ようこのかまど

おいしいからうれしくなるのかな、うれしいからおいしくなるのかな。


第ニの誕生日

2017年11月19日 | Weblog

Der Mensch plant seinen Weg, aber der Herr lenkt seine Schritte.
‭‭Sprüche‬ ‭16:9‬
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

毅然とする

2017年11月14日 | BTCへの道

(体力的には一番キツかろう循環器内科病棟長最終日に約束されていたごほうびタルト)

病棟長の間は、上と上手くやることを意識することで病棟の平和を守ればよかった。
そうやって責務を果たすうちに自然と下はついてきた。
(つまり上にも下にも好きになってもらえばよかった。)

ただ、その結果(そんな理由だけで選ばれるのは本来ではないとは思うけど)
次のCRという役職を(文字通り)期せずして引き受けることになった。
このままじゃいけないことだけは分かってるけど
あまりに他人事だったからまだノープラン。
そんなときにある小さな事件が起きて、私は
“毅然とする”
必要性を初めて気付かされたのである。

Außerdem muss er sich an die zuverlässige Botschaft Gottes halten, so wie sie ihm gelehrt worden ist. Denn nur so kann er die Gemeinde im Glauben festigen und die Gegner von ihrem Irrweg abbringen.
‭‭Titus‬ ‭1:9‬

「神さまはいつも“あなたにとっての”次のステップを用意してくれてるものよ」
大好きな先生の言葉を思い出した。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

psychosomatische Medizinでごわす

2017年11月12日 | 心療内科医
去年は聴くだけだった日本心療内科学会、今年は発表してきました!

(会場は鹿児島の城山観光ホテル!温泉付きの会場って最高じゃないですか…)

今週の睡眠時間を削りに削ってギリギリで作り上げたポスターが一度迷子になるというハプニングにもめげず、なんとか5分前に貼りつけお化粧なんか剥がれたまんまでしたが発表に漕ぎ着けました!
前日あまりに寝ないと凡ミスを犯すということです…反省。そんなに人の集中力ってのは続かない。
でもそんなこんなで本当に、発表できたことだけで万々歳という気持ちがあって
そのせいで変な欲がなかったからか、あまり緊張はせずに伝えたいことを伝えられたかなと思います。
というのも、今回はけっこう聴衆の先生方から反響があって
次の研究に向けてたくさんヒントももらえたのです。嬉しかったなあ。
そして今回は大学院での研究テーマ選びの参考に、という意識で他のポスター発表を聴いていたのですが、どれもけっこう面白く、それぞれのテーマの魅力を感じてしまいました…ほんとに悩ましい!
また、先生たちのいろいろな研究が、小さくても、今まで病棟長として聞いてきた初期研修医の子たちの素朴なつぶやき(患者さんとのコミュニケーションがうまくいかない、とか)への回答のひとつになり得るんじゃないかと思うこととかもあって、来年度への夢が広がったりしました。

(しろくま。鹿児島研修中で会いに来てくれた後輩と分け分け。)

恒例の若手の会ではまた親戚の集まりのごとく近況報告しあったり労いあったり、初めましての先生方と知り合ったりしました。
そのうちの1人の先生がおっしゃったこと。
本当にいい治療ができてる時というのは、本人が自分で考えて答えを見つけ出している。僕らはそれを引き出すために“どう聞くか”。これが技術。逆に、
患者さんにお礼を言われたら「あれ、まだダメだな」と思わなきゃいけないんだよ、と。
(あ!大学院でお世話になる教授もこのまえ似たことをおっしゃっていたし、河合隼雄さんもそんなこと書いてた…)
正直欲しくなっちゃうけどね“ありがとう”ってさ、と話すその先生の秘めたるアツさ…!

同日もうひとつのきらりフレーズはこれですかね:
僕らの治療がうまく行ったときは患者さんの人生が変わる時。時間はかかるけど、これほどドラマチックな仕事はない。

ああ、やっぱり心療内科でよかったんだなと思える出会いがまたひとつ増えた会でした。

(若手の会はたいてい話し込んで食べそびれちゃうので、その前に腹ごしらえ。豚とろの黒豚ラーメン。)

今回のもう1つの進歩としては、日独交流企画にいらしたドイツの先生方3人に勇気を出して質問したこと!
日本よりずっと心療内科がコモンなドイツで活躍されている先生方は、講演もすごくドラマチックで聴いていてウキウキしました。その感想を一生懸命伝えたら、名刺交換してくださいました…(とりあえずそれには医学用語は使わないのでなんとか話せた笑)
とてもフレンドリーな方々でラッキーでした。しっかりこの後に繋げていかねば!ただし今わたしが頼まれるとしたらシンポジウムとかでの通訳になりそうだから、本気でドイツ語勉強し直さないとマズいぞ…

(hikaruyaのモーニング。)

hikaruyaは、2日目の朝にお散歩した甲突川沿いにありました。

ほんとはテイクアウトのパンも買いたかった。

小さな小さなカフェです。

桜並木のある川沿いの遊歩道には

薩摩藩士の面影。
ちょっと背筋がのびました。また明日からがんばろう…
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

引き返せるわけではないのにイジイジする前夜の記録

2017年11月09日 | Weblog

心にグッとくるタイトルの本を紹介されようと過ちを繰り返す私よ。

自分の過ちをふた言で表すならば
後回しと欲張り
だ。

何も不思議なことはない。


*****


というわけで
今回の学会発表の準備もまた
胃がキリキリするほどギリギリ。

いろんな発表日が容赦なく迫ってくる!
全部自分で決定したことではあるけど
発表前夜はそれなりに高ぶる高ぶる。

こういう時は、自分の中にいいイメージを持とうと思う。
例えばおとといの夜、だいじな話をしなくちゃいけなかった。もちろん祈ってくれている人たちを思いながらというのはあるけど、それだけじゃない何か、あたたかいものに包まれて支えられているのを感じて。無事に済んだ時に思わず心の中の対象に「ありがとう!」って語りかけてた。こんなこと初めて。

決定前に悩んで相談したときプレゼントしてもらった言葉を思い出した。
ich werde euch tragen bis ins hohe Alter, bis ihr grau werdet. Ich, der Herr, habe es bisher getan, und ich werde euch auch in Zukunft tragen und retten.
‭‭Jesaja‬ ‭46:4‬
こういうことだったのかも。


そして、スタバもなかなかいいこと言うじゃん。

さて、ポスターをそろそろ印刷屋さんに出さなくては。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

500周年と15周年と自分で引き寄せたまだ見ぬ未来に

2017年10月31日 | Weblog
乾杯!

友人は旅の途中に立ち寄ったクロアチアで見繕ってきたワインを、私はフィンランドのウォッカを持ち寄っておうちごはん。
2時間前に開催が決まった割には首尾よく運んだぞ。

彼女は家に呼ぶ数少ない友人のひとり。
中学一年さいしょの席が隣同士でずっと一緒に居たのに、年に2回くらいしか会わない今の方がずっと色々打ち明けている気がする。
お互い話しても敢えて意見とか言わない。でも帰りには「あした教会、寝坊しないようにね」とか言ってくれたりする。

おかげさまで遅刻しなかった翌朝の礼拝の前奏が、私たちが中高6年間のあいだ毎朝きき続けた301番と気付いた時は、思わずにっこり。

そして今日は、移植カンファのときに近くの教会から267番が聞こえてきて、背筋がのびたり。

馴染みのあるメロディが流れればホッとして、それだけで
さらに確かな足取りで自分の選んだ道を進み続けられるくらい
自分にとって急激な変化とか意外な転換は起きていないように感じる。人に理解してもらえるように伝えるのは難しいことだけど。
それはきっと、ずっと前から培ってきた自分の中に、答えを見つけられたから。
自然な、というのだろうか、そういう意思決定ってどうやって起きてるのかな。

(これに書いてあるのか知らないけど、循環器まわって患者や家族の意思決定に思いを馳せていたときに、ある先生が勧めてくれた本)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ヘルシンキなわけ 〜フィンランド秋旅2017④=最高の夏休みのしめくくり〜

2017年10月25日 | たびたべた

は、たぶんこれ。


トイレしながらここに目が向く心の余裕が生まれるところ。


そのときどきの季節の

美しさを知っているところ。

だいじにしているところ。

それを子どもも大人も一緒に

動物たちだって一緒に

味わいに行くところ。

のびのびしているところ。

曇っていたって

様になるところ。

地元の人も憩うすてきなカフェがあって

美味しいレイパ(パン)があるところ。

だから朝からたっぷり食べちゃうところ。

ラクトースフリーのトナカイパイやサーモンパイに

チーズにヨーグルトにシナモンロール。流行をいち早く取り入れて

ミルクアレルギーの母でもおしゃれなfinnish dinnerまでドキドキせずに楽しませてくれたところ。

空港に、行きも帰りも寄りたくなるビストロがあるところ。

また行こうね、同じ事しに行こうね、

ヘンテコなお寿司だってなんかまた食べたくなるよね…

実家に帰ってお風呂に入って「材料ないよ」と言いながらも作ってくれる母の和食をたべた後、とっておきのワインをあけながら
旅を振り返ってそんなおしゃべりができるところ。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

光、奏でる 〜フィンランド秋旅2017③〜

2017年10月24日 | たびたべた

ここまで、来れた。


空港近くに位置するミュールマキに「陽光」という名の教会があります。
ヘルシンキ3度目にしてやっと上手に近郊列車に乗れるようになりまして、今回はようやく行ってみることになりました。

寒いなか、時間を気にして急ぎ足。
気付くとずんずん逆方向に進んでいたり…

空にすっくとそびえ立って、そんな私たちをも見守ってくれてたのかしら。


シェードが何枚も重ねられたペンダントランプが浮かんでいます。

刻々と光の色や形が変化して

なんだか音楽のようです。

ありがとう、待っててくれて


なんて言いたくなるよな、あったかい場所。
来れてよかった。ほっとした。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ルーネベリタルトごぞんじ? 〜フィンランド秋旅2017②〜

2017年10月23日 | たびたべた

まず目を惹くのは倉庫の赤。スウェーデン国王グスタフ3世に敬意を評して。

石畳と

パステルカラーの家並みがご自慢の

中世の古都ポルヴォーにやってきました。

ヘルシンキからバスでたったの1時間、郊外の車窓は2年前に母とドライブした美瑛や富良野を想起させる素朴な美しさであっという間。

でも、少なくとも秋の低い太陽に照らされたこの街を見るのは

これが最初で最後かな。あ、りんご。

あの木からか。

「我が祖国」の詩人ルーネベリは、故郷であるこの地を愛してやまなかったと。

だって綺麗だもの。
甘いものも大好きだった彼のために奥さんが作ったというこのタルトを食べながら

もう次の(夏)休みの打ち合わせ中です。


来年はせっかく病棟長を終えるのに思いもよらない役が巡ってくるようで
狙うは雪解けの季節か…その時の自分をもはや想像もできないけれど。毎年できてないからきっと大丈夫。
休みの計画は戦略的に
がスローガン。ここは詩的になりえない部分なのです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ラップランドの初雪と 〜フィンランド秋旅2017①〜

2017年10月22日 | たびたべた

(ロヴァニエミ大聖堂)

人生はde-cideの連続であると
よく叫んでおられた高校の英語の先生の声が
最近耳に蘇る。

なるほど、たしかに
重大な主題が次から次へと降り掛かってくる。

ただ、想像していたのと少し違うのは
眠れないほど真剣に悩ましいぞこれはと思って
おふとんに入って夢と現実の間でまで懸命に祈り続けていたはずが
いつの間にか目覚ましが鳴っていたりするところ。

人間関係にせよ、信仰にせよ、キャリアにせよ
しっかり考えて自分の意思で決めなくてはと思うのだけれど
日々に忙殺されて、という言い訳もいらないかもしれない、
とにかく心のどこかで既に何かに委ねている自分を発見する。この習慣はいつからだろう。

思い浮かぶのは夢十夜の運慶の章。
黙々と彫っていると、在るべき姿が現れてくるという。
その与えられた“在るべき姿”を問うてひたすら耳を澄ませるしかないのではないかと
なんとなく今までの経験からそう思ったのだとしても不思議はない。
自分の意思ってなんだっけと思わなくもないけれど
別に虚しくもならない。
“黙々と”待つことは、思考停止ともちょっと違うのだ。

ただ、盲目に彫っていて角度が大幅にズレていたら危ないから
心から信頼できる相談相手が数人居てくれることに感謝。
そしてどんなに澄ませても肝心の耳が詰まって聞き間違えたらどうしようもないから
いい空気を吸って十分な睡眠をとることも必須。ちなみに飛行機で映画みてデトックス…たとえば今回みたくララランドまた観ては性懲りも無く同じシーンで泣くとか、もそれに含まれる。

だから、夏休みがあってよかった。
フィンランドを旅してきました。
はい、またです。
でも秋は初めて。
北極圏も初めて。


*****


ヘルシンキで乗り換えて

この雲の層を抜けたら着陸のつもりでいたら
目的地はこの雲の中にあった。

北極圏の入り口、ロヴァニエミ。

真っ黄色の紅葉や真っ赤な木の実たちが

薄っすらと白い雪を羽織ってそれはそれは美しく

東京から来た私たちだけがはしゃいでいるかと思いきや

お寿司屋さんのお姉さんが最高にウキウキ気分で明かしてくれることには

私たちがロヴァニエミに到着したのは、初雪の降った翌日だったらしい。


(イッタラやマリメッコの食器をふんだんに使った寿司屋)

(体を温める、フィンランドウォッカのカクテル)

(お味噌汁にも意外と合うラップランドチーズ)

サンタクロース村もこの雪景色。

世界中の子どもたちからお手紙が届くこの村の郵便局から、-3℃にはしゃぎ過ぎて特に内容もないハガキを出してみた。
でも札幌も今日が初雪だって。

雪が降って見えなかったのはオーロラ。

ただ、オーロラを待つあいだ焚き火を囲むなど

幸せな時間に変わりはなかった。そして

Arktikumで寝転んでバーチャルオーロラ体験。
次回に備えての予習。


(スタイリッシュすぎる博物館Arktikum)

(プラネタリウムのようなロマンチックさ)

(光を呼び込む廊下と)

(その左右に広がる展示室)

しかしなにより心に残ったのは

26年間出会ったなかで一番大きな虹。
なにかメッセージが、あるのかもしれないし、ないかもしれない。
ただただ綺麗だと思って
そして私は
少し解き放たれていた。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

アンゴスチュラビターズによせて

2017年10月15日 | BTCへの道

劇中に登場するリキュール。
ずっと、どんな味がするんだろうって思ってた。


なりきってみないとわからない。
なりきって、悩め。


*****


ダンスするとき、力を抜くと飛距離が伸びるんですよ。表情もやわらかくなる。病気と闘うときも、おんなじだなって。

辛い段階を今まさに超えようとしている患者さんが
苦しいなかで紡いでくれたことばです。

私が大きな決断に迫られていることを
まるで知っているかのように
やさしかった。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加