■[時々更新/医療関連の話題と初老爺Jazz紀行]第Ⅱ章

不条理な社会だけど、時々は肩の力を抜いて、耳を傾けるのも乙なものと思うのですが、・・・日常生活に、好きな音楽をっ!。

■[血圧/血管(路)の話(vol.10) 👉 小児心臓病の話](4)

2016-10-17 08:12:10 | 医療関連の話題
                 お早うございます。


■[心臓奇形は、どんなタイプが・・・]

 動脈管開存の他にも、数種類の大動脈の奇形があります。これらは心臓の奇形ですが、一般には心奇形に含まれています。その中で多いのが「大動脈縮窄症」といって、上半身に行く三管の枝を出した直後のところが部分的に非常に狭くなっている病気です。

 この場合、子どものときから上半身の血圧が高くなり、様々な障害を起こすことになります。稀なのですが、大動脈が完全に切断されてしまった「大動脈離断症」といった病気もあります。

 人間の身体は上手く出来ていて、こういった奇形が生じていても血液は他の血管を通って流れて行き、直ぐに命を失う訳ではありませんが、出来る限り早い時期に手術が必要です。


[心臓奇形のもう一つの種類・・・]

 心臓奇形のもう一つの種類は先天的に弁が狭くなったり、閉じてしまっていたりする病気です。

 弁が狭い奇形の中には、全く症状がなくて、高齢になって歳とともにこの弁に石灰が付着することによって症状が出てくるような病気もあります。

 弁が閉じてしまっている奇形は非常に重症で、中隔欠損など他の奇形も合併しており、多くの場合、手術をしなければ長期の生存は困難です。

 これに対し弁の閉じ方が不完全な「弁閉鎖不全」は先天的奇形では比較的に少なく、三尖弁が変形している「エプスタイン奇形」はその一種です。

 このように弁の狭窄と中隔の欠損が組み合わさった代表的なものが「ファロー四徴症」と言われる病気です。
大きな心室中隔欠損と、肺動脈弁の狭窄、または弁の下の筋肉の張り出したための狭窄、或いはその両方の狭窄があり、大動脈が右心室の両方に跨って出ていて、それらの結果として右心室の壁が非常に分厚くなっている病気です。

 ファロー四徴症にもいろいろなタイプがあります。最も重症なものは、肺動脈が完全に閉鎖していて、肺動脈へは大動脈からの「側副血行」と言われる大小の異常な血管を通って血液が流れています。

 この場合は酸素の含量の少ない黒っぽい血液、つまり身体から戻ってきた静脈血が、肺から心臓に戻ってきた動脈血に大量に混ざってそのまま身体へ流れ出ていくことになるので「チアノーゼ」という皮膚が紫色になる症状が出るのが普通です。

 こうした状態が長く続くと手足の指先が太くなって、太鼓のバチのような形になってきます。昔はこういった子どもたちをよく見かけましたが、今では早い時期に手術をしますので、比較的少なくなりました。

 大動脈と肺動脈の心室からの出方が完全に入れ替わって、左心室から肺動脈が、右心室から大動脈が出ている「両大血管転位症」、大動脈と肺動脈の両方が右の心室が出ている「両大血管右室起始症」、大動脈と肺動脈が一本になっている「総動脈幹症」といった病気があります。


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■[時々更新/初老爺のジャズ紀行と医療関連の話題](第1章)は、

     コチラ ☆☆☆ からご訪問を頂けます。

 本日の記事は、[特編 : 腎臓/尿管(路)結石 👉 膀胱炎について](6) となっています。

 覗いて頂ければ嬉しい限りです。   お待ちを致しております。


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