一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

原発を全廃した後、若しも電力不足になったら?

2018-02-23 05:10:53 | 日記

ドイツは数年前に原発を全廃した。そして今でも立派に国を動かしている。それではドイツは原発が無くて電力エネルギーが足りているのだろうか。残念ながら電力エネルギーが不足をしているのである。不足している分はどうしているのかと言えばフランスから電力を買っているのだ。ドイツはヨーロッパ大陸にあり、電力が不足していれば何処かの国からお金を支払って電力を購入することが出来る。

一方、日本はどうだろうか。日本は大海の中にある海洋国家である。若しも、電力が不足したら国内で使用している電力の使用制限をしなければならなくなる。東日本大震災の後、一部の地域で計画停電というのを実施した。これと同じことをしなければならなくなるのだ。日本は電力が不足したからと言って海外から電力を購入することは出来ないのである。そのような事態は起きないとも限らない。

また、ドイツでは電力料金がどのようになっているか。簡単に言えばフランスの電力料金の4倍になっているという。フランスは原発を多く稼働しており、フランスで発電する電力の70%以上が原発なのである。フランスは原発に対して厳しい取り組みをしている。審査基準が極めて厳しいと云われているのだ。東電の福島原発の事故の際もフランスから多くの技術者が日本に来ていたという。

日本は今では原発が稼働していない状況で何とかやりくりをしている。この状況は何時までも続くとは限らないのだ。また、今後、電力エネルギーを火力発電に頼り切ることは環境問題で厳しくなるのではないか。炭酸ガスの排出基準を満たせなければ日本は別の方法を考えなくてはいけなくなる。再生可能エネルギーで産業用電力を賄うことは極めて難しい。電力事情を考えると、現在、稼働できる原発を再稼働することが最も適切ではないだろうか。

安全基準は極めて厳しくなっており、これをクリアーした原発は再稼働することが出来る。電力料金を現状に留めるには原発の再稼働が必要になるのではないか。安全性の確保をしっかり行えば原発も再稼働してもおかしくないはずだ。電力不足になることなど誰も考えていないようだが、なった時のことを考えると恐ろしくなる。計画停電を知らない人は是非とも経験して欲しい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 裁量労働制、野党は反対して... | トップ | 韓国はスポーツの国際試合を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事