東芝は、14日に予定していた2016年4月~12月期決算の開示を再延期
する。監査法人との調整が難航しており、関東財務局に決算報告の期日延長
を近く申請する。複数の関係筋が明らかにした。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6233011
当初の2月14日の開示予定からすでに1カ月遅れており、当局の承認が得ら
れなければ上場廃止になりかねない重大局面に直面する。
関係筋によると、東芝は当局と開示期日延長に向け協議に入った。監査法人
との調整が難航し、承認が得られていないためで、延長が認められなければ、
14日から8営業日以内に当たる27日までに四半期報告書を提出できないと、
上場廃止になる。
2月14日に決算を発表する予定だったが、米原発子会社ウエスチングハウス・
エレクトリック(WH)で内部管理をめぐり不正があったとして監査法人が調査に
入る必要が出てきたため、開示を1カ月遅らせた。
金融商品取引法に基づき、上場会社に提出が義務付けられている四半期報告
書は、各四半期終了後45日以内に提出しなければならず、2月14日が第3四
半期の報告書を提出する期限だった。
東芝は2015年にも、四半期報告書の提出を2度延期している。
東芝は「コメントを差し控える」(広報部)としている。
今回、延期が承認されるのか、前科があるだけに関東財務局も「2度はない。」
と判断するのか、また、東証取引所も、3/27迄に四半期報告書を未提出なら
上場廃止と決断するのか、余断を許さない。
関係会社含めて19万人の社員やステークホルダー、また、国策民営での原発
事故処理など、社会/経済的影響を考えると、国益にかなうジャッジがされると
思いたい。
さて、日経平均は3日続伸し、29円高の19633円の大引けでした。
(出来高 概算14.7億株の薄商いでした。)
週末のNY市場が、小幅上昇したが、先週末の上昇の反動もあり、利益確定の
売りスタート。ただ、押し目も入り切り返すとプラス圏に浮上、小幅上昇で終了。
日経平均は3日続伸し、25日線上にあり、ボリンジャーバンドは+1σ~+2σ
レンジで、上放れるトリガー待ちの状態です。
注目NY市場、3/15のFOMCを控えて、小動きのスタート。それでも底堅い
終了となりそうです。
明日の日経平均、4日続伸にチャレンジする為替の追い風がほしいところ。