横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

大腸がんとの闘い⑧「保険って必要なのか?」

2022年03月09日 10時19分59秒 | 日記

私も結婚や子供ができたタイミングで医療保険や生命保険を本格的に入ることを検討して自分に必要経費だ、万が一のためだと言い聞かせて加入しましたが・・・独身の頃などは、正直なところ「お金の無駄」という意識の方が強くありがたみを感じることは全くなかったと思います。

実際にかかった費用などを基に保険の必要性について解説しておきたいと思います。

〇疑い有りから入院までにかかった費用

各種検査・外来診察費用として:約12万円

〇入院から手術、退院までの費用

食事代、差額ベット代、パジャマ・タオルレンタル代、手術・入院費用等:約16万円※高額療養制度申請済み

〇退院後の外来診察費用

薬投与代等:1万円

私が、クリニックで疑い有りと説明を受けてから退院後の診察まで高額療養制度の申請を行った状況で約30万円かかりました。

これだけの費用だと「保険に入るより貯蓄しておいた方が利口なのでは?」と思うかもしれません。

ただ私の場合だと12月に告知を受けてから1月中は毎週検査で仕事を10日以上休むことになりました。2月中は手術を受ける関係でほぼ仕事ができていません。3月に入ってからも後遺症の影響で通常の仕事はまだできていません。

会社員の方であれば収入の減少を補填する必要があるのではないでしょうか?

また、ステージⅢ以降であれば退院後に最低6ケ月の抗がん剤を投与する必要があります。抗がん剤は月8万円程度の費用がかかるのが通常です。

抗がん剤の副作用が酷く外出するままならない方も多くいるのが実情です。

そう考えると告知を受けてから抗がん剤投与が完了するまで約9か月間、仕事に支障がでる。収入が減少する怖れがある・・・と考えるのが正解だと思います。

なので結論としては保険は必要です・・・私の個人的考えになりますが、癌と告知されてから家族が生活できるだけの金額、収入の補填がメインとして年収分程度の金額が入る保険金が必要となるのではないでしょうか?

月収が30万円の方であれば300万円~360万円ぐらいの保険金が入る保険への加入をお勧めしたいと思います。

またがんに対する保険に関しては「先進医療」「診断給付金等の一時金」が入る保険が絶対に必要だと断言できます。

<横山専務のコメント>

一度癌になってしまうと、経過観察となってから3年ないし5年を経過するまで医療保険、生命保険に加入することができなくなってしまいます。

お恥ずかしながら告知を受けてから急いで加入している証券をひっぱりだして調べ直しました。

もっと手厚く入っておけば良かったと後悔した・・・というのが正直なところです。

癌の治療も日々新しいものが出てきていますが、健康保険適用前の治療を選択するとなるととてつもない金額がかかりますが、命とお金を天秤にかけるような事態も想定できます。

保険は絶対に入っておいた方が良いと断言できます。

※追記2022年3月16日

保険会社によって「セカンドオピニオン」や協定病院の紹介などを行ってくれるサービス、私が加入していたセコム損害保険「メディコム」では「癌患者家族向け冊子」「癌治療に関する冊子」など各種情報提供を行ってくれており大変参考になりました。

また、私の母親はステージⅣの子宮体癌を患ってから6年が経過しており手術、抗がん剤などの保険診療、転院してうけた保険適用外の治療費で合計1,000万円弱かかっておりますが、保険に加入していたおかげ持ち出しを最小限に抑えた形で対応できています。

自由診療に適用した保険に入っていたため、医師から「緩和ケア」のみを進められた段階から転院の上、治療を続けることができ、また現在癌治療に関して経過観察まで回復することができています。

癌治療も新しいものが次々と登場してきますが世知辛い話、「命をお金で買う」と言い方をしても間違いではないのかもしれません。

私は、家族・・・そしても自分が癌になってみて保険の必要性を実感しています。

 

 


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