mixi からの移設ブログ
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. 10/19 付けの記事・「[sci][edu][scicom] 「本音で語る“大学とは何か”」アンケート」にて、皆さんに以下の設問でアンケートを行いました。これに関するまとめを以て、サイエンスアゴラに関する総括をひとまず一段落としたいと思います。

. 問いの内容は、以下でした。
.
<ここから>

問1;
. 現在の大学での教育や研究は、社会に伝わっていると思いますか?
. 大学や各種研究機関にご在籍の方は、その立場からご自身の成果が社会に還元なり理解なりされているか否かに関しての率直な実感をお知らせください。
. 大学をすでにご卒業で、社会に出てご活躍の皆さん(一般企業に在籍して企業活動をなさっている方々を想定しています)は、大学がいったい何をしているところなのかに関して、率直なイメージをお寄せください。

問2;
. 学部卒業者、大学院出身者(修士号、博士号の取得者のみならず、それぞれの課程の中退者も含む)には、どんな可能性があると思いますか。また、どのようなことを期待していますか?
. 肯定的なものに限らず、ご意見をお寄せください。「こいつら、使えねーよw」的なものも歓迎します。その際、その論拠となるお考えを、可能な限り詳しく述べていただけると有難いです。

問3;
. 皆さんが今受験生だとしたら、どんな大学に行きたいですか?
. 希望するプログラムや習得できる能力として、どのようなものを期待しているでしょうか? 皆さん一人一人が、何を期待してどのような大学に行きたいかをご自由に述べていただければと思います。
. 前提条件としては、自分が高校生だったころを想定していただいても結構ですし、いま再受験するならという前提でも結構です。その他、ご意見の立場を明示した上で、自由に論じていただければと思います。

<ここまで>

. 上記のアンケートには、全部で7人の方にお答えを頂きました。
. ご協力を頂いた方々には、こころから感謝します。
. 全文を転載するのは気が退ける上、そこから傾向を論じるには余りに不十分な分量のデータしか集められなかったので、控えることにします。
. ただ、無理にまとめると、以下のような感じです。
. 問1:“大学は社会に出るための箔付け”というご意見が目立ちました。
. 問2:各人各様で傾向無し。
. 問3:全ての方にお答えいただけなかったですが、薬学卒など専門職の方からの「出身大学と同じがよい」、私立大出身者からの「私立理系でなく国立大学が良い」というご意見が印象に残りました。

. 言い出しっぺの僕からも、自分なりの答えを記しておきます。

問1:
. 自分の背景からして自明な答えという感もありますが、伝わっている部分とそうでない部分があると思います。
. 大学はそれなりに人を育て、それぞれの大学なりの建学理念に大なり小なり沿って教育活動をしていると思います。大学によって、生み出す人材の色味は様々ですが、4年制学部(一部は6年制)を卒業して社会に出た人材には、有能な方々が多数いると思います。
. しかし、研究活動に注力している大学は残念ながら一部であり、それは大学の性格や人材の偏り、大学間の競争などの観点から仕方のないところもあると思います。それでも、地域貢献という観点からは、教育のみならず研究活動にも注力する必要や意義のある場合が多々あり得るとも思います。そこは、特に地方大学における今後の課題だと思います。

問2:
. 僕は、以下のような認識を持っています。

・学部卒=「問題を自分で発見し、他人の力を適切に借りつつも、基本的には自分で調べて何とか解決出来る人」
・修士卒=「問題を自分で発見し、基本的には問題解決方法の習得も自力で行いつつ、自分で調べて解決できる人」
・博士卒=「問題を自分で発見し、問題解決法習得から解決、知識体系の構築や組織化まで、基本的には全て独力で出来る人」

. 上記の第三者に付随して、人材や物品の管理能力がついでに身に付くというのが本来普通でしょう。そうした能力を水平展開すれば、多様な分野で活躍できるための潜在能力として活用できて、多様な形で開花することもあるでしょう。知的体系の組織化や構築が出来ると云うことは、取りも直さず“専門外であっても、相手の土俵で堂々と相撲が取れる”ということであり、専門性の獲得というのは本来そういうものを内包していると思います。

問3:
. 身もフタもないことを云いますが、大学院教育は、部分的には OJT(労働を通じた実践教育)の側面があると思います。現状の大学院はその意味で、多くの大学院生にとって「肩書きと業績のために、お金を払って働く場所」になっていると思います。
. そうした労働の対価は、給与という形のみならず、社会進出の可能性や社会との相互作用、能力の獲得と開発も含まれるべきであると思います。そうしたことが実感できるような学部教育や大学院教育を受けさせてくれる大学、ないしは学部、学科、研究室に入れることを強く望みます。
. そのための試験として、大学入試があるとしたら、目標も明確になって、入学することそれ自体の自己目的化(東大や京大、各地の医学部などで古今顕著ですが...)もなくなるのではないか...と思います。


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