横ちゃんのきまま日記

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超要約、Obesity Code②

2017年07月15日 | 日記
長尾 周格先生のFB投稿より

超要約、Obesity Code②

逆にたくさん食べるとどうなるか。たくさん食べると体重は増加するが、代謝も上がり、通常の食事に戻ると体重は速やかに元に戻る。体には体重を一定に保つようなサーモスタットのような働きがあり、これは生体恒常性によるものと考えられる。

第3章、肥満の新しい考え方
肥満はカロリー摂取とカロリー消費のバランスが崩れるために起こるのではない。カロリー摂取は脳下垂体の摂食中枢で自動的に調整されている。脳下垂体は、食欲のコントロールによって摂取カロリーを厳密に調整し、また代謝を変化させることによって消費カロリーも厳密に調整している。この調整機能に影響を与えているのはホルモンであり、特に肥満に密接に関係しているホルモンは、インスリンである。事実、肥満者は痩せている人よりも空腹時インスリン分泌が多く、また摂食時の追加インスリン分泌も多い。肥満とインスリン分泌量は密接に関係しているのだから、インスリン分泌をコントロールすることこそ、ダイエットの本質である。
インスリンが肥満ホルモンであるのなら、インスリンを投与すれば投与しただけ誰であっても太ることになる。そしてこれは、まさに真実である。逆にインスリンが分泌されなくなれば、どんな人間でもやせ細っていく。インスリンがたくさん分泌されるようになるのはなぜか。それは「インスリン抵抗性」が起こるから。インスリン抵抗性(インスリン耐性)はなぜ生じるのか。それはインスリンが大量に、かつ持続的に分泌し続けるからである。
コルチゾールもまた、肥満ホルモンである。コルチゾールは肝臓で糖新生を亢進することで血糖値を上げる。このためインスリンが追加分泌され、肥満が起こる。コルチゾールはストレスに反応して放出されるホルモンであり、ストレスの原因として最も多いのが、睡眠不足である。
インスリンは血糖値を低下させるホルモンであり、血糖値を大きく上昇させるのは糖質である。だから糖質を控え、タンパク質と脂質をたくさん摂れば、インスリン分泌を抑えることができ、効果的に痩せられると考えた人は昔からいた。このコンセプトで1972年に出版された「アトキンス博士のダイエット革命」は、アメリカで爆発的にヒットした。これは実際に有効であることが臨床研究によって証明され、糖質制限が一躍注目されるようになった。しかし長期研究では他のダイエット同様、アトキンスダイエットでもリバウンドが起こることが証明され、ブームは過ぎ去ったかに思われた。そもそも栄養学界が糖質制限に批判的な理由に、アジアの糖質摂取と肥満の関係があった。アメリカやイギリスと日本はほぼ同じ量の糖質を摂取していて、中国はさらに多くの糖質を摂取しているにもかかわらず、日本や特に中国では、肥満が極めて少ない。しかしこれは、砂糖の摂取量で比較すると一目瞭然で、日本はアメリカの半分で、中国に至っては極めて少ない。これがチャイナパラドックスとして知られる、日本や中国で肥満が少ない本当の理由である。糖質量そのものではなく砂糖の摂取量が肥満と関係するのである。

つづく
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