小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

何もない庭

2013-01-31 | ガーデニング

陽射しが少し高く、日照時間もわずかに長く、ガラス越しの陽射しは柔らかく、さすがに立春が近づいた兆しを感じますが、
やはり春の幕開けはこの厳しい寒さを乗り越えてこそ実感できるものなのでしょうか。

雪が降り、そして積り、庭に下りることもこのお正月以来、ほとんどなかったように思います。わずかに庭に色を添えていた
パンジーもストックの花も、寒さに身を屈めてしまっています。

久しぶりに庭に下りてみました。あまりにも小さいので、エアコンの室外機の下で枯れずに済んでいる姫ツルソバが健気に
花を咲かせていました。


フクジュソウの芽も確認できました。
クリスマスローズの蕾がふっくらと地からのぞいています。

命を繋ぐために、この寒さをじっと耐えている生きものが、この小さな庭で、春の光をもとめて息づいているけなげさに、
なにか私も力をもらったような、そんな気持ちになりました。

明日から2月「春はもうすぐ!」

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大山街道ウォーク第1回(赤坂御門 ~ 三軒茶屋)

2013-01-23 | 街道歩き

旧道の面影が残る大山道をスタート地点から歩いて大山の頂上を目指そうと、2013年のウォーキングの目標を、
仲間と昨年の暮れに決めていました。

江戸時代に関東地方の各地から相模国大山の阿夫利神社への参拝者が通った古道を大山街道と呼んでいますが、
各地からのルートは多く、どのルートを歩いて大山に辿るかは意見がでたところでしたが、一番ポピュラーな赤坂御門
から国道246号線を西へとるコースを選び、一昨日スタートを切りました。寄り道をしながら1年かけて歩く予定です。

第1回は赤坂見付駅を下り、赤坂御門から、青山通り(国道246号線)を渋谷まで、渋谷から三軒茶屋まで玉川通りの
およそ8キロを歩きました。

スタート地点赤坂御門は、平河町交差点手前にあり、見上げれば、ニュースでも話題になった、通称「赤プリ」赤坂プリ
ンスホテルの解体工事ジャッキダウンの様子を真上に見ることができました。

 大寒の朝、お堀にもうっすら氷が張っていました。
赤坂御門を見てまもなく、豊川稲荷にも立ち寄りました。
当初大山街道南側の大岡越前守下屋敷内に祀られていたものが、この地に移転したそうです。


豊川稲荷から道路を隔てて旧道「牛鳴坂」に入ります。荷牛が悲鳴を上げるほど急傾斜だったと道標に書かれて
いました。


都心に近い青山通りは、交通量も多く喧騒としていますが、広い歩道で安心して歩くことができ、久しぶりの都会に、
あっちキョロキョロこっちキョロキョロ、楽しいウォーキングとなりました。
この表参道の一角にあるレストランで、ビジネスマンとおしゃれな若者たちに混じって、ちょっと雰囲気が異なった
おばさん集団は、イタリアンランチと美味しい珈琲でさらに元気をつけ、渋谷に向け歩きだしました。

宮益坂御嶽神社は高いビルに囲まれるように急勾配の石段の先にあり、お昼休みの人で賑わう宮益坂、いつも
人が溢れている渋谷駅前の交差点、道玄坂と渋谷を通り抜けます。ここから246号線は玉川通りと呼びます。


道玄坂を登りきって目黒川に向けて下りる大坂は、大山街道最大の難所と言われ、旧道にその道標が残されて
いました。


大坂を下ったところに上目黒氷川神社があり、都会のなかの神社は境内が狭いのも土地柄、納得のいくものですが、
どこもきれいにお掃除が行き届いていました。
歩く頭上は、高架の首都高が走り大きな圧迫感があります。都会の主幹道路として止むことのない交通網、
つい大地震の時はと思ってしまいます。


池尻大橋を渡った旧道沿いにも、池尻稲荷神社があり、この境内の井戸は、江戸の時代、赤坂御門からこの
池尻までの道筋には飲用水がなく、往来の人がみな頼りにしていたと記録が残っていました。


間もなく第1回目の終点三軒茶屋駅に到着、世田谷方面の旧道と桜新町方面の新道の分岐に大山街道の道標が
残されていました。

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今冬の山茶花

2013-01-14 | ガーデニング

厳しい寒さに、パンジーの花もうなだれてじっと寒さに耐えているように見える庭先も、サザンカの花だけは勢いを
つけてきました。まるでこの寒さをさらに力にしているようにも見えます。

ですが、今冬はどうも山茶花が咲き出したのが遅いように思います。私の記憶違いも考えられるのですが、毎年
年があけると、山茶花の生垣には花びらがだいぶ落ちて、まず掃き掃除が日課になるのですが、今冬はまだあ
まり花弁が落ちていません。

「焚き火だ叩き火だ 落ち葉焚き」の山茶花の童謡の歌詞からも、もう少し早く初冬の頃が山茶花の盛りだったような
気がします。
やはり、厳しい寒さと言いながらも、温暖化による気候変動は身近な植物にも見られるのかとも思いました。



ところで、今朝からすごい勢いで、ここ横浜でも雪が降り始め、すでに山茶花には重く圧し掛かっています。
山茶花にやってくるメジロも、どこかでこの雪に戸惑っていることでしょう。

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2013年おみくじを引く

2013-01-07 | 日常

お正月三が日が終わり、家族がそれぞれ戻り、また2人だけの日常が戻ってきました。
そこで主婦を畳み、初詣のハシゴに繰り出したのですが・・・。

まず、云十年ぶりかの柴又帝釈天に、本殿も境内も思ったより混雑はしていませんでした。
ただ、草団子屋さんが並ぶ参道だけは前に進むのもたいへんなほどの人出でしたが。

初詣の楽しみは、「今年の運勢は如何に」とおみくじで運気を占う運だめし、一喜一憂して、納得したり、ショゲて
みたり、歳はとっても毎年、神頼みによるところに変わりはないのですが、今年は見放されたかと思いました。

まず、柴又帝釈天で「凶」、その足で浅草寺へ、もう夕暮れ迫り、本堂と五重塔は煌々とライトアップされていました。





で、おみくじを引けばここでも「凶」、さすがに落ち込みました。連れはその時「大吉」だったそうで、あまりの私の
意気消沈に、それを言うのさえ憚ってしまったそうです。
取り敢えずこの2枚は、「凶の出た人は観音さまのご加護を願い、境内の指定場所に結んで、ご縁つなぎをして
ください」と書かれていたので結んできました。

翌日、いつもの初詣「鎌倉鶴岡八幡宮」へ、


参道途中の甘味やさんの店先には「大凶がでたら、おしるこ1杯無料」なんて
書かれていて、もしや私はここでおしるこを食べることになるのではと思ったりもしました。


「あぁー、神様のご慈悲を」そして、ここでは「吉」を。
結果、おみくじを3枚も引いた意味はと問われると???人間とは弱いものです!としか答えられないのですが。

鶴岡八幡宮では、凶とでたおみくじの場合は、「凶みくじ納め箱」が境内に設置されていました。
そこにこんなことが書かれていました。


「おみくじは人の進むべき道と、大切な教えを示してくれる、神様からの大切な「お言葉」です。内容をよく読み、
自身をしっかり見つめ直しましょう。
「吉凶」は巡り巡ります。開運を祈り、吉運を引き寄せ、心を強くして力強く毎日を過ごしましょう。」

凶を引いたことで、なんと謙虚にこの言葉が心に沁みるのでしょう。年頭の心構え、これで行きます。

鶴岡八幡宮の大鳥居がシルエットとなった夕暮れ、冷たく澄んだ空気を頬に感じながら2013年がスタートしたことを
やっと実感したのでした。ヤレヤレ

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遅ればせながら、今年もよろしく!

2013-01-05 | 日常

新年明けましておめでとうございます。
普段は夫婦2人だけの静かな日常で、主婦も半分卒業しているつもりでいたのですが、やはり年末・年始は主婦1年分の
凝縮でもあるかのようにフル稼業となりました。

お正月には、義母や子供達と家族が揃い、久しぶりに賑やかな3が日を過ごしました。
我家お正月恒例の「男子が握るお寿司」は、長男不在のため夫と次男がキッチンに入りました。男子3人入ると狭く感じた
キッチンも今年は広く感じ、その握るお寿司の行程さえ余裕を感じるほどでした。

お寿司のネタもそれぞれの好みを優先に、握りづらいネタ(タコなど)は握らないと、注文したお寿司も寿司職人次第という、
握り寿司の完成となりました。


ともあれ、家族健康で迎えたお正月に感謝して、2013年のスタートをお祝いしました。
どうぞ、今年も気まぐれなブログにお付き合いいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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