観劇&感激記

大好きなお芝居の感想記です

平家物語に関係するものだけ読む…能楽手帖

2012-09-29 10:16:41 | 古典芸能に関するつぶやき
能楽手帖
クリエーター情報なし
駸々堂出版


「能楽手帖」という本を久しぶりに読みなおしました。

この本は、曲のあらすじ・みどころ・作者・素材・登場人物・場所・演能時間・小書が端的〔一曲につき2ページ〕に書いてあり、とても便利です。
能を観に行く前の予習にうってつけでした。


今年は、NHKの大河ドラマの「平清盛」にハマっている。
最近、「能の曲目にもなっている人(忠盛など)」がドラマに登場するようになってきたので、平家物語関連の曲を中心にこの本を再読してみた。


敦盛って、平清盛の弟の平経盛(駿河太郎さんの役)の末子だったんだぁ…だから、年若くして戦死したわけか…経正と兄弟なのか…」

「大原御幸の建礼門院は清盛の娘だったか…」

清経って、重盛(清盛の長男)(窪田正孝さん役)の三男だったのか…」

俊寛って、藤原成親(吉沢悠さん役)・西光(加藤虎ノ助さん役)らの陰謀で謀反に加担して喜界島に流されたのか…」

「千手が愛したのが平重衡(平清盛の五男)(辻本祐樹さん役)だったんだ…」

忠度(ただのり)ってドラマで熊野地方で生れて歌人として登場したなぁ…」

経正って清盛の弟・経盛(駿河太郎さんの役)の三男だったんだ~。経盛はドラマで笛吹いていたなぁ…息子は琵琶の名手なのか…」

通盛って、清盛の弟・教盛(鈴之助さん役)の四男だったんだぁ~」

「盛久って、平盛国(上川隆也さん役)の子供だったのか…」

「熊野(ゆや)は平宗盛の妾だったのか…平宗盛(石黒英雄さん役)は熊野(ゆや)の母親が病気なのに花見に無理やり誘うような男だったのか…」

頼政(宇梶剛士さん役)って平等院で死ぬのか…」


などと、想像し、ドラマ・能の演出とリンクしながら見ると面白かった。
(百人一首でリンクすると、崇徳院や西行を楽しめます)


今後、大河ドラマに俊寛とか、景清とか、敦盛でるのかな~?
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市川亀治郎”飛” 写真展

2012-08-24 11:36:36 | Weblog

20120823/アウディ フォーラム東京/最寄駅:原宿・明治神宮前

2012.8.9~8.27まで開催の「市川亀治郎”飛” 写真展」に行ってきました。
身重になってしまった身体で「最後の亀治郎の会」には行けませんでしたが・・・
写真展には行ってきました。
(太りすぎたので歩いて、痩せたかったし…)





第一回から「亀治郎の会」を観てきた私にとって懐かしい写真もありました。
個人的には、1回目の合邦の写真が好きです。

写真展のタイトルが「市川亀治郎”飛”」だけあって、飛んでいる写真が多かったです。
亀治郎さん、もとい猿之助さんのファンには堪らない写真展だと思います。
(特に「亀治郎の会」を見続けてきた人には思い出に浸れる)


★ちょうど8月23日(木)NHK[総合] 後7:30〜8:43 に新・猿之助誕生 というテレビの放映がありました。

昨年9月の襲名発表から襲名披露までの1年間市川亀治郎と周辺の人々を追ったドキュメンタリー
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二代目市川亀治郎大博覧会

2012-05-02 20:22:57 | 歌舞伎観賞
20120502/渋谷ヒカリエ9階/最寄駅:渋谷

亀治郎さんの大博覧会だったので見に行ってきました。

舞台の写真はもとより、亀治郎さんの通信簿やノート・収集された浮世絵などまであり、楽しめました。
個人的には、舞踊用の扇の展示にほれぼれとしてしまいました。

また、展示会場中央部には義経千本桜の四ノ切舞台があり、ここだけ、写真撮影OKだったのでしっかり撮ってきました。いろんな仕掛けがまのあたりにできて、面白かった。


6月の襲名披露公演も観たいところですが…
身ごもってしまった今となっては…行けない襲名披露。
亀治郎の会も1回目から皆勤賞的に見続けてきたのに、襲名披露で観れないとは…今後は歌舞伎「熱」→子供への愛情へとまっしぐらに向かっています。
今後は舞台も美術館も見に行く回数は年にあるか?ないか?っていうくらいになるでしょう…
子供が落ちつく頃、また、観に行きたいけれど…その頃まで「日本の伝統芸能」がちゃんとしているといいなぁ~。
客に媚びてばっかりいるような嫌な舞台になっていないといいなぁ~と願うばかりです。
舞台と、テレビは違います。
どうか、わかりやすさや、見た目だけでの薄っぺらい舞台になっていませんように…

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羽子板の中の歌舞伎

2011-12-19 18:01:28 | 古典芸能に関するつぶやき

▲道成寺

浅草の羽子板市に行ってきました。
初めてだったので驚いたのですが…
歌舞伎の演目満載でした。

助六、道成寺、連獅子、藤娘、暫くなどがたくさんありました。
同じ助六でも、店によって表現もかわっていて、絵柄を見比べるだけでも楽しめました。
写真の鐘入前の道成寺は特大の羽子板でした。
(開催は、今日12/19までです)


▲助六


▲暫


▲連獅子


▲藤娘・道成寺・汐組・三人娘ぞろい

よく見ると勧進帳、矢の根、藤娘とかが見つかります。

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その妹

2011-12-06 08:57:43 | 現代劇
20111205/シアタートラム/最寄駅:三軒茶屋
指定席で観劇

出演者:市川亀治郎、蒼井優、段田安則、他

武者小路実篤:原作の「その妹」という芝居でした。
夏休みの課題図書で読んだ「友情」と同じように重く…終戦後のストーリーで…ラストもハッピーエンドにならないまま終わったので…ちょっと辛かったです。
現代、終戦後の辛苦の芝居を見るのは…気持ちがやりきれないものがありました。


出演者はみな、滑舌が良く、芝居も確かだっただけに余計にそう深く感じたのかも?しれません。
芝居自体にはなんの不満を感じず…暗鬱なる空気だけが堪らなかった。

亀治郎さんの兄役のどこにむけていいのかわからない苛立ち感が良かった。

テレビドラマのイメージだった蒼井優ちゃんも、しっかり舞台に生えただけにやり切れなくなりました。

西尾まりちゃんをもうちょっと出してほしかった…ドラマ「パパはニュースキャスター」の子役の頃からファンです。

同じ出演者で違う芝居が見たかった…というのが正直な気持ちです。
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三波春夫のあの明るさはどこから…

2011-11-22 06:44:58 | 本・CD・DVD
11/20にNHKのBSで「没後10年・三波春夫の世界」という放送をしていた。
たまたま何の気なしに見ていたのだが・・・
底抜けに明るい!
今のアイドルのような…無理な明るさではなく、見ている人間が苦しくなるような明るさでもなく…
目も口も顔の筋肉も身体の底から明るい姿に驚き、見入ってTVを見てしまった。

とくに内容は暗くなりそうな「チャンチキおけさ」の明るさに目を奪われた。


現代のテレビからは見られないような、目の輝きだった。
「あ、あ、日本にはこんな人がいたのか…」とTVの前からはなれられなかった。


以前買った、「私のこだわり人物伝 2006年10-11月 (NHK知るを楽しむ/火)」というNHKのテキストに三波春夫が載っていたことを思いだし、本を開いてみると、森村誠一も「この明るさはなんなんだ?」と書いている。

ちょっと、今、読んでみようかと思っている。

なんせ、このテキストの半分の「古代から来た未来人/折口信夫」/中沢新一著の部分しか読んでいない本だったから。

私のこだわり人物伝 2006年10-11月 (NHK知るを楽しむ/火)
森村 誠一
NHK出版

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演者の目 (1976年)

2011-11-21 23:44:41 | 本・CD・DVD
演者の目 (1976年)
クリエーター情報なし
朝日新聞社


亀治郎さんが→市川猿之助 襲名
香川照之さんが→市川中車 襲名

になったので、現:市川猿之助さんの本を読んでみた。

・・・・・正直、現:市川猿之助さんが苦手だった私。
三国志のイメージや、奇をてらうところがどうも好きになれなかった。

しかし、この本を読んで「私は勘違いしていた」と思った。

また、もっと若いころの舞台が観たかったなぁ~と心底おもった。



第一項の---「鏡獅子」初役に想う---の文章に感激し、図書館で読んだ本なのに…
古本屋で本を探し(只今絶版のため)購入したくらい。

六代目(菊五郎)の「鏡獅子」の映像を観たときの文章が研ぎ澄まされていた。
私が見たかった、観劇に対する「言葉」がそこには溢れていた。


----- ↓以下本文抜粋↓ -----

そこに見る小姓弥生の初々しくきっちりとした舞い振り、あのふっくらとした姿が彩なす何とも言えないふくらみ、裾さばきの美しさ、手先や扇が描く美しい曲線、やわらかい中にも時折りハッとさせる鋭いタッチ、静かなる迫力、後ジテの狂い、その獅子のもつしなやかさとリンとした気組み迫力等々……。そこにあるのはどうやるこうやるという手順とか形とか型でなく、自由奔放に舞動く創造力、逞しい生命力生命力漲る魂、繊細な芸術的感受性に依って自由自在に味付けするセンスの良さ、美しさ等、何と書き表してよいか分からない程の芸術家の魂を垣間見たような気がしました。
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「よく癖のある踊りはいけないと言われるが、癖っぽい踊りと言えば六代目の踊りほど癖っぽい踊りはない。その癖もだんだん洗練され上手くなるとその癖が癖を通り越し一つの美しい独特の味、個性として消化するものです。そして皆が真似をするようになる。中途半端な癖は駄目で、癖もそこまで、味・個性にまで洗い上げ徹底させる性根が必要です」

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「僕は新しいものをつくっていく、お客の心が燃え上がるような芝居を。命をかけて、命をかけてつくります。澤瀉屋の血は飛ぶんだ、飛ぶんだ、高く高く高くお父さん、叔父さん、見ててくださいよ」……と。それは私の叫びでもあるのです。


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  ↑ 父さん、叔父さん、見ててくださいよというところで、私は涙腺が緩んだ。


鏡獅子のこと以外には、義経千本桜、骨寄せの岩藤、黒塚のことについて書かれてあります。特に義経千本桜の「狐忠信」の狐のセットのことや知盛の碇ののシーンなどについて細かく書いてあるので、面白かった。
亀治郎さんの「骨寄せの岩藤」を観る前にこの本読んでおけばよかったなぁ~。
でも、亀治郎さんが黒塚をやるときは、この本を復習してから観に行きたい。
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銕仙会11月定期公演

2011-11-11 22:02:04 | 能楽観賞
20111111/宝生能楽堂/最寄駅:水道橋
正面席で観劇

■能:鉄輪<カナワ>(観世)
 シテ:大槻文蔵、ワキ:宝生欣哉、ワキツレ:御厨誠吾、アイ:深田博治、
 笛:一噌庸二、小鼓:曽和正博、大鼓:安福建雄、太鼓:金春國和

■狂言:名取川(和泉)
 シテ:野村萬斎、アド:石田幸雄
 始めに囃子と終わりに狂言方の地謡がありました

■能:春日龍神(観世)
 シテ:、ワキ:、ワキツレ:、アイ:、
 笛:栗林祐輔、小鼓:古賀裕己、大鼓:亀井広忠、太鼓:大川典良

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ひっさびさ~~~の能楽堂でした。

<能:鉄輪>
大槻文蔵さんの鉄輪目当て。
文蔵さんの鉄輪は、怨みとか怒りより、悲哀のほうが強いように感じました。
そのせいか?あんまり好きな曲ではないのに、なんか良かった。
(鉄輪とか葵上とか女の恨みみたいな曲は好きではないんです~)


<能:春日龍>
春日龍神って若い役者さんのしか観たことありません。
前場の謡のことばの…
月の行方、緑の空も長閑なる、月に立つ影も鳥居の二柱、枝を鳴らさぬ景色かな、などがことばだけでも空間を広くしてくれ…好きなので…もうちょっとお年を召した方のでみてみたい。

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映画:シャッフル

2011-10-26 23:38:27 | 映画・TV・映像
20111026/シネマート新宿/最寄駅:新宿三丁目

■監督:及川拓郎、出演:金子ノブアキ、賀来賢人、鎌苅健太、ムロツヨシ、市川亀治郎

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10/22公開の映画。公開から初の「水曜レディースデー」に観に行ってきました。

失礼ながら・・・前半は、たいいしたストーリーの変化もないので寝ちゃいました。
(私は亀治郎さん目当てだったので、亀治郎さんの声を子守唄のようにして眠りました)

後半になるにしたがって、ストーリーが一転二転していき、映画のキャッチコピー通り「笑っているとダマされる」ました。

観終わった後の印象は・・・金子ノブアキさんの「のど仏」ばかり見たような・・・金子さんがのけぞる姿が多かったなぁ~(笑)

シャッフル:公式サイト

-----印象に残ったセリフ------
「陳さん!」/金子ノブアキ
「大藪です」/ムロツヨシ
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芸術祭十月花形歌舞伎(夜の部)

2011-10-22 23:08:20 | 歌舞伎観賞
20111022/新橋演舞場/最寄駅:東銀座
3階席で観劇

■通し狂言:當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)
 小栗判官兼氏・浪七・娘お駒:市川亀治郎(三役)、照手姫:市川笑也、横山次郎・膳所の四郎蔵:市川猿弥
 鬼瓦胴八・横山大膳:市川右近(市川段四郎さん体調不良のため14日から休演のため二役)、後家お槇:市川笑三郎
 浪七女房お藤:市川春猿、横山郡司:市川寿猿、横山三郎:坂東薪車、局藤浪:坂東竹三郎
 矢橋の橋蔵・上杉安房守:中村獅童、遊行上人:片岡愛之助ほか

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変に凝りすぎわけでもなく、素直に楽しめるストーリーでした。

うまい具合に観客を飽きさせないように要所要所に見せ場があるつくりになっていて「うまいなぁ~」と思った。
はじめの場面では馬が出てきて、海、船、血の滝、早変わり、宙乗りetc・・・通し狂言って途中、眠気に襲われるようなところが出てくるんだけど、うまい具合に見世物的な、場の空気を一変させるようなものが舞台に登場するから飽きなかった。

血が滝のように流れるとは思いもしなかったから、結構びっくりした。
そのせいか?市川亀治郎さん3役:小栗判官兼氏・浪七・娘お駒のうち、浪七が一番良かった。
(観るまでは、一番浪七がらしくない役だと思ったけど…感激したなぁ)

場面ごとに四季感があふれていて桜(横山郡司殺害:春)→朝顔(浪七宅:夏)→紅葉(萬屋宅場面:秋)→雪(遊行上人場面:冬)と移り変わっていった。
なんというか…個人的には寒い雪景色でなく、春で終わって欲しかったなぁ。

獅童さんの矢橋の橋蔵には面食らった。こういう役もやる人なんだぁ~と思った。
あまりにもびっくりしたので、持っていたチラシに姿スケッチしてしまいました。

●印象に残ったセリフ:
「お殿様、さぞご無念でござりましょう」by/局藤浪:坂東竹三郎
「来世はうてなの上で待て~~~」by/浪七:市川亀治郎
 (↑いやぁ~旦那にこういうセリフ言ってもらいたいですなぁ~)
「船をみ撓(たわ)へ戻させたまえ~」by/浪七:市川亀治郎

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