一言、云いたいね

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中国政府、漢民族との民族同化政策で異民族を抑える

2014-09-20 05:39:19 | 日記

今中国で最も危惧されている問題はチベット族、ウイグル族などの異民族の問題だ。その他にも満州族、蒙古族、朝鮮族の他に雲南省などには少数民族が多く存在している。これらの異民族を取れ入れた中国政府が漢民族を中心とする国家造りが中々うまく進まない。何故うまく進まないのか。それは、極端な民族差別を行っているからだ。民族同化政策は表面的なものであり、宣伝ほど進んではいない。

何処の地区へ行っても漢民族がトップを占め、その他の民族はその下に置かれている。勿論、処遇は漢民族よりも低く扱われる。そして漢民族以外は将来が保障されているわけではない。民族差別が行われている限り、現在の紛争は収まることはない。中国の政府中央は、形だけでも民族同化政策が上手く進むように奨励金を出しているが、漢民族と異民族との間に生まれた子供の扱いでも悩みの種になっている。

漢民族には漢民族の挽歌があると同時に多民族も同じように夫々が独特の文化を持っている。民族文化を守るためには可なりの努力が必要になる。特に民族の違うものが結婚するとしたら、どちらの文化を守ればいいのか。言語でも同じことが言える。政府は漢語を基本とした政策を取っており、他民族の言語は基本的に捨てることを奨励している。従って、民族が持っていた文化が失われてしまうのである。

小生はウイグル地区へ旅行したことがあるが、この地区は元々ウイグル語と言う言葉を持っていた。そして最も重要なのが宗教である。ウイグル族は何百年、何千年に亘ってイスラム教を信仰してきた。この地区ではモスクが多く見られる。当然お祈りの時間もある。漢族とは全く異なるのだ。大体、ウイグル族は西洋人なのだ。漢民族と顔立ち、姿、など殆ど同じもとはない。着ているものも漢民族とは全く異なる。小生の感想は、この民族が何故漢民族と一緒になれるのだろうか、と言う疑問である。

民族同化政策がうまく進むはずはない、と思う。それこそ、ロシア人に中国人を同化させるのと同じである。無理をして民族同化政策を取ったとしても、上手くいくはずがない。嘗てのユーゴスラビアと同じ運命になるのではないか。抑々、漢民族の何処が優れているというのか。

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