冬桃ブログ

日常雑記です。

神戸の旅 クレーの迷宮からハーブ園へ

2015年10月20日 | 雑記
 神戸一泊旅行。
 前に神戸へ行ったのは、もう10年くらい前だったかなあ。
 ここの中華街は規模が小さいのに、華僑歴史博物館が
あることに感動したものだ。(横浜にこそあってほしい)

 今回の目的は兵庫県立美術館へ「だれにも ないしょ」
というタイトルのパウル・クレー展を観に行くこと。
 クレーの絵が110点あまりも展示されている。

 美術に明るいわけではないのだが、NHKの「日曜美術館」で
クレーの「墓地」というこの絵にすっかり魅せられた。
 いま、どうしても書きたいと思っていることと
この絵が、オーバーラップして、頭から離れなくなったのだ。
 番組の解説者として出演してらしたクレー研究の第一人者、
前田富士男先生の解説も「もっと聴きたい!」と思う内容だった。

 


 その後、兵庫県立美術館でおおがかりなクレー展があると知り
さらに前田先生の講演もあるというので、よし、行こう! と決心。
 昔、画家のマリー・ローランサンを主人公に「恋を追う女」
という小説を書いたことがあり、クレーと同時代の画家の
資料をあれこれ読んだことなども思い出して……。

 で、「一緒に行かない?」と誘ったのは、こともあろうに
前田先生の奥様、梢さん。
 前田先生とは面識がなかったのだが、梢さんとは数年来のつきあい。
 彼女は早くから山谷や寿町でボランティアをしておられ、
私とも寿町で知り合った。
 夫自慢など一度もしたことがなく、気さくで楽しい友人である。
「夫の講演? そういえば一度も聴いたことないわね」
 という彼女を引っ張って、神戸へ。

 京都に住む若い友人が、新神戸の駅へ車で迎えに来てくれた。
 足腰に問題を抱えたおばさん二人は大感謝!

 広くて、方向音痴には迷路のような兵庫県立美術館へ。




 まずは館内のミュージアムホールで前田先生の講演を聴く。
 先着230名ということだったが、たちまち満席。

 前田先生のお話は多岐に渡り、自然界(植物など)が示す
コード(記号)やコミュニケーションの話から始まり、
秘密や暗示のコードに満ちたクレーの絵へと移っていく。
 谷川俊太郎の詩や西東三鬼の俳句まで登場。
 クレーの絵は色や形をオーバーラップさせることで
「思いがけない謎」を生み出していることが多い。
 でもそれは、観る者が自由に、それぞれの「答え」を
出して良いのだという結論だったので、ほっとした。

 講演が終わり、何人もの人が前田先生と話したくて
並んでおられるところへ、梢さんの先導で割り込み記念写真。


 
 
 展覧会場へ移り、110点もの作品を、私もそれぞれ、
自分なりの思いをオーバーラップさせながら、ゆっくりと鑑賞。

 宿泊は梢さんの神戸の友人が推薦してくださった
ホテルケーニヒスクローネ。
 パンやスィーツで有名な店のホテル。



 「まあ、外国へ来たみたい!」と、梢さんが声を上げたが
街中のプチ・ヨーロッパという外観。
 ウェルカムティーやスィーツ、ウェルカムスパークリングワイン
まで一階のカフェでくつろぎながらいただき、こじんまりした
居心地の良い部屋へ。
 お値段はシティーホテルとビジネスホテルの中間くらいだが
私達はすっかり気に入った。

 夕食は「神戸だからお肉ね」というわけで、
近くのステーキ店へ。

 京都から来てくれた若い友人、彼女の神戸在住の幼馴染み
そして私達と、女4人で、話が弾む、弾む。
 京都の友人のお母さんは、数年前に亡くなったが、
文壇や芸能界とも付き合いがあった霊能者。
 私も滋賀や奈良のお寺へよく連れていっていただいた。
 そんな思い出話から、この夜の話題もスピリチュアルな方向へ。
 最後は「人が生きるとは、死ぬとは、神の存在とは」
というところにまで及び、この続きは横浜で、
という約束をして、お開きに。

 翌日も快晴。
 帰る前にもうひとつくらい観ていきましょうというので
新神戸の駅そばにある布引ハーブ園へ。

 青空と緑に映える赤いケーブルカーに乗って。



 神戸の街を一望。



 ハーブがいっぱいの山上へ。



 そういえば、ハロウィンですねえ。



 なんだか、クレーの絵を思い出す。



 おばさんたちにはハーブの足湯もありがたい。



 下山して、お昼をいただき、神戸在住の親友と語らっていくという
梢さんを残し、先にひとり、横浜へ。
 一泊二日というあわただしさではあったが、
カルチャー、食欲、交流、癒しと、欲張りに満たした旅でした。



 


 
 



 















布引ハーブ園
http://www.kobeherb.com/
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