所作(踊りですね)です。あんまり出ません。
江戸荒事の典型キャラクター、曽我五郎(そが ごろう)の踊りです。
荒っぽい言動が売りものの曽我五郎にしてはめずらしく、廓でキレイなお姉さんに会いに行くシーンという踊りで、色男ぶりも見せてちょっと軟派です。
五郎が会いに行くのは「化粧坂(けはいさか)の少将」。
なぜ遊女が「少将」なんて男らしい名前かというと、これは鎌倉時代、というか正確には平安末期の時代設定ですが、当時の「遊女」は、没落した貴族の娘やその女房たちがなったのです。というわけでたいへん教養レベルも高く、プライドも高く、お金があっても社会的ステイタスのない男は相手にされませんでした。
東国の新興大名やその近臣たちから金をしぼりとる存在ですよ(笑)。
で、「昔は身分が高かった」ということを強調するために、当時の遊女は女官の官位風の名前を付けたのです。
女官の官位名、「紫式部」の「式部」とか「清少納言」の「少納言」とかですよ。そんなかんじで「化粧坂の少将」です。
「化粧坂(けわいざか)」は鎌倉のそばにある、当時大きな遊郭があった場所ですよ。
てまあこんなの知らなくても踊り見るには問題ありませんが。
「曽我物語」でも「五郎」と「少将」は恋人同士で、歌舞伎作品でもこの設定は必ず踏襲されますので、会いに行くこと自体は変ではないのですが、
こういう「恋人と会いにいくのでるんるん」みたいな場面だけを取り上げることはあまりない、ということです。
なので後半は立ちまわり仕立てになります。下回りの役者さんが延々と五郎に打ちかかって、それをあしらうという展開ですよ。
そんな具合で、華やかなかんじで。
「曽我もの」全体についての解説は、
=こちら=へ
=索引に戻る=
江戸荒事の典型キャラクター、曽我五郎(そが ごろう)の踊りです。
荒っぽい言動が売りものの曽我五郎にしてはめずらしく、廓でキレイなお姉さんに会いに行くシーンという踊りで、色男ぶりも見せてちょっと軟派です。
五郎が会いに行くのは「化粧坂(けはいさか)の少将」。
なぜ遊女が「少将」なんて男らしい名前かというと、これは鎌倉時代、というか正確には平安末期の時代設定ですが、当時の「遊女」は、没落した貴族の娘やその女房たちがなったのです。というわけでたいへん教養レベルも高く、プライドも高く、お金があっても社会的ステイタスのない男は相手にされませんでした。
東国の新興大名やその近臣たちから金をしぼりとる存在ですよ(笑)。
で、「昔は身分が高かった」ということを強調するために、当時の遊女は女官の官位風の名前を付けたのです。
女官の官位名、「紫式部」の「式部」とか「清少納言」の「少納言」とかですよ。そんなかんじで「化粧坂の少将」です。
「化粧坂(けわいざか)」は鎌倉のそばにある、当時大きな遊郭があった場所ですよ。
てまあこんなの知らなくても踊り見るには問題ありませんが。
「曽我物語」でも「五郎」と「少将」は恋人同士で、歌舞伎作品でもこの設定は必ず踏襲されますので、会いに行くこと自体は変ではないのですが、
こういう「恋人と会いにいくのでるんるん」みたいな場面だけを取り上げることはあまりない、ということです。
なので後半は立ちまわり仕立てになります。下回りの役者さんが延々と五郎に打ちかかって、それをあしらうという展開ですよ。
そんな具合で、華やかなかんじで。
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