旅山スケッチ

旅と山とスケッチ。
そして、たわいのない出来事、

※ベルギー・グラン・プラスの赤ん坊を抱いた物乞い

2017-08-05 21:48:16 | 
 
 ヴィクトル・ユーゴが、「世界で最も美しい広場」と称賛したグラン・プラス(ベルギー・ブリュッセルの世界遺産。近くに小便小僧とか小便少女の像もある)
たしかに、ゴシックの古い建物にもかかわらず華やかで、それでいて荘厳な雰囲気がその広場を包んでいる。
敷き詰められた石畳に、寝そべっている人たちさえいる。

市庁舎の壁面に、繊細に彫刻された像を見ているときだった。
近づいてきた女性が、何か話しかけてきた。
色は浅黒いが、鼻筋の通ったインド系の人だ。
赤ん坊を抱いている。眼のぱっちりしたこれもインドの子供だとわかる。
その人が、「ありがとう」という日本語を交えながら、カップを差し出した。
反射的に小銭入れを出し中身を見たが、たいしたお金は入っていない。
0.5ユーロのコインは残しておかなければならない。これがないと、トイレに入れない。

物乞いと言えば、ルクセンブルグのノートルダム寺院の前にも二組いた。
一組はうす汚れた大型犬を連れた男性、もう一組は30mほど離れた寺院の入り口に近いところで座っている室内犬を連れた女性。
その犬たちも、アゴを石畳にくっつけ、おとなしく伏せている。
その鼻先には、小さなうつわが置かれている。
丸くなった背中に、人生の哀しみを背負って、茫然と座っている姿を見ると、何とも言えないやるせない気持ちなった。








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