東芝が14日迄の発表を予定している2016年4~12月期決算を巡り
発表に向けた社内の調整が難航していることが分かった。
米原発子会社ウェスチングハウス(WH)で浮上した内部統制上の問題
の調査について、日米の監査法人などの意見が分かれ、調整に時間が
かかっているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170309-00000015-asahi-bus_all
東芝は先月14日、WH経営幹部が部下に「不適切な圧力」をかけ、決算
に影響が出た可能性あるとして同日予定していた決算発表を最長1カ月
延期した。現在、外部の弁護士を交えて調査を進めているが、WH幹部の
言動をどこまで不適切と認定するかなどについて、東芝側、WH側双方の
弁護士や監査法人の間で意見の相違があるという。
今月14日までに決算発表ができるかどうかについて社内では、現時点で
「五分五分」(幹部)の見方も出ている。東芝広報は「期限までの決算発表
を予定している」としている。
子会社(WH)が孫会社を約200億で買収した結果、親会社である東芝が
1兆円相当の損失を被る。日本企業が外国企業をM&Aする場合、この様
な事例は、反面教師になります。
子会社の意思決定(買収)を非見える化、マネジメントを怠ったツケは余り
に大きい・・・。何とか、決算3/14間に合わせよう!
さて、日経平均は5日ぶりに反発し、64円高の19318円の大引けでした。
(出来高 概算15.9億株の薄商いでした。)
今朝方のNY市場が、小幅下落。でもADP雇用報告は、予想を上回る大き
な伸びを示し、週末の雇用統計発表前にFOMC利上げが確実視された格好
から円相場が114円台と、自律反発と相まって、小幅上昇して終了しました。
日経平均は5日ぶりに反発し、25日線上にあり、ボリンジャーバンド25日線
~+1σレンジで、上放れる素地ができた格好です。
注目NY市場、ドラギECB総裁の記者会見からEU市場が堅調となり、小動き
から小幅上昇のスタート。底堅い終了となりそうです。
明日の日経平均、週末でもSQ通過のアクが取れ、続伸にチャレンジです。