≪建物情報≫
住所:横浜市港南区 建築名:O様邸新築工事
敷地面積:172㎡(52坪) 種類:木造在来工法2階建て 延べ床面積:137㎡(41坪)
設計:緒形シゲルアトリエ 施工:松下工務店
今回は、建物が丈夫になる最重要ポイントの基礎工事についてリポートいたします。
基礎工事前に、前もって地盤調査(スウェーデン式サウンディング)を行った結果、
地耐力が十分な土地であったため、べた基礎とすることで、主だった地盤改良は
行わずに、第3者による地盤保証をとることができました。
STEP1 水盛り・遣り方
水盛り・遣り方とは、建物の外周部から、約50~100センチ程離した所に木杭を差し込み、レーザーレベルなどを使い、GLから50~70センチ上がった場所で平行に、9センチ程の幅の貫き板と呼ばれる板で、建物の周りに囲いを作ることです。建物の配置を、貫き板の部分に移し印を出します。非常に重要な作業です。
STEP2 掘削(根切り)工事
根切り工事とは、外周部を内部よりも掘り下げて、鉄筋や生コンクリートの量を多く入れて、外周部をより強固にしようという目的があります。
今回は約1.5Mの深基礎もあります。
STEP3 砕石敷き込み
砕石工事は掘削工事完了後、基礎内部に通常15cm砕石を敷き込み、基礎が沈まないよう十分にプレート及びランマーで転圧を行い、住宅基礎に必要な地耐力を出します。材料は40-0砕石を使用します。
STEP4 防湿シート・捨てコン工事
捨てコンは砕石の上に土壌処理を行い、防湿シートを敷き込み、主に外周部に生コンクリートを打設します。厚さは3~5センチ程の厚さです。強度を出すためではなく、住宅の外周部や内周部に墨出しを行い、正確に配筋等の施工するための補助的工事です。 防湿シートの目的は、地面から上がる湿気を、住宅に上がらない用にするものです。また、シロアリの予防もできます。
STEP5 外周枠組・配筋
まず、外周の仮枠を先行して、組んでいきます。
次に、ベース配筋(スラブ筋)を、組んでいきます。13mmの鉄筋を200㎜(今回は、補強のため、16㎜主筋でダブルに配筋にし、補強する箇所もあります。)間隔に丁寧に組んでいきます。また、ジョイント部分(鉄筋の連結部分)は鉄筋の太さの40倍の長さ(13mmの場合52cm以上)重ねます。さらに、ベース筋の下にスペーサー(サイコロ)を入れて、被り厚を確保します。
さらに、立ち上がり鉄筋(立て筋)も組んでいきます。10mmから13mmの鉄筋を20cm間隔に組んでいきます。今回は主筋に16㎜を使用しています。
pointは、土台や柱の立つ部分に鉄筋を入れること。建物の角のジョイントとなる処に、同じ太さのコーナ鉄筋を入れること。立て筋のジョイント部分に、ジョイント鉄筋を入れること。等です。
ダブル配筋の様子
前もって水道配管を建物外から建物内に配管しておきます。
STEP6 配筋検査
住宅瑕疵担保履行法によって新築工事については、建設会社は10年間保証する制度が義務付けられております。松下工務店でも当然、住宅保証機構による保険に加入しております。
第3者による1回目の検査は、基礎配筋時に行います。
写真は検査中の様子です。
STEP7 生コンクリート打設 ベース・立ち上がり
まず、ベースに生コンを打設します。厚みは150㎜~200㎜が一般的です。今回は170㎜打設しました。
その次に内周部の仮枠を行い、立上りに生コンを打設します。幅は150㎜。今回はGLより355㎜立ち上げました。
STEP8 完成→土台据え
養生期間を経て基礎工事が完成です。
次に、上棟前に土台を据えていきます。今回は基礎パッキンによる通風を確保します。
次回は、上棟工事についてレポートしたいと思います。お楽しみに。
松下工務店のホームページ
住所:横浜市港南区 建築名:O様邸新築工事
敷地面積:172㎡(52坪) 種類:木造在来工法2階建て 延べ床面積:137㎡(41坪)
設計:緒形シゲルアトリエ 施工:松下工務店
今回は、建物が丈夫になる最重要ポイントの基礎工事についてリポートいたします。
基礎工事前に、前もって地盤調査(スウェーデン式サウンディング)を行った結果、
地耐力が十分な土地であったため、べた基礎とすることで、主だった地盤改良は
行わずに、第3者による地盤保証をとることができました。
STEP1 水盛り・遣り方
水盛り・遣り方とは、建物の外周部から、約50~100センチ程離した所に木杭を差し込み、レーザーレベルなどを使い、GLから50~70センチ上がった場所で平行に、9センチ程の幅の貫き板と呼ばれる板で、建物の周りに囲いを作ることです。建物の配置を、貫き板の部分に移し印を出します。非常に重要な作業です。
STEP2 掘削(根切り)工事
根切り工事とは、外周部を内部よりも掘り下げて、鉄筋や生コンクリートの量を多く入れて、外周部をより強固にしようという目的があります。
今回は約1.5Mの深基礎もあります。
STEP3 砕石敷き込み
砕石工事は掘削工事完了後、基礎内部に通常15cm砕石を敷き込み、基礎が沈まないよう十分にプレート及びランマーで転圧を行い、住宅基礎に必要な地耐力を出します。材料は40-0砕石を使用します。
STEP4 防湿シート・捨てコン工事
捨てコンは砕石の上に土壌処理を行い、防湿シートを敷き込み、主に外周部に生コンクリートを打設します。厚さは3~5センチ程の厚さです。強度を出すためではなく、住宅の外周部や内周部に墨出しを行い、正確に配筋等の施工するための補助的工事です。 防湿シートの目的は、地面から上がる湿気を、住宅に上がらない用にするものです。また、シロアリの予防もできます。
STEP5 外周枠組・配筋
まず、外周の仮枠を先行して、組んでいきます。
次に、ベース配筋(スラブ筋)を、組んでいきます。13mmの鉄筋を200㎜(今回は、補強のため、16㎜主筋でダブルに配筋にし、補強する箇所もあります。)間隔に丁寧に組んでいきます。また、ジョイント部分(鉄筋の連結部分)は鉄筋の太さの40倍の長さ(13mmの場合52cm以上)重ねます。さらに、ベース筋の下にスペーサー(サイコロ)を入れて、被り厚を確保します。
さらに、立ち上がり鉄筋(立て筋)も組んでいきます。10mmから13mmの鉄筋を20cm間隔に組んでいきます。今回は主筋に16㎜を使用しています。
pointは、土台や柱の立つ部分に鉄筋を入れること。建物の角のジョイントとなる処に、同じ太さのコーナ鉄筋を入れること。立て筋のジョイント部分に、ジョイント鉄筋を入れること。等です。
ダブル配筋の様子
前もって水道配管を建物外から建物内に配管しておきます。
STEP6 配筋検査
住宅瑕疵担保履行法によって新築工事については、建設会社は10年間保証する制度が義務付けられております。松下工務店でも当然、住宅保証機構による保険に加入しております。
第3者による1回目の検査は、基礎配筋時に行います。
写真は検査中の様子です。
STEP7 生コンクリート打設 ベース・立ち上がり
まず、ベースに生コンを打設します。厚みは150㎜~200㎜が一般的です。今回は170㎜打設しました。
その次に内周部の仮枠を行い、立上りに生コンを打設します。幅は150㎜。今回はGLより355㎜立ち上げました。
STEP8 完成→土台据え
養生期間を経て基礎工事が完成です。
次に、上棟前に土台を据えていきます。今回は基礎パッキンによる通風を確保します。
次回は、上棟工事についてレポートしたいと思います。お楽しみに。
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