
2月第1週は、1/Eから燻り続けたギリシャ、ポルトガルなどの財政赤字拡大や
信用不安が、週末に噴出。リスク回避の動きが強まり、円高 及び ドル高の進行が
見られました。
NY市場も、週末に欧州から飛び火したドル高、株安の流れに加え、雇用統計では
非農業部門雇用者数が、市場予想を下回る改善となり、NYダウが1万ドルを割る
場面もあったが、下値での押し目買いが入り反発し、1万ドル台をキープした。
リスク回避の動きは、商品市況(原油、金)にも波及、軟調な終了となりました。
日経平均は、週前半は、押し目買いが入るも、週末にかけギリシャ、ポルトガルの
財政不安からリスク回避。トヨタのリコール問題も重石となり、週末に急落。結局、
日経平均は、1週間で140円(約1.4%)下落の10057円の大引けでした。
また、G7は、昨日閉幕し、カナダのフレアティ財務相は、「世界経済の確固たる
回復基調はまだ見えない。」 として、景気刺激策の継続を表明しました。
2/8週の主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週末に、バンク−バ−五輪開催(〜2/28)と中国の春節祭(旧正月)休みがある。
週初は、NY市場の下値模索からの小幅反発もあり、日経平均のリバウンドも期待
できそう。また、第3四半期決算発表を受け、業績回復や上方修正する銘柄も散見
され、下値は限られると思う。でも、為替の円高シフトが懸念材料と言ったところ。
また、欧州の財政問題/米国の新金融規制案などの進展に気配りが必要である。
トヨタのブレーキ・リコール宣言で、引き続きアク抜けに注目である。
2月第2週(2/8〜2/12)日経平均のレンジは、9900円〜10350円程度を
想定しています。
1.2月第2週(2/8〜2/12)主なイベントと予定
2/8
日本 12月国際収支
日本 1月景気ウォッチャー調査(内閣府)予定
日本 日本海洋掘削、日本配合飼料、カネカ、三菱マテリアル、日本製鋼所
VTH、三井住友FG、決算
米 CVSケアマーク、ハートフォード、エレクトロニック・アーツ
2/9
日本 1月工作機械受注
PS三菱、マクドナルドH、堺化学工業、トーヨーカネツ、JT、日産
京成電鉄 決算
米 国債入札 3年債、440億ドル
独 1月消費者物価
英 12月貿易収支
米 コカ・コーラ、ウォルト・ディズニー、バイオジェン
NYSEEユーロネクスト 各決算
ス UBS 決算
2/10
日本 12月機械受注(船舶・電力除く民需) (予想、前月比+8.0%)
日本 1月企業物価指数速報(日銀)
日本 鹿島建設、大和ハウス工業、キリンH、森永乳業、大幸薬品、スカパー
JSAT ブックオフ、東洋エンジニア、GSユアサ、日立造船、GMO各決算
米 12月貿易収支 (予想、−355億ドル)
米 1月財政収支 (予想、−700億ドル)
米 国債入札 10年債、250億ドル
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 講演(金融危機について)
中 1月中国貿易収支
英 12月鉱工業生産
英 中銀四半期インフレ報告
米 プルデンシャル 決算
2/11
日本 建国記念日(休場)
米 1月小売売上高 (予想、+0.3%、コア(除く自動車)+0.4%)
米 12月企業在庫
米 米週間新規失業保険申請件数
米 国債入札 30年債、160億ドル
豪 1月雇用統計
EU EU首脳会議
米 ペプシコ 決算
ス クレディ・スイス 決算
2/12
日本 1月消費動向調査(内閣府)
日本 SQ日
日本 三井松島、日本甜菜製糖、エスエス製薬、アース製薬、井関農機、第一
精工、木村化工機、アルバック、中央化学、三井住友海上、楽天、各決算
米 2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報 (予想、75.0)
EU 第4四半期ユーロ圏GDP
印 インド休場
ブ ブラジル(リオ・カーニバル 〜2/16)
世 バンクーバー五輪開幕(カナダ、〜2/28)
2/13
中国 春節祭、上海、深セン 各休場(〜2/19)
香港 春節祭 休場 (〜2/16)
2.NY市場、為替/債券 結果(2/5)
NY市場は、雇用統計で相場が乱高下した後、米株や商品市況が大幅安となり、
リスク回避色が強まった。
ドル円は88円台、ユーロドルは1.35台まで下落する動きをみせた。
注目の雇用統計は、非農業部門雇用者数が2万人減と市場予想の1.5万人増には
届かなかった。一方、失業率は9.7%と予想および前回の10.0%から大きく改善。
米株先物が明確な方向性を示さずに振幅、為替市場も神経質に乱高下した。
ドル円は89円近辺まで急落した後は、89.90レベルまでショートカバー。その後は
緩やかに89円台半ばへ戻す動き。クロス円も同様に振幅、ユーロ円は122円割れ
となった後、123円台前半へと反発。122円台での揉み合いに移行した。
しかし、今週全般の水準から見ると、引き続きドル高・円高水準での取引に終始。
依然としてリスク回避色が払拭できない相場状況だった。
G7についてはこれまでの報道以上のものは出ていなかった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=61924
米国債利回り
2年債 0.763(-0.040)
10年債 3.564(-0.042)
30年債 4.517(-0.033)
5日NY債券市場は、各期間で利回りが低下、国債へ逃避買い需要が強まった。
米雇用統計で非農業部門雇用者数が2万人減となり、予想の1.5万人増には届か
なかった。一方、失業率は予想外に9.7%へと低下したことで債券市場の反応は
混乱した。
10年債利回り3.57%レベルから一気に3.64%レベルへ急上昇する場面があった。
しかし、その後はNY株式市場や商品市況が一時大幅安となったことで米国債への
逃避買い需要が強まり、ダウ平均が170ドル安となる時には3.535%台まで10年債
利回りが低下した。引き続き、ポルトガルなどユーロ圏の財政問題がリスク資産を
圧縮させた。
取引終盤にかけては急速に株式市況が回復し、プラスに転じたことで3.56%台まで
利回りは上昇した。ただ、前日終値水準は回復できず、市場のトーンは引き続き
逃避買いが優勢だった。
2−10年債利回り格差は280.1bpと前日の280.4bpとほぼ変わらずだった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=61921
3.NY株式市場(2/5)結果
NY株式
ダウ平均 10012.23(+10.05 +0.10%)
S&P500 1066.19( +3.08 +0.29%)
ナスダック 2141.12(+15.69 +0.74%)
CME日経平均 9995 (大証比:-65 -0.66%)
出来高(億株)
NYSE 15.63
ナスダック 28.42
5日のNY株式市場は、ダウ平均10.05高の10012.23と1万ドルの大台を回復した。
また、S&P500は3.08高の1066.19、ハイテク中心のナスダックは15.69高2141.12。
上昇率はナスダックの0.74%高が目立っていた。
市場に注目された1月米雇用統計は非農業部門雇用者数が2万人減と、市場予想
より弱い結果となる一方、失業率は9.7%と予想10.0%から大きく低下した。この
まちまちの数字に、米株先物は方向感に欠ける反応だった。
NY株式市場が始まり、序盤は気迷いが強かったが、次第に売りが優勢になった。
引き続きギリシャ、ポルトガルなど欧州各国の財政問題がリスク回避の動きを
強めた。
ダウ平均は170ドル近く下げ、9800ドル台で取引される場面もあった。
ただ、引けにかけてハイテク中心のナスダック指数がまず上げに転じ、S&P500や
ダウ平均もプラス圏を回復して引けた。今週は下げがきつかっただけにバーゲン
ハンティングも入った模様。
個別では、シスコ、マイクロソフトなどハイテク系が買われたほか、バンカメには
見直し買いも入った。資源系のアルコアにも押し目買いが入った。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=61922
4.NY市場、原油先物3月限、金先物4月限 (2/5)各結果
NY原油先物3月限(WTI)
1バレル=71.19(-1.95 -2.67%)
5日NY原油先物は前日比1.95ドル安の71.19で通常取引を終えた。米雇用統計は
非農業部門雇用者数が2万人減と予想の1.5万人増より悪化、一方で、失業率は
9.7%と前回の10%から改善。米株先物やドル相場は方向感なく振幅、原油先物も
前日終値周辺で神経質に振れた。
しかし、NY株式市場が軟調に始まるとユーロドルが1.35台に急落するなどドル買い
強まった。原油先物も一気に69.50レベルまで下落した。その後は次第に下げ渋り
となり、71ドル台まで戻した。ただ、序盤からの下げを消すには至らなかった。
今週はリスク資産を縮小する動きが継続した。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=61916
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=1052.80(-10.20 -0.96%)
5日NY金先物は前日比10.20安の1052.80で通常取引を終了した。米雇用統計の
発表時には前日終値周辺で方向感の定まらない振幅を示したが、NY株式市場が
次第に下げ幅を拡大すると一気に1044.50ドルまで下落。2009年11月上旬以来の
安値水準となった。
今週は欧州の財政赤字が懸念されドル高が進行、金相場にも売り圧力が続いた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=61909
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