私も親として,どの幼稚園に行くことが

本当に本人にとって幸せなことだろうかということを一番の大きな課題として考えてきまして」

などと身の程知らずの上から目線で言った挙句に「学習がいいのでは」と結論づけた。

そうかと思えば、妹の結婚に関して

どこらへんが幸せそうに見えたか」との質問に

まず一つは結婚式の当日ですね。その日の二人の様子を見ていたときにそのようなことを感じましたし,

それから結婚式の後でも何回か会う機会がありましたけれども,

その際に二人で交わしているいろいろな会話ですとか,本当にそのときの二人の様子から,

これは本当に幸せなんだなということを感じました」

と、何とも人情のない答え方をしている。

妹の結婚に関しては完全に蚊帳の外であったことを暴露したのだが、本人は

やっぱり気づいていなかった。

 

皇太子は記者会見が終わってもすぐに帰ろうとはしなかった。

一旦退場し、また戻ってきたのである。

びっくりする記者たちに

私が言いたかったのはですね・・離婚するのではとかいううわさが

たっているんですけれど、離婚はしないという事をわかってほしくて

と言い放ったのだ。

記者たちは皇太子が何をどうしゃべっているのか、最初はわからず

ただただ戸惑った。

額に汗をかいて、頬を紅潮させ、ちらりとドアの向こうをみやり、そして

「わかるでしょ」と言わんばかりに記者たちを見つめる。

皇室記者を長くやってきた者も、こんな姿を見るのは初めてだった。

 

皇室が揺れている。

誰もがそう感じた瞬間だった。そして陰で操っているのがだれであるか

知ったのである。

 

 


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8 コメント

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泥棒・出羽の守雅子のたわごと (あさき)
2015-11-25 08:36:37
ふぶき様、

続きをありがとうございます。

粉飾決算どころではない、ウソだらけな雅子の人生と、カネとモノで人を釣って自己満足に浸る人間関係。
バブリーで、気持ち悪いです。

しかも、そのお金は税金。
警察庁や国税庁、会計検査院が動かないのがおかしいです。
雅子のやり方。
こういう、外国かぶれの知ったかぶりを、「出羽の守(ではのかみ)」と言うそうです。

ちょっと外国に行って、かぶれてきた人が、「…では、…」と、かじった知識を引き合いに出して、日本をバカにし、自分の外国帰りをひけらかすことを言います。
そうやって、優位に立とうとするのですが、自信のなさの表れなのです。
本当に自信があるなら、見せびらかしません。

相手が、舌出してバカにしているのも気付かないお馬鹿さん夫妻。

税金泥棒・出羽の守雅子と、引きずられの暴君・徳仁。

陰で糸を引いている美智子と、美智子をエサで釣っている小和田。

小和田のバックにいる中韓と、全部を潰し会わせようとしているアメリカ。

アメリカの後ろは?…。

果てしない話です。
みんなまとめて、追い出さなくては。
体力勝負の大掃除です。

日の丸の映える国にして、秋篠宮様を高御座にお迎えしましょう。
暗澹たる思いが (ネコバス)
2015-11-25 09:50:15
これらの話が真実から遠くないのなら、雅子妃よ、皇室から直ちに出て行くべき。
また、あまりに情けない皇太子に、暗澹たる思いが…。
胸が苦しい~~~~
操り人。 (nori)
2015-11-25 11:04:43
雅子さんてほんとうにかわいそうなひと。そして小和田ってほんとうに怖い一族。
皇太子って……君はもういいや。
ますます気になるフィクションです (きび)
2015-11-25 11:38:01
ふぶき様 こんにちは。

議事録とフィクションを両方続けて読ませていただいたので、ちょっと想像してみました。
今の皇太子夫妻のあの惨状が、先代の皇太子夫妻の時代であったならどうなっていたかなと。
国会で議論されたかもしれませんね。
そして、弟宮はしっかりとなさっていて天皇に相応しいお方である。兄宮はこの際、廃太子していただこう…と成っていたかしら…なんて想像してみました。

皇室がこれほど揺れているのに何も手付かず、誰も触らずますます先が気になるフィクションです。
OWD氏の思うがままになっていくのでしょうか?
天罰は下るのか?

あ~~ドキドキします。
執行猶予終了、空回り (もみじ)
2015-11-25 13:00:34
こんにちは。皆さん楽しみに待っている続きの更新ありがとうございます。

今見たら盗宮夫婦が幸せのピークだったのは成婚間もない頃で、秋篠宮の悠仁さまご懐妊から一気に奈落へ滑り落ちている。 まだ途中ですが…
こちらで書かれている公務を放棄し、税金で好き放題している。そのツケを近い将来払わないといけない自覚もなしに
今ナルさんは本当に天皇陛下の子か疑問を唱える声が高くなっておりますが
これだけ妻の実家寄りで恥じないのはやはり…
皇祖神はお怒りだと思います。

ミテ子さんも護りが弱まり、息子のナルさんが母親と妻の罪を背負って無間の世界に旅立つ日が近いのでしょう。
哀れですが、ナルさん自身が妻との肉欲を優先し、誇りと責任を放棄した代償はそれだけ大きなものです。
母親のミテ子さんも浅はかとはいえ、国体を大きく損ない晩節を汚しましたね。

皇祖神の方々もやり直すチャンスをあげたのに変わらず浪費し国民を愚弄しとっくに時間が過ぎました。盗宮夫婦はもはや海外では話題に上がらず呼ぶ国もなし。公務が減ったと焦ってドタ出を繰り返し醜い身なりを晒す。そのうちに今の暮らしから追放でしょう。
残念な方々です。
韓流ドラマ・・ (千菊丸)
2015-11-25 14:29:40
今韓流ドラマを観ながらこの記事へのコメントを書いているのですが、雅子さまは金と物で人を操るという、まさにあちらの国のやり方をなさっておいでなのですね。

皇太子様の人格否定記者会見・・皇室が存続の危機が瀕しているのが解りました。

Unknown (蝶々♪)
2015-11-25 17:55:29
ナルチャンは元々の知能と、甘やかしで、律するということがわからないのか。特殊な自分ちに適応するように、嫁さんを導くのが嫁さんへの思いやり。自分が母親に甘やかされてきたように、嫁さんもやりたい放題させるのが愛情だと勘違いしてるんだろうか。

なんにしろ、ナルチャンの頭が弱いのが問題。
頭が弱い上に、情緒も欠如。そんでもって、染まりやすい。皇太子だっていうのに雅丼色に染まりおって[;*_*;]ますますキモく。
浜尾さんの後も、馬鹿をそれなりに見せる係が必要だったんじゃない?へーかとお皿様の慢心がいけなかったんでしょう。ナルチャンをソコソコに見せて、ソコソコでいるためのクレバーな嫁をもらってれば。ハイタイシ!なんて言われず、かわいいかわいいナルチャンの地位安泰だったのに~。お皿様も爪が甘いわ。
Unknown (はにわ)
2015-11-29 15:44:55
反日たちがあなたの記事で
大喜びしてますよ。

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