この地域では提灯を持って墓参りをする
風習があった。
墓参りの提灯はお墓やお寺の迎え火を
提灯に移して家に持ち帰り、その火を仏壇に移す
ことで祖先を家にお迎えし供養するためのもの。
昔は村から墓に通ずる道は提灯が連なり、
幻想的だった記憶がある。
殆どの子供はミニタイプの手提げ提灯を
持って墓参りをしていた。
最近では手提げ提灯を持っている子供を
あまり見かけなくなった。
明るい内に墓参りするようになったり
また車を利用して墓参りするようになったのも、
見かけなくなった原因かも知れない。
時代とともに風習も変わっていくものだと
つくづく思った。
