よもやま画帖

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かつおの季節

2012-07-20 11:49:34 | お絵描き

 

埼玉に越してきてすぐの頃、買い物をしながら「 魚屋をあまり見かけないなぁ 」と思いつつ、

仕方なく全国チェーンのスーパーか生協のお店で魚を買っていました。

ある時、スーパーで どうしようもないぐらい不味いかつおの刺身 を買ってしまい、

次は別のスーパーで買ってみると、これも同様に美味しくない。

これに懲りて、以来 かつおを食べるのはいわきに帰省した時だけにしました。

 

昨年は原発事故の影響で福島県沖の漁業が操業停止になったため、

とうとう一度もかつおを食べずに夏~秋を過ごしましたが、

今年はようやく2年振りに水揚げ。港に活気が戻った様子が報道されました。

 

そのニュースを聞きながら、実家の近所にあった魚屋さんの中を描きました。

自前の皿を持込むと、夕方取りに行くまでにきれいにお刺身を盛り合わせてくれ、

お店の前でかつおのたたきの藁焼きをしたり、冬にはアンコウをつるし切りにしたりするお店でした。

朝、店が開く前でも声をかけるとお弁当用の塩引き鮭を売ってくれたりするので、

良く朝食前にお使いにも出されたものです。

 

母は、浜からリヤカーで引き売りにくる 《目玉さん》 と呼ばれていた小母さんからも魚を買いましたが、

結局何だかかんだと、「ウオヨシさん(屋号)に、行ってくるわ」とひとっ走り。

 

時々、娘たちから 「お母さんは、魚(の鮮度、味)に ちょー厳しい!!」 の指摘を受けてしまうのは、

やはり近所にこういう魚屋さんがふつーにあるのが当たり前な環境で育ってきたからなのでしょうけど、

浜から揚がってすぐの魚介類の味を知っていた私の母(=娘らの祖母)に較べたら、

ずいぶん優しい方じゃないかと思っています。

 

かれこれ埼玉に来て20年超、その間に流通・冷蔵技術が良くなったおかげで、

大規模店でもそんなに以前のような《 明らかに、鮮度ダメダメな魚 》は見かけなくなった気もします。

それでも、田舎に帰るとまず、

「 やっちゃばに寄って、お刺身買って行こう 」

・・・と、なるのです。

 

 

 

(この作品は、公募に出品しました。入選すれば、秋に銀座で展示されます。

全体はB2サイズ。画像は一部です)

 

 

 

 

《使用画材/BBケント紙荒目、カラーインク》

 

 

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2 コメント

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お久しぶりです! (めるもり)
2012-08-03 17:43:56
お魚の絵が本当によく描けてますね~すごい。やっぱり、ホンモノをよく知ってる人が描いたものだな~って感じでリアルです。そういえば、ひぐちさんから、ご実家の魚の美味しさについて、以前伺って、東京の私はカルチャーショックを受けたことがありました。そんな豊かな故郷の、少しでもはやいご復興を、お祈りいたします。
>めるもりさん (ひぐち)
2012-08-22 21:14:06
ご無沙汰しています、コメントありがとう。
お盆に帰省したら、かつおを食べる予定でしたが、
いわきでは珍しい30℃越えの連日にぐったり、魚屋にも行かないまま帰ってきてしまいました;;
今度はお彼岸で墓参りに行った時の戻りかつおを狙います!
にんにく醤油か、生姜醤油でこう、がっつり!!と、ね。

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