月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

11/11~12 タレイアスカンパニー公演 『レッドくんのもくようび』

2017-11-19 23:33:26 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


11/11~12
タレイアスカンパニー公演
『レッドくんのもくようび』

ドイツから来たヨアヒムさんの
ライブペインティング。
ラヴェルやドビュッシーの
音楽にのせて描かれる7つの物語。
まわり一面は暗く、
照明の中に浮かび上がる
透明のキャンバス。
足元には容器に入った
色とりどりの絵の具がずらり。

指ですくい取られた赤い絵の具が
ぽつんとひとつ。
小さな赤い丸のレッドくんが現れた。

音楽に合わせて
時に静かに、時にリズミカルに
指先や筆が動いていく。

バァーン!ザザザザ!
生き物が動き回るような
筆運びの躍動感に
子どもたちから声があがる。

水色で塗られた後に
キャンバスの後ろから
勢いよく霧吹きの水が!
大人も子どもも、あっと驚く。

色や線が、どんどん広がり
重なり混じり
新たな形に変化する。
その動きはのびのびと、
見ていて何とも心地よい。

形が何かに見える。
生き物や、建物や、木や船や。
それを見た子どもの
つぶやきが聞こえ、
指を指す姿も見られる。

心踊り解き放たれたような
気分になる。
見た目を整えることにとらわれない
自由な雰囲気。
描く人、描かれていく様子、
音楽が一体となる。
そして描かれた絵は、
重なり混じり合っていても
なぜか調和している。

その美しさに
心満たされる感覚になった。

絵を描く楽しさが
伝わってくるひとときだった。
それだけでなく、
自由でいながらも調和する
心地よさも感じられた。

そのような体験は、
特に小さな子どもには必要だと思う。
幼児期は、理屈より
感覚を育てる時期。
日々の中で大切にしたいことを、
このような舞台を通して、
絵というジャンルを超えて
伝えられるのではないだろうか。

とはいえ、もちろん
何を感じるのも自由。
そんな自由さが、大人の自分の
心の縛りを解いてくれる
大切なひとときでもあった。
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11月18日(土)のつぶやき

2017-11-19 06:16:32 | 日記等 未分類
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