歌舞伎見物のお供

歌舞伎、文楽の諸作品の解説です。これ読んで見に行けば、どなたでも混乱なく見られる、はず、です。

「弁天娘女男白浪」べんてんむすめ めおのしらなみ

2013年03月23日 | 歌舞伎
急ぐとき用の3分あらすじは=こちら=になります。

「白浪五人男(しらなみ ごにんおとこ)」というタイトルでも有名です。

ここでは、非常によく出る「浜松屋(はままつや)」と「勢揃い」の場面の説明を書きます。前後の説明も多少書きます。

「白浪(波)」というのは昔中国に、「白波賊(しらなみぞく)」という職業盗賊集団がいて白波谷という谷に住んでいました。
ので、ドロボウのことを「白浪(波)」と呼ぶのです。
「ドロボウ五人男」です。って書くとかっこよくないです。
泥棒、というか悪人が主人公の創作物を一般に「白浪もの」と言います。

原題は「青砥稿花紅彩絵」(あおとぞうし はなのにしきえ)といいます。
普通に考えてこうは読めませんが、意味は合っているところが原作者の「河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ)」のセンスいいところです。

もともとはかなり長いお芝居で、後半に「青砥藤綱(あおと ふじつな)」というお役人が出て来ます。
このかたは鎌倉時代の実在の人物です。下の方に詳しく書いときます。
このお芝居の中では大岡越前みたいな役柄で出てきて、最後に全てのゴタゴタを裁いて丸く収めてくれます。
という部分が現行上演まったく出ないので、今はこの原題は用いられません。読めないし。
代わりに「弁天娘」というわかりやすい単語が入っていて最高にキャッチーな今のタイトルが使われています。

ただ、古い方のこのタイトルも、当時の江戸のあぶなっかしくも華やかな言葉遊びの雰囲気がよく伝わってくるので、
ちょっとここで味わっていってください。せっかくだし。

で、この「浜松屋」は、長いお芝居の本当に一部をちょんと切って見せている舞台なのですが、
短すぎて、むしろ前後の事情をまったく無視しても楽しめる、気楽な状態なのです。

では流れを書きます。

浜松屋は、江戸の大きな呉服屋さんです。番頭さんや手代(従業員)もたくさんいますよ。
キレイなお嬢様が、家来に連れられてやってきます。
お嬢様は大きな武家屋敷の娘さんです。このたびご婚礼が決まったので、衣装を買い整えに「浜松屋」さんにやってきました。
一緒にいるのはお供のお侍です。
高級な反物をイッキに何疋も買ってくださる上に、今後もひいきにしてくれるかもしれない上客ですよ。
お店をあげて一生懸命もてなします。商品もたくさん並べて見せます。

と、
お嬢様が、半襟に使う赤い端切れを万引きします。
この、買ってもたいした値段じゃない「端切れ」を盗むところが、なんかリアルです。シシュンキの女子高生みたいです。
お年頃でお嫁入り直前という設定にもリアリティーを感じます。

そしてやはり、不安定な年頃のムスメはいつの時代も要注意だったらしく、番頭さんが気をつけていて、万引きに気付きます。
怒る店員たち。
が、これはワナだったのです。
お嬢様は、ヨソの店で買った商品を一度こそっと浜松屋の商品に混ぜ、
それを、わざと万引き風にフトコロに入れたのです。
ちゃんと端切れにはライバル店の「符牒(ふちょう、お店のブランドタグです)」もついていて、
買った時の「勘定書(かんじょうがき、お金後払いの請求書)」も持っています。

しかしお店の従業員たちは、キレイなお嬢様の万引きという弱みをにぎったので、ムダに興奮してよってたかって叩き、
お嬢様の額に傷を付けてしまっていました。
もうすぐお嫁入りなのに!!
家来のお侍が、このままでは、お付きで来た自分が責任をとって腹を切らなくてはならないと怒り出します。
叩いたお前らのせいだ。もういっそここにいる全員を道連れに斬っちゃうぞ!!
途中から登場してお嬢様を叩くのを止めに入っていた若旦那があやまっても聞きません。
けっきょく、店の主人も出てきて、最後、おわびに100両出すことでカタがつきかけるのですが、

そこに、たまたま客に来ていた他のお侍が、奥から出てきて見ています。
そしてお嬢様が男だと見破ります。みんなびっくり!!

ふたりは、最近有名なならず者5人組の一味で、最初から強請りにきていたのです。
お嬢様が「弁天小僧(べんてんこぞう)」、お侍は「南郷力丸(なんごう りきまる)」です。
バレたので弁天小僧は、もうこんな苦しい格好はしてられないと、どんどん服を脱いでいきます。
男だからいいと言ってもやってることはストリップです。目にやり場に困ります。もっとやれ。

ここで、有名な弁天小僧の「知らざあ言って聞かせましょう」の、自己紹介のセリフになります。
南郷のセリフも、ジミですがかっこいいですよ。

チナミに五人男の残りの3人はけっこうお侍っぽいヒトたちです。
赤星十三郎(あかぼし じゅうざぶろう)はお小姓あがりだし、忠信利平(ただのぶ りへえ)は完全にお侍です。
ボスの日本駄右衛門(にほん だえもん)ももちろんです。
弁天は孤児で、子供の頃からグレていたスレっからしです。南郷は漁師あがりのならずもの。無頼派です。

ある意味5人の中でいちばんガラの悪いふたりが、武家のお嬢様とお侍に化けるところが面白いのですが、
そういう意味でのおもしろさは現行上演ではわかりにくいです。

で、いろいろゴネるのですが、小金(二十両)もらって二人はあきらめて帰ります。
このへんは絵的なあざとさやおもしろさを楽しむところです。

花道で二人がいろいろ楽しいやりとりをするところも楽しいですが、もちろん3階席からは見えません。
声は聞こえますのでだまって座って見る。見えなくても。
どうやっても見えねえですから、席で立ち上がるのはやめるのです。ちゃんと声だけで楽しめるようになっています。
一応見えないかたのために何やっているのか書くと、

・お金(20両)を半分こにします。
・ならず者なのでギャンブル好きなので、数えず、てきとうにふたつに分けて好きな方を取りますよ。一方9両、一方11両、数えて分けろよ。
チナミに一両は6万〜6万5千円くらいです。
=江戸時代の貨幣価値=

・さらに、お侍やお嬢様の衣装は堅苦しいので途中で脱いだのですが、これが重いのです。刀とか緞子の帯とか。
これをどっちが持つかでモメて、「坊主代わり」にします。
道で「坊主」に会ったら交代するのです。
「坊主頭の人」は、いわゆる「お坊さん」以外にも、隠居して半出家したかたとか、茶人とか俳諧師とかあんまさんとか乞食坊主とか、
当時はけっこういたので出会う確率は高かったのです。

で、坊主(盲のあんまさん)がやってきたり、途中で引き返したり、またやってくるのを弁天に見えないように南郷が隠したり、
そういう笑えることをいろいろやっていますよ。
見たい方は高い席に。

さて、弁天小僧たちを見破って、追い返したお侍はみんなに感謝され、
その日は泊まっていくことになります。

「浜松屋」の場面はここまでです。

このお侍が、じつは弁天たち評判の盗賊集団「白波五人男」の首領、「日本駄右衛門」(にっぽん だえもん)なのです。
ふたりは途中でそれに気付くので、あまりゴネずに途中で帰ります。
というか、現行上演、「途中でボスに気付く」演出が多いですが、
実際はこれらの一連の流れが全て策略で、こうやってお店のものを信用させ、日本駄右衛門がその夜、浜松屋に泊まる、というのが本来の設定です。
この日本駄右衛門の手引きで、夜、残りの4人が浜松屋に押し入るのです。

この、先に誰かが店のものを信用させて中に入り、そいつの手引きで仲間が押し入る、というのは
当時の盗賊の常套手段だったようです。
この作品よりも、今は出ない「夢結蝶鳥追 ゆめむすぶ ちょうにとりおい(雪駄直し)」なんかが、
この「手引」という趣向の使い方ではよくできているのですが、
出ない作品の話してもしかたありません(書くな)。


このあと、現行上演だとすぐに「稲瀬川(いなせがわ)勢揃いの場」になります。
ストーリー的にはまったくつながりませんが、
まあ「いろいろあって重なった悪事がばれてついに捕り手に追いつめられた五人男」ということでおおざっぱに理解しておけばよかろうと思います。
いちおう下に、何があったか書きます。

地名が「稲瀬川」なのは、「大川(墨田川)」とかの地名を当時は使っちゃいけなかったからです。
ここは鎌倉、時代は鎌倉時代、という設定です。

五人男が華やかな衣装で順番に花道から出てきます。
衣装ですが、似たデザインですが全部違います。それぞれのキャラクターを表現していて楽しいです。

「名乗り」になり、五人が順番に名乗ります。もちろんただ名前を言うだけではなく、簡単な来歴やキャラクター的な特徴をかっこいい文章で言います。
おそらく聞き取れないと思いますが、雰囲気をたのしんでください。

五人は逃げているところですから、捕り手のみなさんが打ちかかってきます。
いろいろ立ち回りがあります。
それぞれがバラバラに逃げることになります。
実際には逃げるところまでは出さず、戦いながら「引っ張りの見得」で幕になります。

「ストーリーとしてのオチはどこにあるのか」とか聞いてはいけません。あくまで「長いお話の一部」です。

さて、「名乗り」がたぶん聞き取れないと思うので、5人のキャラクターの印象がカブると思います。
簡単な紹介を書きます。

あと、五人男は先行歌舞伎の諸作品の有名キャラクターたちのオマージュだと思うので、
名前のもじりかたからしておそらく原型これだろ、というのも上げておきます。
実在の人物のモデルじゃなく、作品上のオマージュです。黙阿弥はこういう「遊び」が好きだったようです。

・日本駄右衛門 (にっぽん だえもん)
首領、いかにも「ドン」というかんじの骨太の役なので、さすがに他の役とは区別が付きやすいと思います。
モデル→間違いなく石川五右衛門。
通しで出すと最後の段、鎌倉星合寺の楼門で、石川五右衛門そっくりの衣装とポーズでそれっぽいセリフを言います。

・弁天小僧菊之助 (べんてんこぞう きくのすけ)
弁天小僧は女装シーンのインパクトが強いので女性的なイメージがありますが、
現行上演出ない、お話の前半部分では、若侍に化けてお姫様をたぶらかしてエッチしているので、決して女っぽいキャラクターではありません。
むしろ顔だけキレイな不良少年が面白がって女装しているような印象です。
むしろ女形(おんながたと読むのよ)の役者さんから出て、はっきり同性愛のニオイがするのは、お小姓上がりの美星年、赤星十三(あかぼし じゅうざ)のほうです。
モデル→これはオリジナルです。制作エピソードもありますが割愛します。

・南郷力丸(なんごう りきまる)
もとは漁師だった荒くれ者です。無頼派、というか武闘派です。
こう、浜松屋の場面でお侍に化けていたのがバレて、お侍の衣装を脱いだあたり以降に、そういう荒くれたというか、すさんだ感じが出ると味わいがあっていいと思うのですが、
なかなか難しいようです。
以前団十郎さん(十二代目)がなさったとき、花道をフトコロ手で歩く写真を見て「こんなのが前から歩いてきたら絶対よけるよな」と思いました。
そういう「男臭い迫力」が欲しい役です。首領の日本駄右衛門とは違う、即物的な「おっかなさ」というか。
モデル→ たぶんですが、「国姓爺合戦」の和籐内(わとうない)です。
名前は全然違いますが、漁師上がりという点と、通しで出すと虎の皮をかぶっての立ち回りの場面がありますので、たぶんそうかと思います。

・赤星十三郎 (あかぼし じゅうざぶろう)
武家のお小姓でした。名のあるお屋敷のお小姓ですから家柄はいいです。大人になったら侍頭とかになるかんじです。
お家の重宝盗難の責任を取らされて浪人。いろいろあって死のうとしますが、
忠信利平(ただのぶ りへい)に止められて盗賊の仲間になります。
いいとこのボンボンらしいおっとり感と、前髪のお小姓らしい色気がある役です。
モデル→白井権八(しらい ごんぱち)。
上方で事件を起こして江戸に逃げてきた実在の人物です。
何人も人を殺して物取りをしたので捕まって獄門になりましたが、美少年だったのでお芝居のネタになりました。
鈴ヶ森(すずがもり)」、「其小唄夢吉原A(そのこうた ゆめもよしわら)」などで有名です。

・忠信利平 (ただのぶ りへい)
もとはお侍です。赤星十三郎の家来筋でしたので、そんなに身分は高くないです。
もともとは忠義ひとすじだったようなかたです。前半で切腹しようとする赤星を止めるあたりくらいしか見せ場がありません。
モデル→源九郎忠信(げんくろう ただのぶ)。
「義経千本桜」などに出てくる、義経の家来です。

というかんじです。


ところで、舞台になっている場所なのですが、今もお花見スポットになっている日本橋そばだと思いがちですが、
じっさいはもう少し上流の「向島三囲土手(むこうじま みめぐりどて)」と呼ばれたへんのようです。
吾妻橋より上流、向島百花園までのへんです。
じっさい古地図を見ても桜の絵が描いてあるのはこのへんだけです。
ここは江戸のかなり北になって荒川との合流点に近く、逃げるのにも都合がいいので、
よく考えたら地理的にも理屈にあっています。

昔は五人は船で川のほうから上がってきたという設定で、花道ではなく舞台上の土手のうしろから上がってきたものらしいです。
舞台演出で言えば、当然花道から来たほうが露出も多くて派手だと思うのですが、
実際はその様子を見ることができなくても、「船からかっこよく上がってきて土手をかけのぼってくる」という動きが、いかにも江戸の街で暴れる侠客らしくてイケていたのでしょう。
今はもちろん花道をかっこよく来ていただくのがいちばんです。


さて、
↓一応「浜松屋」と「勢揃い」の間と後に何があったか書きます。
あと、正式タイトルの由来である「青砥藤綱(あおと ふじつな)」というかたについても一応書きます。
めんどくさいかたは読まなくても大丈夫です。

五人男は、日本駄右衛門の策略で、その夜浜松屋に押し入って主人に「金を出せ」というわけですが、
いろいろのやりとりのうちに、弁天小僧が昔迷子になった浜松屋の実の息子だということがわかります。
しかも、現、浜松屋の息子の「宗之助(そうのすけ)」くんが、昔生き別れた日本駄右衛門の息子だったのです。

当時は捨て子はともかく、養子はものすごく普通だったので、思いがけないヒトと実は親子、兄弟、という設定にリアリティーがあり、
作劇的には頻出テクニックです。
現代人の感覚だと「わけねえじゃん」ですが、当時は「アリ」だったのです。

というわけでおたがい息子を困らせるにしのびない主人と日本駄右衛門。
駄右衛門は金を取らずに去り、浜松屋は通報せず、五人男に晴れ着の衣装を与えます。
この衣装は、日本駄右衛門が少し前に浜松屋に注文しておいたものです。

今は出ませんが、「浜松屋」のシーンの冒頭で、使いのものが「頼んでいた衣装はできたか」と聞きにきて、あとで取りにくると言って帰る場面があります。
このとき店員たちが「派手な衣装といい、取りに来たやつの風体といい、うさん臭いやつらだ」というようなやりとりをします。
ちょっと店内がイヤな雰囲気になります。もっとマトモな客は来ないのか!!
というその直後に、いい家の花のようなお嬢様が登場するので対比がすばらしいのです。
しかも、そのお嬢様がじつは弁天小僧で、さっきのうさん臭いやつらの仲間なのです。あざとい設定です。
という部分は今はもう出ません。

話は戻って、いろいろ話してお互い別れるときに、最後に二人が
「子は三界の首かせじゃなあ(こは、さんがいの くびかせじゃなあ)」と言います。
いいセリフですが聞いても意味わからないかたが多いようです。
子供を思う気持ちは、三界(ここでは、前世、今生、来世の3つの世界)に渡って自分の行動のさまたげになる。
これも愛ゆえだが、ほんとうに難儀なことだ、
くらいの意味です。一応書いておきます。

というのがあって、やっぱりバレて追っ手はかかって、「勢揃い」のシーンです。
イキナリ派手な衣装で出るのは、五人男があらかじめ注文していたものを浜松屋の主人が渡したのです。演出上派手にするためのでたらめではありません。

このあとどうなるかというと、
5人はバラバラに逃げます。日本駄右衛門は鎌倉の「極楽寺(ごくらくじ)」の山門に隠れています。
大きい格式の高いお寺の門というのは柱が4本あって、上の方はちゃんと部屋になっているので、
住もうと思えば住めるのです。
桜満開の極楽寺の門の欄干に立って、石川五右衛門そっくりのセリフをいうシーンがあります。

さて、現行上演じゃ関係ないのでお芝居には出てこないのですが、
通しで出すとこのお芝居は「胡蝶の香炉(胡蝶の こうろ)」というのが重要アイテムになっています。
とある武家のお屋敷のお家騒動の中で、家宝のこの香炉が盗まれます(定番展開)。盗んだのは弁天小僧です。

お屋敷に恩がある浜松屋さんはこの香炉を探しています。

弁天小僧はそれを知って、父親の浜松屋に香炉を届けたいを思っているのですが、
すでに追っ手がかかっているので身動きがとれません。
極楽寺の大屋根の上で捕り手と立ち回りをしながら、香炉を下の川に落としてしまいます。

ここに、急に「青砥藤綱(あおと ふじつな)」さんが出てきます。

「青砥藤綱」は実在の人物で、鎌倉時代の有名なお役人です(なので烏帽子姿です)。
このお話も、思いっきり途中が江戸世話ものになりますが、設定はじつは、表向き鎌倉時代です。
「江戸の街に盗賊がいて大活躍」、みたいなお芝居は、風紀上出してはいけなかったのです。
なので、舞台設定も表向きは鎌倉なので、鎌倉時代の青砥藤綱が出てきても変ではないのです。
さて、
この藤綱が川を渡っているときに家来が十文落としました。
十文ははした金ですから捨てておけばよさそうですが、藤綱は五十文払ってたいまつを買い、その明かりで十文を探し出しました。
十文のために五十文使う、一見四十文のムダ使いですが、
川に沈んだままなら死んだ金です。天下のお金を十文と言えども捨てるわけにはいかない。
使った五十文は市井に流通したので生きたお金です、拾いあげた十文も、また使えます。
天下の大局を見れば、目先四十文の赤字に見えることが、じつは全然損ではないのです。

という、これは史実、または史実とされているエピソードです。
江戸時代は有名でした。
なので、このエピソードをふまえて、
「藤綱が川の中のお金を探させていたら、偶然胡蝶の香炉も見つけた」という場面がお芝居の最後の部分に出てきます。
モトネタ知らないと意味わからない展開です。
最近通し上演も増えたようなので書いてみました。

今は通しで出しても、このへんで終わります。
極楽寺の屋根の上で捕り手に追い詰められた弁天小僧が、立ち腹を切るところがラストになると思います。

全部出すと、最後は全員が死んだり捕まったりして、青砥藤綱がお家騒動も含めた全てのごたごたを丸く収める展開になるはずですが、
そのへんはもう絶対、出ません。
そういうかんじです。

そのうち余力があったら通し上演での前半の説明も書きます。

=50音索引に戻る=
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5 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-01-11 16:01:12
日本左衛門(浜島庄兵)がモデルですよ・・・
Unknown (通りすがりの者)
2009-08-26 14:45:16
「白波」ではなく「白浪」です。
歌舞伎の外題も「弁天娘女男白浪」ですので
お間違えなく。
助かります(^o^)丿 (美舞伎)
2011-05-08 23:43:40
分かり易くて、楽しくて、素晴らしい解説に、思わず声に出して笑ってしまいました!
実は、明日、解説頂いた3演目を松竹歌舞伎座に見に行く歌舞伎初心者です。
これで、何倍も楽しめます。
ありがとうございました。
Unknown (通っています)
2013-04-13 11:20:17
いつもわかりやすく書いていただきとても助かっています。
今回もこちらを拝見するようになってから
歌舞伎の楽しさがより一層わかるようになり、
いまではすっかりはまってしまいました。
一方的で申し訳ありませんが、これからも楽しみにしております。
どうぞ今後の演目もよろしくお願いいたします。
いつも有難うございますU+2661 (由美子)
2016-01-23 21:06:11
先日新橋演舞場で、海老蔵さんの「弁天小僧」を拝見してきました。
この出し物は、菊五郎さんや菊之助さんのものを拝見していましたので、
敢えてこちらのサイトの助けがなくても分かってるわ〜!と予備知識
無しに出かけて行ったのですが、、、
最後に出てきた「青砥〜さんて何者?何が落ちていたって???」と
釈然としない終わり方でしたので、またまたお助けマンのブログを
覗いてみました。
解説を読ませていただき、良く分かりました。
やっぱり歌舞伎見物の 前に読んでいくべきでした〜!!
いつも歌舞伎が何倍も楽しめる深・面白い解説を、有り難うございます。

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