空 の 樹 II

 
 
 
 
シゴト〔私事〕とシュミ〔主実〕あるいは日々のあれこれ

☆ やはり能はすばらしい。いや、素晴らしすぎる ☆

2017-08-11 12:15:13 | シゴト場から&鑑賞メモ

(※)この写真は「the能ドットコム」様よりお借りいたしました。

2016-04-26


きょうは4月25日月曜日。昨夜のNHK『古典芸能への招待』で放送された「能 『隅田川』~宝生流~」を観ていて鳥肌が立った。能独特の切れることのない緊張の漲るなかに、舞と謡と囃子と掛声の織りなす情念世界が隈無く舞台を覆い尽くし、終には紛うかたなき一塊の小宇宙ができていた。そしてさらにこの曲においては、語られる物語の綾にもほだされて私の目頭は熱くなった。

すばらしい。ただただ能はすばらしい(能を観るとき殆どいつもそうであるように、またしても右脳が痺れた)。このような驚嘆すべき舞台芸術がこの日本にあることが、いまだに不思議な気がしてならない。そしていまさらながら、「日本文化はなんと奥深いのだろう」と感嘆せずにはおれない。


◎ 隅田川:梅若伝説(能、謡曲鑑賞)
◎ 能・演目事典:隅田川:あらすじ・みどころ

 


2016-06-29

 昨日(6/26)の能もよかったです。
 多田富雄さん原作の新作能『生死(しょうじ)の川 ー 高瀬舟考』。六百年余りの伝統に根ざしたオーソドックスな能形式(いわゆる能楽)を忠実に踏襲しながら、「安楽死(この場合は積極的安楽死)の放つ現代的な問いを発した秀作
 多田さんが新作能をものしておられることは知っていましたが、作品を観るのは初めて。アイ(間狂言)の説明的台詞がやや冗長かなとも思いましたが、後場でのシテの苦渋に充ち溢れた謡のいわば伏線をなすものとして、その激烈な苦痛の様をこんどは内側から、つまり、あたかも自らの大激痛であるかのように味わう先駆けの役割としてあの長広舌は活きていましたね。
 この大曲の新作能を観て、原爆を題材にした同氏の作品もまたこのようにインパクトあるものだろうと想像しました。こちらもいちど観てみたい。また多田さんに限らず、昨今の新作能(←注意:容量2Mbのpdf)あれこれ観てみたいものです。
 それから、談山能(たんざんのう)についてはまったく不知でしたが、通常の能舞台とはちがって朱色の四本の円柱と舞台奥の渋くて秀麗な一幅の掛け軸が独特の風趣を醸しだしていますね。
 テレビモニター内で演舞のアンソロジーがオンパレードするなかで、ふと思ったのは、それぞれの衣装の独特の色合い。色調は暗めでありながらも、それぞれの色合いがくっきりと際立っていて曖昧なものはない。いわば、渋さの中に重みと華麗さとが同居してたがいに引き立て合っている。
(あぁこれが日本中世の伝統の色調なのか……いまの日本にはないな……能ですら今様の表舞台には)
と自分ながらに得心しました。本物の日本中世に遭遇することができて……じつによかった。



2016-09-28

 きょうは9月26日月曜日。今月もいよいよ最終週のウィークデーとあいなりました。
 ところで、きのう放送のNHK 古典芸能への招待能狂言の名人・幽玄の花」~芸の真髄シリーズ~。 午後9時から2時間。伊地知も離席することなく、欠伸や肩もみもすることなく、じっと画面に見入っていました。とりわけ最後を飾る半能「絵馬」では、やは り右脳がしびれて、言葉にならない感動がお腹の底から胸へと湧水のように湧き上がってきて、極東のこの島国にこのような素晴らしい古典芸能が花開き、いま もしっかりと承継され観劇できることの二重の素晴らしさを全身で感じ入っていました。ほんとうにほんとうに、言葉にならないほど素晴らしい。この国に生ま れて、よかった(微笑)

 


2017-02-28

きょうは2月の最終日。いよいよ春が近づいてきます、かね^^? 一年のうちでいちばん好きな早春が、大好きな白い辛夷の花とともにやってくる・・・♪(*^_^*)

ところで、26日日曜日の「古典芸能への招待」。これまた昔から大好きな狂言だったので、じっくり堪能しました。
なかでも「歌仙」はおもしかったなあ^^b 今回はあの磯田道史さんも改作に参加した改訂演目とのことで、ところどころに現代風な表現があったりして馴染みやすく、そのせいか随所に声を出して笑うことができ、また、クライマックスでは能と歌舞伎の相中(あいなか)をいくような大立ち回りもあって、終始大変楽しゅう御座いました(*^^*)
萬狂言特別公演から内容詳細 - 古典芸能への招待 - NHK
狂言はおもしろい! - 徒然なか話



2017-08-10

きょうは8月6日。葉月最初の日曜日(^^) ところで、「‘みなさま’のNHK」から「天下の強欲NHK様」へと華麗な転進を試みる「犬HKにして鵺(ヌエ)HK」の今年の夏(上期?)は(もっぱら日本の)異界シリーズを放送するようで、実は・・・愉しみ^^;
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【8/10追記】
NHK「京都異界中継」、 おもしろかったっす^^v 4時間ぜんぶ観た^^; ライブなのに怪談級の大きな事件(放送事故)がなかったのはさすがと思った^^;
 昔読書好きの中高 年の自分も、最初は、明るい部屋のなかでテレビのモニタ越しで、読み語りによることばのみの(恐怖の)イメージ喚起は、隔靴掻痒の感があったけれど、途中 から目を閉じて朗読に聴き入り、さらには部屋の電気を消して鑑賞していると、一話一話聴くごとにしだいに怖さの感覚が脳内に沈殿してきた。
 そこで気づいたのは、光と電子的情報の世界でいかに異界的畏怖の世界から遠ざかっているか、ということだった。そういう意味でも、よい番組だった^^
 あと、能「鉄輪」を観て右脳が痙攣するほどに痺れた。じつによかった。それから、むかしちょっと読んだ泉鏡花をふたたび読んでみたくなった。




  

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