「マイマイ新子と千年の魔法」
吉祥寺バウスシアター公開を記念しての
「ドカン!」実演を見てきました。
「ドカン!」=「マイマイ新子」の劇中にも登場する
お米のポン菓子製造機。
私の田舎ではこれを「バクダン」と呼んでいました。
母が米を業者さんの所に持って行き、
一斗入り醤油の空き缶いっぱいに作ってもらってくるのです。
(だから、私自身は作る現場を見たことがありません;;)
食紅の、ほんのりピンク色が差して薄甘い味がついているバクダンを
湯呑茶碗に1杯分が、1回分のおやつでした。
食紅の色が出来上がり全体まんべんなく一色(ひといろ)に付くのではなく、
お米の粒ごとにうっすらとグラデーションがかってかかるのが
桜の花びらのように見えて、なぜか今頃の季節になると
このバクダン(=ポン菓子)のことを良く思い出します。
ちなみに、姉(私より5歳年長)に
このポン菓子の呼称を確認すると やはり、
「バクダン」
おばあちゃん(=姑。私と同郷。昭和ひとケタ生まれ)も、
私が持ち帰った袋を見るなり、
「バクダンじゃないの~。懐かしい。」
埼玉育ち×平成生まれの娘たちは、
「あ、ニンジンだ~」
娘たちの年代には、
駄菓子屋でパッケージされて売っている方が当たり前。
こののネーミング・パッケージコンセプト(笑)、
なかなか秀逸です。
さて、肝心の実演。
前夜にみぞれ~雪となり、
4月とは思えない寒さの真っ白な(!)朝を 迎えた当日。
不思議なことに実演の時間が近付くに連れて
雲が切れ、陽が差してきました。
・・・まさに、「千年の魔法」さながらの空模様。
場所は、吉祥寺エフエフビル前(旧・伊勢丹)のテラス。
テラスの前の段には、まだ雪の塊が残っていました;;
ただいま、準備中。
こちら(↓)が、機械本体。
よく見ると、SL(=蒸気機関車)のギミックが施されています(↓)
これで、セット完了。
左側のレバーを回転させながら、
釜の中の圧力を徐々に上げていきます。
同時に、甘味用のシロップを準備。
圧力が上がり切ったら、ハンマーでレバーを思い切り!!!
下っ腹に響く轟音と白煙(=蒸気)とともに、
レバーがはずれ
籠へポン菓子の出来上がりが飛び出します。
(映画の音は、抑えめになっています)
用意しておいたシロップを手早くからめ、
よく冷ましてから袋に 詰めます。
詰めた袋を、裏返すと・・・
一枚一枚、手で貼って 準備しておいて下さった袋・・・
(↑)のチラシと一緒に、無料配布されました。
右下側にのぞいて いるのは、切り抜くとサイコロが出来る
先着100名様限定のサイコロポストカード。
今回の吉祥寺での上映では、他にも
限定のアイテムが用意されています。
(詳しくは、上映館HPをご参照下さい)
なお、23日(金)には20時30分より、
片渕須直監督と新子の声を演じた福田麻由子さんの
舞台挨拶が 予定されいます。
吉祥寺バウスシアターが、現在首都圏で唯一の上映館です。
まだご覧になっていない方も、ぜひこの機会に
劇場へお出で下さい。
新子と、新子の仲間たちが
まだ見ぬあなたを待っています。